発表年:1977年
ez的ジャンル:ソウルフル・ブリティッシュ・ロック
気分は... :再始動・・・
今回はブリティッシュ・ロックの人気アーティストSteve Winwoodのソロ1stアルバム『Steve Winwood』(1977年)です。
The Spencer Davis Group、Traffic、Blind Faith等でも活躍したSteve Winwoodに関して、当ブログで紹介した以下の3枚。
『Arc Of A Diver』(1980年)
『Talking Back To The Night』(1982年)
『About Time』(2003年)
僕がリアルタイムで聴いたSteve Winwoodのソロ・アルバムは『Arc Of A Diver』(1980年)だったので、本作『Steve Winwood』は後追いで聴きました。
昔はリアルタイムで聴いた『Arc Of A Diver』、『Talking Back To The Night』の印象が強く、それに比べて『Steve Winwood』は少し地味な印象を持っていました。
しかし、今日聴き直してみると、自然体なかたちえWinwoodのソウルフルな魅力が楽しめるブルーアイド・ソウル/ファンク・ロック作品であることを実感できます。その意味ではオトナのロック作品なのかもしれませんね。
レコーディングにはSteve Winwood(vo、p、el-p、org、syn、g、sax、ds、per)以下、Jim Capaldi(per、back vo)、Rebop Kwaku Baah(congas)といったTraffic時代の仲間やWillie Weeks(b)、Andy Newmark(ds)、
Brother James(per)、Junior Marvin(g)、John Susswell(ds)、Alan Spenner(b)が参加しています。また、翌年結婚することとなるNicole Weirもバック・コーラスで参加しています。
プロデュースはIslandの総帥Chris BlackwellとSteve Winwood。
秋に聴きたいオトナのブリティッシュ・ロック作品です。
全曲紹介しときやす。
「Hold On」
Steve Winwood/Jim Capaldi作。ブルーアイド・ソウルなWinwoodの魅力が伝わってくるミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=yBGKgc-mpuI
「Time Is Running Out」
Steve Winwood/Jim Capaldi作。Willie Weeks & Andy Newmarkのリズム隊、さらにRebop Kwaku Baahのコンガも加わったファンキー・リズムとWinwoodのソウルフル・ヴォーカル&鍵盤が見事にかみ合ったファンキー・ロック。僕が欲するSteve Winwoodはこういう音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2Tdt07uqMws
「Midland Maniac」
Steve Winwood作。Winwoodが全ての楽器を演奏しているマルチ奏者としての腕前を示してくれたドラマティックな仕上がり。
「Vacant Chair」
Steve Winwood/Viv Stanshall作。Bob Marley & The WailersのギタリストであったJunior Marvin、KokomoのベーシストAlan Spennerが加わったミディアムなロック・バラード。自然体のWinwoodがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=di4koDYVP3s
「Luck's In」
Steve Winwood/Jim Capaldi作。ブルーアイド・ソウル的なミディアム。Winwoodのギターも目立っています。終盤のプログレ的展開はUKロックらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=G4MCGs-TdNo
「Let Me Make Something In Your Life」
Steve Winwood/Jim Capaldi作。荘厳なオルガン&ピアノと共に始まるソウルフル・バラードで
締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=aDNJYnt37bk
Steve Winwoodのソロ作やTrafficの過去記事もご参照下さい。
Steve Winwood『Arc Of A Diver』(1980年)
Steve Winwood『Talking Back To The Night』(1982年)
Steve Winwood『About Time』(2003年)
Traffic『『Mr. Fantasy』(1967年)
Traffic『Traffic』(1968年)
Traffic『『Shoot Out at the Fantasy Factory』(1973年)