発表年:1976年
ez的ジャンル:甘茶ソウル/レア・グルーヴ系モダン・ソウル
気分は... :右往左往する羽目に...
今回は謎のソウル・グループSpice、唯一のアルバム『Let There Be Spice』(1976年)です。
1976年にTSGレーベルからリリースされた本作は、同じくTSGから1976年にリリースされたThe Ultimates『You're My Lady』、The Topics『Giving Up』と並ぶ甘茶ソウルのレア盤として人気を誇った作品です。
これら3枚のレア盤の中でもモダン・ソウル寄りの本作はレア・グルーヴ作品としても再評価の高いアルバムです。
個人的には「The Last Time」、「I'm So Glad To Say」、「You've Got Me Girl」といったメロウなモダン・ソウル3曲がおススメです。
甘茶ソウル好きの方には「Everything Is You」、「Don't Fight It」、「Fool In Love」という王道スウィート・ソウル3曲が聴き所かもしれませんね。
さらにファンキーなアッパー・チューン「Happy Music」、「Do It Nice」がアルバムにメリハリをつけてくれます。
このように甘茶一辺倒ではないので、レア・グルーヴ/フリー・ソウル好きの人も楽しめる1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Everything Is You」
甘茶ソウルのレア盤らしいスウィート・ソウルがオープニング。魅惑のファルセット・ヴォーカルで迫ってきます。
「Happy Music」
ど派手なシンセ・サウンドと共に疾走するアッパー・チューン。そんなサウンドに負けじと素敵なヴォーカルワークを聴かせてくれます。
「Do It Nice」
「Happy Music」の流れを受け継ぐファンキー・ディスコで畳みかけてきます。
「I'm So Glad To Say」
軽快なギター・カッティングが心地よいメロウ・ソウル・ダンサーが僕の一番のお気に入り。フリー・ソウル好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=Z6CTofS7voo
「The Last Time」
メロウなミディアム・ソウルは甘茶が苦手な人でもグッとくるであろうモダン・ソウル。ソウル・グループらしいコーラスワークも楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=26NJOoDaunE
「You've Got Me Girl」
この曲もモダン・ソウルな魅力に溢れています。ポップ・ソウルな躍動感がいいですね。この曲もフリー・ソウル好きの人向けです。
https://www.youtube.com/watch?v=UYXgxnl3q6M
「Don't Fight It」
甘茶グループの本領発揮の素敵なスウィート・ソウルで聴かせます。
https://www.youtube.com/watch?v=ACcP_OHDSM8
「Fool In Love」
じわじわとくる甘茶ソウル。王道の魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=kIccVDoLmUY
「What Do I Mean」
ラストは軽快なアップ・チューンで締め括ってくれます。
昨日は財布が行方不明となり右往左往する羽目に・・・
結局カバンの中から発見!何度も探したのに、一か所だけ見落としていた箇所で発見されました。
こんな時こそ冷静さが試されますね。