2016年10月04日

L.T.D.『Shine On』

Jeffrey Osborne在籍のラスト作☆L.T.D.『Shine On』
Shine on by L.T.D.
発表年:1980年
ez的ジャンル:大所帯ファンク/ソウル・グループ
気分は... :いざ旅立つ!

Jeffrey Osborne擁するL.T.D.の7thアルバム『Shine On』(1980年)です。

大所帯ファンク/ソウル・グループL.T.D.(Love Togetherness Devotion)の紹介は、『Devotion』(1979年)、『Something To Love』(1977年)に続き3回目となります。

7thアルバムとなる本作『Shine On』(1980年)は、グループの看板であったリード・シンガーJeffrey OsborneにとってのL.T.D.ラスト作品となります。ご存知の通り、その後Jeffreyはソロ・アーティストとして活躍することとなります。

また、Jeffreyと共に兄のBilly Osborneも本作を最後にグループを離れています。

本作におけるメンバーは、Lorenzo Carnegie(ts、as)、John McGhee(g)、Abraham "Onion" Miller(ts)、Jeffrey Osborne(vo、per)、Billy Osborne(p、el-p、vo、per)、Jake Riley(tb)、Carle Vickers(tp、flh、fl、ss)、Jimmy "J.D." Davis(p、el-p、key、back vo)、Henry Davis(b、syn、back vo)、Alvino Bennet(ds)。

プロデュースはL.T.D.作品ではお馴染み、フィリー・ソウルの重鎮Bobby Martin

アルバム全体としては、L.T.D.らしいディスコ/ファンクとJeffreyはソロ・アルバムに通じるラブ・バラードのハーフ&ハーフ的な内容となっています。

ディスコ/ファンク系ならば、「You Gave Me Love」「Getaway」 、ラブ・バラードならば、「Where Did We Go Wrong?」「Will Love Grow」「Lovers Everywhere」あたりがオススメです。

L.T.D.作品の中では見過ごされがちな1枚ですが、過渡期ならではの面白さがあって僕は結構好きです。

全曲紹介しときやす。

「You Gave Me Love」
オススメその1。人気ソングライティング・チームGrey & Hanks作の爽快ファンキー・ディスコ。軽快なリズム&ホーン・アンサンブルがいいですね。Angela Winbushもバック・コーラスで参加し、Jeffrey Osborneのリード・ヴォーカルを盛り上げます。アップものでは本作のハイライトだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=lS2p22n_66M

「Where Did We Go Wrong?」
オススメその2。Sam Dees/Jeffrey Osborne作。シングルとして全米R&Bチャート第7位となったラブ・バラード。Jeffreyがしっとりと歌い上げるスウィートな名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=QVMpMV7c7ho

Young Rook「Where Did We Go Wrong」のサンプリング・ソースとなっています。
Young Rook「Where Did We Go Wrong」
 https://www.youtube.com/watch?v=yb_L_q8bRxg

「Getaway」
オススメその3。Henry E. Davis/Jeffrey Osborne作。ファンキーな魅力に溢れたミディアム・ファンク。ジワジワ高揚してくる感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=FsPVWAzv_vQ

「Will Love Grow」
オススメその4。Jimmie Davis/Jeffrey Osborne作。Jeffreyが伸びやかに歌い上げるビューティフル・バラード。Jeffreyのソロ作がお好きな人は気に入るはず。
https://www.youtube.com/watch?v=-JM7geJnLkU

「Love Is What You Need」
Johnny McGhee/Jeffrey Osborne作。軽やかに疾走する爽快ディスコ・ブギー。少し弾け方が控え目な感じもしますが楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=37uWBrJpW6c

「Shine On」
Richard Kerr/Jeffrey Osborne作。タイトル曲はシングルにもなったビューティフル・バラード。Jeffreyらしいのかもしれませんが、L.T.D.らしかといわれれば???かも。
https://www.youtube.com/watch?v=woNb40lnDMw

「Lovers Everywhere」
オススメその5。Jeffrey Osborne作。AOR/アーバンな雰囲気のメロウ・ミディアム。こういうのを聴くと、Jeffreyのソロ転向は仕方がなかったのかという気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=zEOaFLPAvXs

「Lady Love」
Billy Osborne作。Jeffreyと共に本作でグループを去ることとなった兄Billyの惜別の1曲といった雰囲気のバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Kn5KxQ5tpOM

「Don't Cha Know」
Keri Amos/Jeffrey Osborne作。ラストはJeffreyのヴォーカルが栄えるファンキー・チューンで締め括ってくれます。

L.T.D.の他作品もチェックを!

『Love To The World』(1976年)
Love to the World

『Something To Love』(1977年)
サムシング・トゥ・ラヴ

『Togetherness』(1978年)
Togetherness

『Devotion』(1979年)
Devotion

『Love Magic』(1981年)
ラヴ・マジック

『For You』(1983年)
For You
posted by ez at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする