発表年:2016年
ez的ジャンル:ロック/フォーキー×メロウ・ソウル系男性SSW
気分は... :遂にラスト・デイ・・・
今回は新作アルバムからGabriel Tajeu『Southern Skies』です。
Gabriel Tajeuはアラバマ州バーミンガム出身の男性シンガー・ソングライター。
2013年リリースした1stアルバム『Finding My Way』はR&Bテイストの男性シンガー・ソングライター作品として、R&B/Soul方面からも高い評価を得ました。
「Raindrops」(From 『Finding My Way』)
https://www.youtube.com/watch?v=F3t-o1AH4eo
「Darling Please」(From 『Finding My Way』)
https://www.youtube.com/watch?v=J5rVnGAKvqk
2ndアルバムとなる本作『Southern Skies』はマッスルショールズのFAMEスタジオ等でレコーディングを行い、David LaBruyere(b)、Jaron Olevsky(key)、David Crenshaw(ds)などJohn Mayer、Maxwell等と関わりのあるミュージシャンが参加しています。
前作よりもロック/カントリー色が強くなったのが本作の特徴なのだとか。
聴く前は、もっとJack Johnson的なレイドバック感のある男性シンガー・ソングライター作品をイメージしていましたが、実際聴いてみると意外にバンド感のあるカッチリしたサウンドでした。
それでもGabrielのジェントルなハイトーン・ヴォーカルと彼の書くメロディアスな楽曲のおかげで、フォーキー/メロウなR&B/ソウルが好きな人にもフィットする内容に仕上がっています。
Gabrielの書くメロディやメロウ・サウンドは70年代好きの人も気に入ると思います。
これから夏に向けて重宝しそうな1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Down To The Wire」
オススメその1。メロウ・フィーリングのオープニング。Gabrielのハイトーン・ヴォーカルが優しく包み込んでくれるグッド・ヴァイヴがいいですね。
「The Beat Goes On」
オススメその2。男性SSWらしいメロディアスな側面とGabrielのR&B/ソウル・フィーリングがうまくブレンドした仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=N33g7h_TlKM
「That’s What I Want」
フォーク/カントリー調の仕上り。素朴なメロウ・フィーリングが印象的です。
「Not My Place」
オススメその3。Gabrielのメロディ・メイカーぶりを実感できる1曲。70年代好きの人が気に入りそうな都会的なソウル・フィーリングの効いたサウンドもグッド!
「Someone To Love」
オススメその4。都会的サウンドのバッキングも含めてGabriel流の大人のメロウ・ソウルを楽しめます。インディ・ソウル好きの人あたりが気に入りそうな仕上り。
「Forever」
ロッキン・フィーリングを強調した仕上がり。70年代後半〜80年代前半のポップ・ロック寄りのAORが好きな人向けです。
「Southern Skies」
タイトル曲はフォーキー/カントリーなメロウ・フィーリングでしっとり聴かせます。
「Sunday's Best」
オススメその5。カントリー・フィーリングのメロウ・チューン。じわじわとグッド・ヴァイヴが伝わってきます。
「Instrumental」
タイトルの通りの短いインスト・チューン。
「Out Here Tonight」
アルバムの中で最もカントリー色の強い仕上がり。苦手なカントリー特有のイモ臭さがあるので僕はパス。
「lcarus」
オススメその6。ラストはフォーキー・ソウルで締め括ってくれます。サンセット・モードにフィットする素敵なエンディング!
国内盤には「Southern Skies(Acoustic)」、「Down To The Wire(Acoustic)」、「Forever(Acoustic)」、「Someone To Love(Acoustic)」というアコースティック・ヴァージョン4曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。
ご興味がある方は1stアルバム『Finding My Way』(2013年)もチェックを!
『Finding My Way』(2013年)