
発表年:2016年
ez的ジャンル:UKファンク・グループ
気分は... :エンジョイ!
今回は新作アルバムからUKファンク作品、Brother Strut『What We Got Together』です。
Brother StrutはリーダーStevie Jonesを中心にセッション・ミュージシャン達がロンドンで結成したファンク・バンド。
現在のメンバーはStevie Jones(sax、key)、Paul Turner(b)、Frankie Tontoh(ds)、Otha Smith(g)、Sam Tanner(key、vo)、Karl Vanden Bossche(per)という6名。
本作Brother Strut『What We Got Together』は『First Strut Is The Deepest』(2013年)に続く2ndアルバムとなります。UKではデジタル配信
販売元はa href="http://eastzono.seesaa.net/article/97012282.html">Daft Punk、Pharrell Williams、Tuxedoらを引き合いに出し、ディスコ/ブギー路線を前面に打ち出したいようですが、正直ミス・リードですね。
勿論、格好良いディスコ・ファンク的なサウンドを聴くことができるのは確かですが、セールス目的ではなくメンバー達が自分達の演奏を楽しむことに重きを置いている点こそが、このバンドの魅力だと思います。
当ブログで紹介したグループでいえば、ドイツの現行ファンク・バンドThe Mighty Mocambosあたりと一緒に聴きたい気分の音ですね。
特にラテン・フレイヴァーの効いたファンク・チューンである「De Donde Eres?」と「Love and Only」がオススメ!格好良さでいえば、ドライヴ感のあるディスコ・ファンク「San Francisco」もかなりいいですよ。
痛快なUKファンクを楽しみましょう!
全曲紹介しときやす。
「Funk That Junk」
タイトルの通り、ファンキー中毒なオープニング。リラックスした感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=iFCLQK0CCYg
「Chri$$Ie」
リーダーStevie Jonesのサックスが牽引する骨太ファンク・グルーヴ。インスト。
https://www.youtube.com/watch?v=KfImPeNE860
「Love and Only」
オススメその1。ラテン・フレイヴァーを効かせたディスコ・ファンク。流行のディスコ/ブギー路線ですが、ラテンの香りが僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=JyFW7wGvr8g
「San Francisco」
オススメその2。ドライヴ感のあるディスコ・ファンクはかなり格好良いですね。Paul Turnerのベースラインにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=9DJpVCMNue8
「What We Got Together」
タイトル曲はリラックス・モード。肩肘張らずメンバーが演奏を楽しんでいるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=OJC3xvHHJ3U
「De Donde Eres?」
オススメその3。僕の一番のお気に入り。グルーヴィーなラテン・ファンクはモロに僕好み。中盤のギター・ソロもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=hj9Vqelf7Gw
「Everyday Joe」
哀愁モードのミディアム・ファンク。ファンキーな中にも枯れた味わいがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=D4xpTvim_yU
「Pina Colada」
少しルーズなファンキー・サウンドがオトナですね。
https://www.youtube.com/watch?v=raJLFWq9ZwA
「Happy Feat」
グルーヴィーなオルガンが印象的なインスト。ファンキーなピアノにギターの響きも心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YJ-Q_WtwZtQ
「Song for Marvin」
ラストはタイトルの通り、Marvin Gayeに捧げられた曲で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZrGmLEXDKdM
『First Strut Is The Deepest』(2013年)

ライナーノーツが4ページ分ありますが、肝心のアルバム内容に全く触れられていません。自己満足もいいですが、もう少し読み手のことを考えて欲しいですね。