2016年05月12日

Anderson .Paak『Venice』

既にその才能を垣間見られる1stアルバム☆Anderson .Paak『Venice』
Venice
発表年:2014年
ez的ジャンル:西海岸Hip-Hop/R&B
気分は... :溢れ出る才能!

今最も注目を集める西海岸Hip-Hop/R&BアーティストAnderson .Paakの1stアルバム『Venice』(2014年)です。

KnxwledgeとのユニットNxWorriesでの活動や、Dr. Dreの大ヒット・アルバム『Compton』(2015年)への抜擢などで注目される次世代Hip-Hop/R&BアーティストAnderson .Paakの紹介は、最新作『Malibu』(2016年)に続き2回目になります。

今のL.A.シーンの面白さを語るうえで欠かせないアーティストの一人ですね。

全世界のHip-Hop/R&Bファンを魅了する最新作『Malibu』(2016年)を3月に紹介したばかりですが、僕自身は『Malibu』購入の少し前に『Venice』を入手し、2枚同時並行で聴いてきたので、その印象が薄れる前に『Venice』も紹介しておきたいと思います。

Dr. Dre『Compton』参加の恩恵で、豪華なプロデューサー、ミュージシャンが集結し、ソウル/ネオソウル色の強い楽曲も目立つキャッチーな仕上りとなった『Malibu』と比較すると、本作はアンダー・グラウンドなエレクトロニカ色が強いHip-Hop寄りのアルバムとなっています。

Anderson .Paak本人に加え、Lo_DefDJ NobodyDKMikos the GawdKelsey GonzalezTOKiMONSTATa-Kuがプロデュースを務めています。

ソロ名義の作品を数多くリリースしているHip-HopアーティストTa-Ku以外は無名の人ばかりですが、その分アンダー・グラウンド感のあるトラックを楽しめます。

アンダーグラウンドながらも実にキャッチーな感じがこの人らしいですね。

The InternetらのOdd Future系アーティストやFlying Lotus率いるBrainfeederの作品に興味があるは気に入る1枚だと思います。

『Malibu』とセットでチェックしておくべき1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Waves」
Lo_Defプロデュース。アルバムのイントロ。

「Milk n' Honey」
DJ Nobodyプロデュース。ベース調のサウンドと煽動的なPaakのラップが印象的なHip-Hopチューン。
https://www.youtube.com/watch?v=U0xanxgiyEg

「The City」
DKプロデュース。Minnie Riperton「Inside My Love」ネタの妖しげなメロウ・サウンドが印象的なフィーチャー・ソウル。『Malibu』を予感させる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=k91GXps9MVI

「Might Be」
Lo_Defプロデュース。Xscape「Who Can I Run To」をサンプリングしたメロウなR&Bチューン。Xscape「Who Can I Run To」好きの僕には嬉しい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=xyLbV2HMnkw

「Miss Right」
Anderson .Paakプロデュース。シングルにもなりました。アンダーグラウンドらしい危ういキャッチーさが魅力の1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=AUa2jeDRalI

「Put You On」
Lo_Defプロデュース。哀愁モードのダンサブル・チューン。L.A.ビートミュージックと一緒に聴いてもいいかもしれませんね。

「Already」
Mikos the Gawdプロデュース。当ブログでも紹介した注目の男性R&BアーティストSiRをフィーチャー。西海岸Hip-Hop/R&Bシーン期待の2つの才能の顔合わせは実に興味深いですね。Paakのクセのある声質のラップが栄えるキャッチーな1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=f9mgC_WeSrY

「Dogtown」
Lo_Def/Kelsey Gonzalezプロデュース。インタールード。

「I Miss That Whip」
Lo_Def/Kelsey Gonzalezプロデュース。音楽大学時代からの盟友Kelsey Gonzalezがプロデュース&演奏で活躍する生音重視の仕上り。

「Get 'Em Up」
TOKiMONSTAプロデュース。L.A.の女性プロデューサー/アーティストであり、L.A.ビートミュージックとの接点も多いTOKiMONSTAとPaakの共演も興味深いですね。エクスペリメンタルな内容を想像してしまいますが、意外にメロディアスな仕上り。

「Paint」
Lo_Defプロデュース。『Malibu』にも続くPaakらしいメロディを聴くことができる1曲です。

「Drugs」
Lo_Defプロデュース。この曲はシングルにもなりました。サウスっぽい雰囲気のダークなHip-Hopチューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=RuuW6vF2QZQ

「Miki Doralude」
Lo_Def/Kelsey Gonzalezプロデュース。インタールード。

「Luh You」
Lo_Defプロデュース。ここからラスト3曲はダンサブルな曲が続きます。本曲はクラブ仕様のダンス・チューン。このアンダーグラウンドなダンス路線も好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=E36zt2sMyto

「Right There」
Ta-Kuプロデュース。この曲もダンサブルです。アンダーグラウンドらしさを保った爽快な疾走感が心地好いです。

「Off the Ground」
Lo_Defプロデュース。ラストはダンサブルなミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SC8bGqQazBk

『Malibu』をはじめとするAnderson .Paak関連の他作品もチェックを!

NxWorries『Link Up & Suede』(2015年)
Link Up & Suede -Mcd-

Dr. Dre『Compton』(2015年)
Compton

『Malibu』(2016年)
MALIBU [国内仕様盤 / 帯・解説付き](ERECDJ218)
posted by ez at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月11日

Wendy Waldman『Gypsy Symphony』

マッスルショールズ録音によるファンキーな2nd☆Wendy Waldman『Gypsy Symphony』
ジプシー・シンフォニー
発表年:1974年
ez的ジャンル:ウエストコースト系女性SSW
気分は... :ギリギリセーフ!

今回は70年代女性SSW作品からWendy Waldman『Gypsy Symphony』(1974年)です。

Wendy Waldmanは1950年はL.A.生まれの女性シンガー・ソングライター。

1969年にKenny EdwardsAndrew GoldKarla Bonoffと共にBryndleを結成し、1970年にデビュー・シングル「Woke Up This Morning」をリリースします。

その後、本作と同じCharles Plotkinのプロデュースでデビュー・アルバムの制作を進めましたが、結局アルバムがリリースされることはなく、グループも解散してしまいます。

Wendy Waldmanにチャンスが訪れるのはMaria Muldaurのデビュー・アルバム『Maria Muldaur』(1973年)への楽曲提供です。

同作に「Vaudeville Man」「Mad Mad Me」の2曲を提供したことで注目されたWendyは、Warner Bros.との契約に成功します。

そして、Warner Bros.から『Love Has Got Me』(1973年)、『Wendy Waldman』(1975年)、『The Main Refrain』(1976年)、『Strange Company』(1978年)という4枚のアルバムをリリースしています。

さらに80年代には『Which Way to Main Street』(1982年)、『Letters Home』(1987年)といったアルバムをリリースしています。

また、BryndleとしてもBryndle『Bryndle』(1995年)、Bryndle『House of Silence』(2002年)という2枚のアルバムをリリースしています。

また、多数のアーティストに楽曲提供し、Don Johnson「Heartbeat」Vanessa Williams「Save The Best For Last」といったヒットも生むなどソングライターとして成功を収めました。

僕の中では"キュートで奔放な不思議ちゃん"のイメージがある女性シンガー・ソングライターです。

2ndアルバムとなる本作『Wendy Waldman』(1975年)は、アラバマのマッスルショールズでレコーディングされたファンキーな強調された作品です。

プロデュースはCharles Plotkin

レコーディングにはWendy Waldman(vo、g、p)以下、Barry Beckett(p、el-p、org、syn)、Peter Carr(g、dobro)、Andrew Gold(g、back vo)、Jimmy Johnson(g)、David Hood(b)、Jerry Masters(b)、Roger Hawkins(ds、per)、Thomas Roady(congas、per、timbales)、Carmi Simon(mandolin)、Joel Tepp(harmonica)、Charles Findley(tb、tp)、Jim Horn(sax、fl、clarinet、piccolo)等のミュージシャンが参加しています。

さらにはMaria MuldaurKenny EdwardsKarla BonoffGreg Prestopinoがバック・コーラスで参加しています。

ウエストコーストの歌姫のイメージが強いWendyが、マッスルショールズのファンキー・サウンドと融合することで、Wendyの"キュートで奔放な不思議ちゃん"の個性が開花している印象を受けます。

南部テイストのメロウ・チューン「My Love Is All I Know」、ソウル・フィーリング溢れるバラード「The Good Love」、本作ならではの独特の音世界を聴かせてくれる「Cold Back On Me」、重厚なサウンドとWendyのエキセントリックな魅力が融合した「Studio Song」、BryndleメンバーやMaria Muldaurが参加した「Come On Down」あたりが僕のオススメです。

楽曲はすべてWendy Waldmanのオリジナルです。

"キュートで奔放な不思議ちゃん"シンガーの魅力を堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「My Love Is All I Know」
南部テイストとメロウ・フィーリングのバランスが絶妙なオープニング。Wendyの奔放なヴォーカルもグッド!Barry Beckettのアープ・シンセもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=bC8VpwiYfD8

「You Got To Ride」
リズム隊、ホーン・セクションなどマッスルショールズらしいファンキー・サウンドを楽しめるなロックン・ソウル。Wendyのシャウトも快調です。
https://www.youtube.com/watch?v=NPlp7ud2c68

「The Good Love」
Laura Nyroあたりを彷彿させるソウル・フィーリング溢れるバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=fP6FI43HwhU

「My Name Is Love」
サックスの音色とWendyの自由なヴォーカルが印象的です。彼女のアーティストとしての個性がよく出た1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=azv4zVFloDw

「Cold Back On Me」
マッスルショールズらしいアーシー・サウンドとWendyのSSWとしての個性が融合して独特の音世界を聴かせてくれます。

「Studio Song」
重厚なサウンドをバックに、キュートかつエキセントリックなヴォーカルでWendyが歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=c_tazXy6ewE

「Baby Don't You Go」
オールドタイミーな仕上りですが、僕の苦手なイモ臭い感じで出てしまっているので個人的にはパス。

「Northwoods Man」
Peter Carrによるドブロの音色が印象的です。前曲と同じく僕の苦手なイモ臭さがあるのですが、こちらギリギリセーフです。

「Come On Down」
Andrew Gold、Kenny Edwards、Karla BonoffというBryndleメンバーやMaria Muldaurがバック・コーラスで参加しています。スワンピーなソウルフル・チューンに仕上がっています。ドラマチックなストリングスもグッド!

「Mad Mad Me」
前述の『Maria Muldaur』提供曲のセルフ・カヴァー。Maria Muldaurヴァージョンと比較すると、Wendyのシンガーとしての個性がよくわかると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ElvbLrrlBW0

「The Road Song」
ラストはしっとりとしたバラードで締め括ってくれます。南部録音らしい味わい深さがいい感じです。

Wendy Waldmanの他作品やBryndle作品もチェックを!

『Love Has Got Me』(1973年)
ラヴ・ハズ・ガット・ミー

『Wendy Waldman』(1975年)
Wendy Waldman

『The Main Refrain』(1976年)
Main Refrain

『Strange Company』(1978年)
Strange Company by Waldman, Wendy (2005-10-04) 【並行輸入品】

『Letters Home』(1987年)
Letters Home

Bryndle『Bryndle』(1995年)
BRYNDLE

Bryndle『House of Silence』(2002年)
House of Silence
posted by ez at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月10日

Les Nubians『Princesses Nubiennes』

フレンチ姉妹によるAfropean Soulなデビュー作☆Les Nubians『Princesses Nubiennes』
Princesses Nubiennes
発表年:1998年
ez的ジャンル:フレンチ姉妹アフロピアン・ソウル
気分は... :Afropean Soul!

今回はFaussart姉妹によるフレンチ・ネオソウル・ユニットLes Nubiansのデビュー・アルバム『Princesses Nubiennes』(1998年)です。

フランス、ボルドー生まれのHelene FaussartCelia Faussartによる姉妹のユニットLes Nubiansの紹介は、3rdアルバム『Nu Revolution』(2011年)に続き2回目となります。

カメルーン人の母を持ち、自らも中央アフリカのチャドに住んでいた彼女達は、自らの音を「Afro + European」からAfropean Soulと称していましたが、このデビュー・アルバム『Princesses Nubiennes』は彼女達のアフロピアン感覚を楽しめます。

また、フレンチ・ユニットらしいジャジー感覚やHip-Hop、クラブミュージック、レゲエのエッセンスも効いており、R&B/Soulの枠に収まらない間口の広い1枚に仕上がっています。

ヒット・シングル「Makeda」Sade「Sweetest Taboo」のカヴァーのThe Rootsによるリミックス「Tabou (Roots Remix)」の2曲がハイライトです。

それ以外に、このユニットならではのクロスオーヴァー感覚を楽しめる「Sourire」「Embrasse-Moi」「Sugar Cane」、クラブジャズやブラジル好きの人が気に入りそうな「Bebela」あたりも僕のオススメです。

アフロ・フレンチ・ユニットならでのアフロピアン・ソウルを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Demain (Jazz)」
小粋なジャズ・グルーヴが心地好いオープニング。

「Les Portes Du Souvenir」
アフロピアンなリズムとストリングスをはじめとるドラマチックなサウンドが異邦ムードを醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=R3S9d172x00

「Abbeylude (Interlude)」
インタールード。

「Makeda」
本作のハイライトといえるヒット・シングル。USネオソウルとは異なるフレンチ・ネオソウルならではの雰囲気を持った1曲。彼女達のアフリカDNAを感じます。Herbie Hancock「Suite Revenge」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=22HL5ZOOHGI

Silvera「Me Ame」のサンプリング・ソースになっています。
Silvera「Me Ame」
 https://www.youtube.com/watch?v=1YCR316EuR8

「Sourire」
クラブミュージック的なスパイスの利いた格好良いジャジー・グルーヴがサイコーです。今回聴き直して一番気に入りました。

「Princesse Nubienne」
タイトルは少し憂い帯びた大人のジャジー・ソウル。シンプルながらも気の利いたバッキングがいいですね。

「Tabou」
Sade「Sweetest Taboo」のカヴァー。フランス語で聴くと新鮮な印象を受けます。ラップ・パートもありメリハリが効いています。

「Mystic (Interlude)」
インタールード。

「Embrasse-Moi」
フレンチ・ネオソウルならではのクロスオーヴァー感覚を楽しめる1曲。このセンス好きだなぁ。

「Sugar Cane」
ジャジーで、メロウ・ソウルで、Hio-Hopで、レゲエな仕上り。このユニットらしいバランス感覚に魅了されます。

「Bebela」
哀愁ギターと共に始まるミステリアスなアフロピアン・ソウル。R&Bというより、クラブジャズやブラジル好きの人が気に入りそうな仕上りです。

「Si Je T'Avais Ecoute」
フレンチ独特の語感がフィットするジャジー・ソウル。実に雰囲気があります。

「Hymne Nubien (Interlude)」
インタールード。

「Voyager」
アコギとパーカッションのみで歌い上げるフォーキー・ソウル。

「Desolee」
序盤はミステリアスなメロウ・ソウルですが、中盤以降はアフロ・リズムが強調されたアフロピアン・ソウルを楽しめます。

「Tabou (Roots Remix)」
「Tabou」のThe Rootsによるリミックス。オリジナル以上の人気であり、「Makeda」と並ぶ本作のハイライトかもしれませんね。Black Thoughtの声も聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=foICj8_vdgo

Les Nubiansの他作品もチェックを!

『One Step Forward 』(2003年)
One Step Forward

『Nu Revolution』(2011年)
Nu Revolution
posted by ez at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月08日

Gabriel Tajeu『Southern Skies』

ロック/フォーキー×メロウ・ソウルな男性SSW☆Gabriel Tajeu『Southern Skies』
Southern Skies
発表年:2016年
ez的ジャンル:ロック/フォーキー×メロウ・ソウル系男性SSW
気分は... :遂にラスト・デイ・・・

今回は新作アルバムからGabriel Tajeu『Southern Skies』です。

Gabriel Tajeuはアラバマ州バーミンガム出身の男性シンガー・ソングライター。

2013年リリースした1stアルバム『Finding My Way』はR&Bテイストの男性シンガー・ソングライター作品として、R&B/Soul方面からも高い評価を得ました。

「Raindrops」(From 『Finding My Way』)
 https://www.youtube.com/watch?v=F3t-o1AH4eo
「Darling Please」(From 『Finding My Way』)
 https://www.youtube.com/watch?v=J5rVnGAKvqk

2ndアルバムとなる本作『Southern Skies』はマッスルショールズのFAMEスタジオ等でレコーディングを行い、David LaBruyere(b)、Jaron Olevsky(key)、David Crenshaw(ds)などJohn Mayer、Maxwell等と関わりのあるミュージシャンが参加しています。

前作よりもロック/カントリー色が強くなったのが本作の特徴なのだとか。

聴く前は、もっとJack Johnson的なレイドバック感のある男性シンガー・ソングライター作品をイメージしていましたが、実際聴いてみると意外にバンド感のあるカッチリしたサウンドでした。

それでもGabrielのジェントルなハイトーン・ヴォーカルと彼の書くメロディアスな楽曲のおかげで、フォーキー/メロウなR&B/ソウルが好きな人にもフィットする内容に仕上がっています。

Gabrielの書くメロディやメロウ・サウンドは70年代好きの人も気に入ると思います。

これから夏に向けて重宝しそうな1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Down To The Wire」
オススメその1。メロウ・フィーリングのオープニング。Gabrielのハイトーン・ヴォーカルが優しく包み込んでくれるグッド・ヴァイヴがいいですね。

「The Beat Goes On」
オススメその2。男性SSWらしいメロディアスな側面とGabrielのR&B/ソウル・フィーリングがうまくブレンドした仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=N33g7h_TlKM

「That’s What I Want」
フォーク/カントリー調の仕上り。素朴なメロウ・フィーリングが印象的です。

「Not My Place」
オススメその3。Gabrielのメロディ・メイカーぶりを実感できる1曲。70年代好きの人が気に入りそうな都会的なソウル・フィーリングの効いたサウンドもグッド!

「Someone To Love」
オススメその4。都会的サウンドのバッキングも含めてGabriel流の大人のメロウ・ソウルを楽しめます。インディ・ソウル好きの人あたりが気に入りそうな仕上り。

「Forever」
ロッキン・フィーリングを強調した仕上がり。70年代後半〜80年代前半のポップ・ロック寄りのAORが好きな人向けです。

「Southern Skies」
タイトル曲はフォーキー/カントリーなメロウ・フィーリングでしっとり聴かせます。

「Sunday's Best」
オススメその5。カントリー・フィーリングのメロウ・チューン。じわじわとグッド・ヴァイヴが伝わってきます。

「Instrumental」
タイトルの通りの短いインスト・チューン。

「Out Here Tonight」
アルバムの中で最もカントリー色の強い仕上がり。苦手なカントリー特有のイモ臭さがあるので僕はパス。

「lcarus」
オススメその6。ラストはフォーキー・ソウルで締め括ってくれます。サンセット・モードにフィットする素敵なエンディング!

国内盤には「Southern Skies(Acoustic)」「Down To The Wire(Acoustic)」「Forever(Acoustic)」「Someone To Love(Acoustic)」というアコースティック・ヴァージョン4曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

ご興味がある方は1stアルバム『Finding My Way』(2013年)もチェックを!

『Finding My Way』(2013年)
gabriel tajeu finding my way.jpg
posted by ez at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月07日

Herbie Mann『Push Push』

Duane Allmanをフィーチャーしたレア・グルーヴ傑作☆Herbie Mann『Push Push』
プッシュ・プッシュ
発表年:1971年
ez的ジャンル:クロスオーヴァー系フルート奏者
気分は... :賛否両論ジャケ・・・

今回はクロスオーヴァーな作品で人気のジャズ・フルート奏者Herbie Mannのレア・グルーヴ人気作『Push Push』(1971年)です。

N.Y.出身のジャズ・フルート奏者Herbie Mann(1930-2003年)の紹介は、『Memphis Underground』(1969年)、『Muscle Shoals Nitty Gritty』(1970年)に続き3回目となります。

今日紹介する『Push Push』の最大の特長は、The Allman Brothers Bandの“スカイドッグ”Duane Allmanが全面参加している点です。

Arif Mardinがプロデュースし、レコーディングにはDuane Allman以外にもCornell Dupree(g)、David Spinoza(g)、Richard Tee(p、el-p、org)、Chuck Rainey(b)、Donald "Duck" Dunn(b)、Jerry Jemmott(b)、Al Jackson, Jr.(ds)、Bernard Purdie(ds)、Ralph MacDonald(congas、per)、Gene Bianca(harp)という名うてのミュージシャン達が参加しています。

アルバムは有名曲カヴァーを中心にした構成です。
ソウルフル&ファンキーな演奏以外に、メロウ&ドリーミーな演奏も楽しめます。

Duane Allmanのギターも突出して目立っているわけではなく、演奏全体に馴染んでいます。

このジャケは賛否両論かもしれませんが、中身はレア・グルーヴ好きならば楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Push Push」
タイトル曲はオリジナル。ハードボイルド感のある10分超のジャズ・ファンクです。妖しく浮遊するHerbieのフルート、リラックスしたDuane Allmanのギターを存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=iR64lF2agbM

Hip-Hop好きには、Digable Planets「Nickel Bags」のサンプリング・ソースとして聴いたことがあるのでは?
Digable Planets「Nickel Bags」
https://www.youtube.com/watch?v=CUYvjhsL5a4

「What's Going On」
Marvin Gayeの名曲をカヴァー。ハープも入ったドリーミーな「What's Going On」を聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=W6NK1OdIO4g

Peanut Butter Wolf「Chain Gang」のサンプリング・ソースになっています。
Peanut Butter Wolf「Chain Gang」
 https://www.youtube.com/watch?v=lW367LM7khQ

「Spirit In The Dark」
Aretha Franklinのヒット曲をカヴァー。同じArif Mardinプロデュース曲なのでセレクトされたのかもしれませんね。ソウルフルな味わいの演奏がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=0L0H0y9EZvw

Stakka Bo「Here We Go」のサンプリング・ソースになっています。
Stakka Bo「Here We Go」
 https://www.youtube.com/watch?v=sGNK-cOtxSs

「Man's Hope」
Herbie Mannのオリジナル。ソウルフル&ファンキーな雰囲気の中、ここではDuane AllmanではなくDavid Spinozaが気の利いたソロを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lH3twH72IAM

Start Rap「Hakuna Matata」のサンプリング・ソースになっています。
Start Rap「Hakuna Matata」
https://www.youtube.com/watch?v=tExK_zPZfVI

「If」
Breadの大ヒット曲をカヴァー。しっとりとした雰囲気の中でHerbieの情感たっぷりのフルートの音色が沁みてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=wppImqKDvUg

「Never Can Say Goodbye」
Jackson 5のの大ヒット曲をカヴァー。ハープ入りのビューティフル・モードがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=cGwLd_5YXng

「What'd I Say」
Ray Charlesの名曲をカヴァー。息遣いが伝わってくるHerbieのフルート、Duane Allmanのスカイドッグらしいギターにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=Xn2hH4hP_Ic

「Funky Nassau」
CDボーナス・トラック。The Beginning of the Endの代表曲をカヴァー。オリジナルとは異なる雰囲気のスワンプ調の演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=joqjAmgLh4c

興味がある方は他のHerbie Mann作品もチェックを!

『Herbie Mann at The Village Gate』(1962年)
ヴィレッジ・ゲイトのハービー・マン

Herbie Mann and the Bill Evans Trio 『Nirvana』(1962年)
ニルヴァーナ

『Do the Bossa Nova With Herbie Mann 』(1963年)
ドゥ・ザ・ボサ・ノヴァ

『Memphis Underground』(1969年)
Memphis Underground

『Muscle Shoals Nitty Gritty』(1970年)
Muscle Shoals Nitty Gritty

『Memphis Two-Step』(1971年)
Memphis Two-Step

『Mississippi Gambler』(1972年)
Mississippi Gambler

『Hold On, I'm Comin'』(1973年)
ホールド・オン、アイム・カミン

『London Underground』(1974年)
London Underground

『Reggae』(1974年)
Reggae

『Turtle Bay/Discotheque』(1973年/1975年) ※2in1CD
Turtle Bay / Discotheque
posted by ez at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする