2016年08月20日

Rita Lee『Bossa'n Beatles』

ブラジル・ロックの女王によるBeatles作品のボサノヴァ・カヴァー集☆Rita Lee『Bossa'n Beatles』
Bossa N Beatles
発表年:2001年
ez的ジャンル:ブラジル・ロックの女王系ボッサ
気分は... :残りあと3日・・・

リオ五輪も残すところ3日・・・
名残惜しい気分にピッタリな音楽が聴きたい気分です。

セレクトしたのは"ブラジル・ロックの女王"Rita Lee『Bossa'n Beatles』(2001年)です。

ブラジル・ロックを代表するグループOs Mutantesの元メンバーであるRita Leeの紹介は、初ソロ・アルバム『Build Up』(1970年)に続き2回目となります。

本作『Bossa'n Beatles』(2001年)は、タイトルの通りThe Beatles作品のボサノヴァ・カヴァー・アルバムです。

Rita Leeとボサノヴァというのは必ずしもイメージが合致しないかもしれませんね。ただし、The Beatlesから影響を受けて誕生したブラジル・ロックを代表するグループOs Mutantesの元メンバーという点を踏まえれば、いつかはThe Beatlesカヴァー集をやりたかったのでしょうね。

その意味でボサノヴァ・カヴァーという企画は、気負わず憧れだったBeatlesをカヴァーするという点で見事にハマっていると思います。

実際聴いてみると、秀逸なBeatlesカヴァー集に仕上がっており、Beatlesファンも、ブラジル音楽ファンも楽しめるはずです。

僕が本作を手元に置いたのは6〜7年前ですが、それ以来毎年夏になると愛聴しています。

お馴染みのBeatlesソングばかりなので実に聴きやすいと思います。

個人的には「She Loves You」「If I Fell」「In My Life」「Here, There And Everywhere」「All My Loving」「With A Little Help From My Friends」が本作らしいメロウ・チューンに仕上がっていてオススメです。

プロデュースはRoberto De Carvalho

ブラジル本国のアルバム・タイトルは『Aqui, Ali, Em Qualquer Lugar』。曲順や構成が若干異なるのでご注意を!

全曲紹介しときやす。

「A Hard Day's Night」
オープニングはブラジル・ロックの女王らしいロッキン・テイストのカヴァーに仕上がっています。ある意味、最もRita Leeらしいのがコレかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=M4NJhBRhkqQ

「With A Little Help From My Friends」
本作らしいボッサ・カヴァー。ソフトリーな雰囲気や歌詞の内容も含めて、今の気分にフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=gCLTXomHW34

「If I Fell」
ボッサ・カヴァーしたくなるのがよく分かる名曲ですね。気負わないRitaのヴォーカルとシンプルなメロウ・サウンドの組み合わせが絶妙です。「She Loves You」と並ぶ僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=hLRYpYZX-K8

「All My Loving」
この名曲がこんなメロウ・ボッサに変貌する点に感動する人もいるのでは?Ritaのヴォーカルが聴く者を優しく包み込みます。
https://www.youtube.com/watch?v=T46eo_r30qk

「She Loves You」
個人的には本作のハイライト。問答無用のBeatlesソングが、至極のメロウ・ボッサへ生まれ変わります。多分、僕が最も多く聴いているBeatlesカヴァーが本ヴァージョンだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=vnJIz87nAyk

「Michelle」
このカヴァーはイメージ通り、フレンチ・テイストの哀愁感が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=56Ov7x5_Nzw

「In My Life」
大好きなBeatlesソング!この曲のカヴァーであれば、映画『For the Boys』のBette Midlerヴァージョン(サントラ・ヴァージョンではなく劇中ヴァージョンの方)と並んで大好きなヴァージョンです。この曲の持つしみじみとした魅力がよく伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=bioYN3CY_Nc

「Here, There And Everywhere」
「In My Life」と並ぶBeatlesマイ・フェイバリット・ソングのカヴァー。ブラジル人女性歌手のこの曲のカヴァーといえば、当ブログでも紹介したGal Costaのヴァージョンも秀逸でしたが、Ritaヴァージョンもそれに劣らぬ出来栄えです。
https://www.youtube.com/watch?v=Tj51r7bszLU

Gal Costaヴァージョンもぜひチェックを!
Gal Costa「Viver e Reviver (Here,There And Everywhere)」
 https://www.youtube.com/watch?v=odpvxX-XSRY

「I Want To Hold Your Hand」
これはポップで楽しいカヴァーに仕上がっています。全然ボッサじゃありませんが、これはこれで楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=1gkJ9TjwCdI

「Lucy In The Sky With Diamonds」
ボッサ・カヴァーがイメージしづらい曲ですが、ビューティフルなボッサ・カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dGMGFNKe0RQ

ボーナス・トラックとして2曲のポルトガル語ヴァージョンが追加収録されています。

「Pra Voce Eu Digo Sim (If I Fell)」
 https://www.youtube.com/watch?v=YibpCbOZHJo
「Minha Vida (In My Life)」
 https://www.youtube.com/watch?v=mU-DLaVW6TQ

Rita Leeの他作品もチェックを!

『Build Up』(1970年)
Build Up

『Hoje E o Primeiro Dia do Resto da Sua Vida』(1972年)
Hoje E O Primeiro Dia

Rita Lee & Tutti Frutti『Atras Do Porto Tem Uma Cidade』(1974年)
Atras Do Porto Tem Uma Cidade (1974)

Rita Lee & Tutti Frutti『Fruto Proibido』(1975年)
Fruto Proibido

Rita Lee & Tutti Frutti『Entradas e Bandeiras』(1976年)
RITA LEE - ENTRADAS E BANDEIRAS

Gilberto Gil & Rita Lee『Refestanca』(1977年)
Refestanca - Ao Vivo

『Babilonia』(1978年)
Babilonia

『Rita Lee』(1980年)
Rita Lee (Dig)
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2016年08月19日

Roy Ayers Presents Ubiquity『Starbooty』

Ubiquity単独名義のアーバン・ファンク/ディスコ作品☆Roy Ayers Presents Ubiquity『Starbooty』
Starbooty
発表年:1978年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系アーバン・ファンク/ディスコ
気分は... :今夜も眠れない・・・

今回は人気ヴァイヴ奏者Roy Ayersが率いるバンドUbiquityが、Roy Ayers抜きの単独名義でリリースしたアルバム『Starbooty』(1978年)です。

ジャケが夏らしいのでセレクトしました。

本作では親分Roy Ayersは演奏には参加せず、プロデュース&楽曲提供で関与しています。

本作におけるUbiquityのメンバーはSylvia Cox(vo)、Philip Woo(el-p、syn、vo)、Kerry Turman(b、vo)、Ricky Lawson(ds、vo)、Justo Almario(ts、vo)、John Mosley(tp)、Chano Oferral(congas)、Jimmy Haslip(vo)、Greg Moore(g、vo)という編成です。

アルバム全体としては、この時代らしいアーバン・ファンク/ディスコとメロウ・チューンから成るバランスの良い1枚に仕上がっています。

シングルにもなったタイトル曲「Starbooty」、極上メロウ・チューン「Simple & Sweet」、ディスコ・ファンク「Midnight After Dark」、爽快ダンス・グルーヴ「Can You Be Yourself」あたりが僕のオススメです。

結局、Ubiquity名義の作品は本作のみでしたが、Roy Ayers Ubiquity名義の作品とは一味違うアーバン・ファンク/ディスコを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Starbooty」
Roy Ayers作。本作らしいアーバンなディスコ・ブギー。シングルにもなりました。Sylvia Coxのヴォーカル、軽快なギター、開放的なホーン、キラキラしたシンセなど華やかなオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=IdP2mxPGa6w

「Simple & Sweet」
Philip Woo作。某人気MixTapeにも収録された、この極上メロウ・チューンを本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?僕も一番のお気に入り!サマー・モードのメロウネスがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=LSoo9nmNcyo

「Spread It」
Justo Almario作。爽快に疾走するアッパーなジャズ・ファンク。抜けのいいホーン・アンサンブルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=S-zm1TXd0zo

「The Five Flies」
Roy Ayers作。前半の主役はJusto Almarioのサックス。彼のプレイを楽しみましょう。中盤からは一気に加速してファンキーに駆け抜けていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=eZKJMmxtg5I

「Midnight After Dark」
Roy Ayers作。まるでP-Funkのように始まるディスコ・ファンク。ダンス・チューンではコレが一番好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=6UiwLozlZcI

「Love Is Love」
Chano Offeral作。Sylvia Coxの伸びやかな女性ヴォーカルを前面にフィーチャーしたメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=OB-wEYZ9kJw

DJ Honda & PMD「Love Is Love」のサンプリング・ソースになっています。
DJ Honda & PMD「Love Is Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=VtVx5-xYUxE

「Can You Be Yourself」
Ricky Lawson作。軽快なギター・カッティングと共に始まる爽快ダンス・グルーヴ。夏に似合う爽快な疾走感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yjn3gjXc41g

「If You Wanna See The Sunshine」
Roy Ayers作。タイトルからはAyersの名曲「Everybody Loves The Sunshine」をイメージしてしまいますが、「Everybody Loves The Sunshine」を開放的なダンス・グルーヴにした雰囲気の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CCHWjLT136o

Roy Ayers作品の過去記事もご参照下さい。

『Stoned Soul Picinic』(1968年)
ストーンド・ソウル・ピクニック

『He's Coming』(1972年)
He's Coming

『Virgo Red』(1973年)
ヴァーゴ・レッド

『Change Up The Groove』(1974年)
CHANGE UP THE GROOVE

『Mystic Voyage』(1975年)
ミスティック・ヴォヤッジ

『Vibrations』(1976年)
Ubiquity Vibrationsr

『Lifeline』(1977年)
Lifeline by Roy Ayers Ubiquity (2007-10-09) 【並行輸入品】

『Africa, Center Of The World』(1981年)
アフリカ,センター・オブ・ザ・ワールド (帯ライナー付国内仕様直輸入盤)

『Lots Of Love』(1983年)
Lots of Love
posted by ez at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

Murry Wilson『The Many Moods Of Murry Wilson』

The Beach BoysのWilson兄弟の父によるイージー・リスニング作品☆Murry Wilson『The Many Moods Of Murry Wilson』
ザ・メニー・ムーズ・オブ・マリー・ウィルソン
発表年:1967年
ez的ジャンル:Beach Boys系イージー・リスニング
気分は... :ジャケにヤラれます!

今回はThe Beach BoysWilson兄弟(Brian、Dennis、Carl)の父Murry Wilsonが1967年にリリースした『The Many Moods Of Murry Wilson』です。

The Beach Boysのマネジャーを務め、"6盤目のThe Beach Boys"とも呼ばれらたMurry Wilson(1917–73年)。

その一方で、The Beach Boysの中心であった息子Brian Wilsonに対する嫉妬から、父子の間に確執関係が生まれ、1965年にはマネジャーをクビになってしまいます。

そんなMurry WilsonThe Beach Boysも所属するCapitol Recordsからリリースしたアルバムが本作『The Many Moods Of Murry Wilson』(1967年)です。おそらく確執があったものの、The Beach Boys側が父のためにCapitolに働きかけ、レコーディングの機会を提供したという経緯のようです。

アルバム自体はストリングス主体のイージー・リスニング作品であり、それ程特長のあるアルバムでもないのですが、何となく手元に置いておきたい1枚です。単に綺麗な女性がズラリと並ぶジャケが大好きというだけかもしれませんが(笑)

The Beach Boysのカヴァー「The Warmth Of The Sun」The Beach BoysのメンバーAl Jardine作の「Italia」、Murryが売り出そうとしたThe SunraysのメンバーRick Henn作の「Islands In The Sky」といった興味深い楽曲も収録されています。

自信を持ってオススメできる!という訳ではありませんが、こんなアルバムが1枚、手元にあってもいいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Love Won't Wait」
Murry Wilson作。美しいストリングスとピアノ、サックスによるムーディーなラウンジで幕を開けます。
https://www.youtube.com/watch?v=X7VK_KUV_gE

「The Happy Song」
Eck Kynor作。楽しげなオルガン・ラウンジ。気分はメリーゴーランドって感じですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=HjDVkPkooh4

「The Warmth Of The Sun」
Brian Wilson/Mike Love作。The Beach Boysの楽曲をカヴァー。The Beach Boysのオリジナルは『Shut Down Volume 2』(1964年)に収録されています。この曲を取り上げるというあたりに、父子の関係修復を望むMurryの心情が表れているのでは?美しいストリングスで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=vPy8xjZjzJI

The Beach Boys「The Warmth Of The Sun」
 https://www.youtube.com/watch?v=kvzr2IT_AiQ

「Broken Heart」
George Kizanis作。甘く切ないラウンジって趣の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=FQF7nsg7DrA

「Leaves」
Murry Wilson作。いかにも!なイージー・リスニング感がいいですね。

「The Plumber's Tune」
Eck Kynor作。少しコミカルな雰囲気も漂うリラックス・ラウンジ。

「Painting With Teardrops」
Murry Wilson作。ノスタルジックな気分に浸れます。

「Islands In The Sky」
The SunraysのメンバーRick Hennの作品。The SunraysはThe Beach BoysのマネジャーをクビになったMurry Wilsonが、The Beach Boysに代わって売り出しを図ったグループです。ロマンティックなイージー・リスニングに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CnlAxDpPngc

「Just 'Round The River Bend」
Deeda Patrick/Don Ralke作。

「Italia」
Al Jardine作。ここでもThe Beach Boysのメンバーの楽曲を取り上げています。バカンス・モードの楽しげなラウンジ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=10GKFM5eVe8

「Heartbreak Lane」
Murry Wilson作。エレガントな雰囲気のイージー・リスニング。まったり気分にいいのでは?

「Betty's Waltz」
Audree Wilson/Murry Wilson作。ラストは夫婦で作った作品で締め括ってくれます。

リオ五輪、女子レスリングの快進撃を期待したいですね。
posted by ez at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

Tania Maria『Forbidden Colors』

アーバン感覚のブラジリアン・ジャズ☆Tania Maria『Forbidden Colors』
tania maria forbidden colors.jpg
発表年:1988年
ez的ジャンル:ブラジリアン女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ
気分は... :ジャケで損していますが・・・

今回はブラジルを代表する女性ジャズ・シンガー/ピアニストTania Maria『Forbidden Colors』(1988年)です。

これまで当ブログで紹介したTania Maria作品は以下の4枚。

 『Olha Quem Chega』(1971年)
 『Via Brasil vol.1』(1975年)
 『Via Brasil vol.2』(1975年)
 『Brazil With My Soul』(1978年)

NY.録音の本作はアーバン感覚のブラジリアン・ジャズを楽しめる1枚です。これまで紹介してきた4枚と比較すると知名度の低い1枚かもしれませんが、ブラジリアン・フィーリングのコンテンポラリー・ジャズを楽しめる1枚であり、正直僕が最も愛聴しているTania Maria作品でもあります。

プロデュースはTania MariaEric Kressmann

レコーディング・メンバーはTania Maria(vo、key)以下、Anthony Jackson(b)、Mark Egan(b)、Leo Traversa(b)、Steve Gadd(ds)、Buddy Williams(ds)、Kim Planfield(ds)、Dan Carillo(g)、Airto Moreira(per)、Steve Thornton(per)、Ted Lo(syn)、Dick Oatts(sax)です。

アーバンな魅力を楽しめる「It's Only Love」「What Will YOu Give Me For My Love」「Please Don't Stay」「Brazilian Eyes(Samba Sem Enredo)」というメロウ・バラード3曲、パーカッシヴなブラジリアン・グルーヴ「Chuleta」、オトナのコンテンポラリー感で寛げる「Forbidden Colors」、レゲエ調の「O Bom E」が僕のオススメです。

ジャケで損している感がありますが、中身はかなり充実した1枚です。
アーバンなオトナのブラジリアン・ジャズを堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「It's Only Love」
Tania Maria/Lesley Carter作。このオープニングが僕の一番のお気に入り。アーバンな魅力に溢れた大人のブラジリアン・ジャズって感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ON23niZrSFA

「Choices」
Tania Maria/Lesley Carter作。ボッサ・フィーリングとコンテンポラリー・ジャズを融合させた仕上がり。あくまでボッサは隠し味になっているのがいいですね。Dan Carilloのギターがいいアクセントになっています。

「What Will YOu Give Me For My Love」
Tania Maria/Lesley Carter作。Taniaのしっとりとした語り口に惹かれるメロウ・バラード。摩天楼の夜が似合いそうです。Dick Oattsのムーディーなサックスが盛り上げてくれます。

「O Bom E」
Tania Maria作。レゲエ調の小粋な仕上がり。レゲエのリズムにのってTaniaが楽しげなスキャットを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1QHlW9g66gk

「Chuleta」
Tania Maria作。クラブジャズ好きの方ではあれば、Taniaのスキャットと共にパーカッシヴに疾走するこのブラジリアン・グルーヴが本作のハイライトになるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=esnA0Dl4_HE 
※オリジナル+ボンゴですが雰囲気は伝わるはず!

「Please Don't Stay」
Tania Maria/Lesley Carter作。バカンス気分のしっとりとしたメロウ・バラード。Taniaのヴォーカルはこういう雰囲気に合いますね。Dan Carilloのギター・ソロにもグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=dBZ6cFAe4Go

「Am I Too Late」
Tania Maria/Rob Crocker作。ピアノ・ジャズ・ヴォーカルらしい哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=68hUUgld6Wk

「Forbidden Colors」
Tania Maria/Lesley Carter作。タイトル曲は素敵なオトナのブラジリアン・コンテンポラリー・ジャズに仕上がっています。聴いているだけで寛げます。

「Brazilian Eyes(Samba Sem Enredo)」
Tania Maria/Lesley Carter作。ラストはブラジリアン・メロウな魅力に溢れたミディアム・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Qn2KmReuo-I

Tania Mariaの他作品もチェックを!

『Olha Quem Chega』(1971年)
Olha Quem Chega

『Via Brasil vol.1』(1975年)
ヴィア・ブラジル

『Via Brasil vol.2』(1975年)
Via Brasil Vol.2

『Brazil With My Soul』(1978年)
Brasil With My Soul

『Come With Me』(1982年)
Come with Me
posted by ez at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

Redbone『Cycles』

ネイティヴ・アメリカン・ロック・バンドのメロウな1枚☆Redbone『Cycles』
Cycles
発表年:1977年
ez的ジャンル:ネイティヴ・アメリカン系メロウ・ロック
気分は... :プランBへ変更・・・

本当はリオ五輪モードで70年代ブラジル作品を紹介しようと思ったのですが、候補の2枚のアルバムがどちらもアマゾンでの取り扱いが無かったので、急遽プランBへ変更・・・

セレクトしたのはネイティヴ・アメリカン・ロック・バンドRedboneが1977年にリリースした『Cycles』(1977年)です。

Redboneは、カリフォルニア州コアリンガ生まれでネイティヴ・アメリカンの血を引くLollyPatVegas兄弟を中心にL.A.で結成されたロック・グループ。

1971年には全米チャート第21位のシングル「The Witch Queen of New Orleans」、1974年には全米チャート第5位となるグループ最大のヒット「Come and Get Your Love」等のヒット・シングルを放っています。

アルバムとしては、『Redbone』(1970年)、『Potlatch』(1970年)、『Message from a Drum』(1971年)、『Already Here』(1972年)、『Wovoka』(1973年)、『Beaded Dreams Through Turquoise Eyes』(1974年)、『Cycles』(1977年)といったスタジオ・アルバムをリリースしています。

本作におけるグループのメンバーは、Lolly Vegas(g、vo)、Pat Vegas(b、per、vo)、Aloisio Aguiar(p、el-p、clavinet、per)の3名。

本作ではプロデュースにフィリーソウル作品で知られるLinda CreedWar作品を手掛けたJerry Goldsteinを迎えています。

その意味ではフィリーソウル的なブルーアイド・ソウル、War的なミクスチャー感覚を狙ったのかもしれません。

ちなみに本作のアート・ディレクションはWarLee Oskarが務めています。

個人的にはもっとラテン・ロック的な内容をイメージしていたのですが、それ程ラテン色は強くないですね。それよりもブルーアイド・ソウル的アプローチやメロウな味わいが目立つ1枚に仕上がっています。

爽快メロウ・ロック「Gamble (Take a Chance on Me)」、サンセット・モードのメロウ・チューン「Ooh」、ブルーアイド・ソウルなバラード「Give Our Love Another Try」あたりが僕のオススメです。

ブルーアイド・ソウル的なファンキー&メロウ・ロックがお好きな人ならば、なかなか楽しめるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Cycles」
タイトル曲は軽快なリズムと哀愁のメロディが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=4B_CuJLnF8s

「Open (Give It Back to Me)」
ブルーアイド・ソウル的な魅力を持つ哀愁ミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=Uu1W323oxm0

「Gamble (Take a Chance on Me)」
レア・グルーヴ好きはグッとくるであろう爽快かつキャッチーなメロウ・ロック。晴れた日に聴くと、ポジティブな気分になれます!
https://www.youtube.com/watch?v=4tX7CJip6hE

「Ooh」
ハワイアンAORあたりと一緒に聴きたくなるメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=7ZUA6T1ycqQ

「Give Our Love Another Try」
ブルーアイド・ソウル的な魅力が凝縮されたバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=KA3QXA3qpKg

「Dancing Bones」
ユーモラスな雰囲気を持つファンキー・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=_cEb8sGdVNo

「Checkin' It Out」
哀愁メロウな魅力が捨て難いミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=dZxt3kXg4qw

「Funky Silk」
タイトルの通り、ファンキー・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=orF5XNW_D7Y

「Don't Say No」
ラストはポップな味わいの爽快ロックで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6VwWRrLTEmM

ご興味がある方はRedboneの他作品もチェックを!

『Redbone』(1970年)
Redbone

『Potlatch』(1970年)
Potlatch

『Message from a Drum』(1971年)
Message from a Drum

『Already Here』(1972年)
Already Here

『Wovoka』(1973年)
Wovoka

『Beaded Dreams Through Turquoise Eyes』(1974年)
Beaded Dreams Through Turquoise Eyes (6 Bonus Tracks)
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