2016年06月15日

Alma Faye『Doin' It !』

カナダ産ディスコ・クイーン作品☆Alma Faye『Doin' It !』
ドゥイン・イット
発表年:1979年
ez的ジャンル:カナダ産ディスコ・クイーン
気分は... :発散!

今回は70年代ディスコ作品からAlma Faye『Doin' It !』(1979年)です。

Alma Faye(本名Alma Faye Brooks)はテキサス州生まれ、カナダ、モントリオール育ちの女性シンガー。

1977年にLyn Romanのカヴァー「Stop, I Don't Need No Sympathy」をリリースし、カナダのディスコ・クイーンとして注目されます。

この「Stop, I Don't Need No Sympathy」をプロデュースしたのがDominic SciscenteMichel Daigleの二人。

彼らは当時"カナダ版The Salsoul Orchestra"とでも呼べるディスコ・ユニットBlack Light Orchestraを率いていました。

Black Light Orchestra名義で『Once Upon A Time... 』(1977年)、『This Time』(1979年)という2枚のアルバムをリリースしています。

そのDominic Sciscente、Michel Daigleの二人がプロデュースし、CasablancaからリリースされたAlma Faye唯一のアルバムが本作『Doin' It !』(1979年)です。

基本はディスコ・アルバムであり、「Don't Fall In Love」「It's Over」の2曲がUSでもディスコ・ヒットしています。

また、本作のもう1つの目玉がフリーソウルで再評価を高めたメロウ・ソウル「Thank You」です。

Dominic Sciscente/Michel Daigleコンビ主導のメロウ・ディスコ作品でありながらも、主役Alma Fayeのソウルフル・ヴォーカルの魅力がディスコ・サウンドに埋もれていないのがいいですね。

なかなか侮れないディスコ作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Don't Fall In Love」
オススメその1。前述のようにシングルにもなったメロウなディスコ・ダンサー。パンチの効いたAlmaのソウルフル・ヴォーカルとBlack Light Orchestraコンビによるメロウ・ディスコ・サウンドが噛み合った"カナダ版The Salsoul Orchestra"的な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=FTWb_atwBcI

「Gimme Your Love」
オススメその2。「Don't Fall In Love」同路線のディスコ・チューン。スケールの大きなディスコ・サウンドをバックに、Almaがソウルフルなキュート・ヴォーカルで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=ajD3WtGKSkI

「Here's To Life」
ポップな味わいがいい感じのメロウ・ディスコ。Dominic Sciscente/Michel Daigleコンビの手腕が光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=NmHVTaisIkI

「I Believed」
フィリー・ダンサー風の仕上り。Almaの声質の良さが栄える1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=-ZC00zV945Y

「It's Over」
オススメその3。シングルとしてディスコ・ヒットしたミディアム・ダンサー。Almaのソウルフル・ヴォーカルが伸びやかに響きます。
https://www.youtube.com/watch?v=fO4UxipIGOk

「Brother Dan」
ホーン・サウンドが効果的なファンキー・ダンサー。艶めかしいAlmaのソウルフル・ヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=KC2L_fBcn2I

「Thank You」
オススメその4。ラストはフリーソウル・クラシックとして再評価の高まったメロウ・ソウルで締め括ってくれます。フリーソウル好きには間違いない1曲です。これを聴いてしまうと、この路線で埋め着くされたアルバムを聴きたかったなぁ、と無い物ねだりしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=EGlzIV8F-aE

ご興味がある方はBlack Light Orchestraのアルバムもチェックを!

Black Light Orchestra『Once Upon A Time... 』(1977年)
Once Upon a Time
posted by ez at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする