2016年12月02日

Brazilian Groove Band『Anatomy Of Groove』

N.Y.+ブラジルなジャズ・ファンク作品☆Brazilian Groove Band『Anatomy Of Groove』
アナトミー・オブ・グルーヴ
発表年:2009年
ez的ジャンル:ブラジリアン・フレイヴァーN.Y.ジャズ・ファンク
気分は... :年末モード突入!

今回はジャズ・ファンク作品Brazilian Groove Band『Anatomy Of Groove』(2009年)です。

2009年にUKの優良レーベルFar Out Recordingsからリリースされた作品ですが、レコーディング自体は1999年に行われたものなので、1990年代カテゴリーにしておきます。

Brazilian Groove Bandは、リオ・デ・ジャネイロ出身でN.Y.を拠点に活躍するサックス奏者Leo Gandelmanが立ち上げたジャズ・ファンク・プロジェクト。

プロデュースはLeo GandelmanJuliano Zanoni

N.Y.ブルックリンで行われたレコーディングには、Leo Gandelman(sax、fl、key)、Juliano Zanoni(ds、per)以下、Charlie Hunter(b、g)、SouliveEric Kresno(g)、Reuben Wilson(org)、Grant Green Jr.(g)、Don Harris(tp、flh)、Ozi(tb)、Cafe(per)、Andre Vasconcellos(b)、Pedro Gomes(g)、David Feldman(el-p、key)、Sergio Brandao(b)、Gene Perez(b)、Mitch Stein(g)、Guilherme Monteiro(g)、Tony Mola(per)、David Vieira(per)といったミュージシャンが参加しています。

レア・グルーヴ好きにはお馴染みのベテラン・オルガン奏者Reuben Wilson、人気ギタリストであった故Grant Greenの息子Grant Green Jr.(g)がゲスト参加しているのが目を引きます。

ユニット名からして、ブラジル色を前面に打ち出したアルバムをイメージするかもしれませんが、全体の印象としてはN.Y.らしい都会的でスマートなジャズ・ファンクが基本であり、そこにブラジリアン・フレイヴァーで彩をつけているといった感じですね。抜けのいい爽快なジャズ・ファンク・サウンドを楽しめます。

意外に飽きのこないインスト・ジャズ・ファンク作品かもしれません。

全曲紹介しときやす。

「Safari」
Leo Gandelman/Charlie Hunter/Juliano Zanoni作。アフロなエッセンスも取り入れた開放的なジャズ・ファンクがオープニング。抜けのいいホーン・サウンドが気持ちいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2rrJAcPYL_A

「Pirulito」
Leo Gandelman/Andre Vasconcellos/Juliano Zanoni作。サマー・ブリージンなメロウ・ジャズ・ファンク。季節外れですが、こういうの好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=goBoC_zyt6k

「Charlie 1」
Leo Gandelman/Charlie Hunter/Juliano Zanoni作。ハモンド・オルガンの音色が印象的なオルガン・ジャズ・ファンク。スクラッチを交えたブラジリアン・エッセンスの隠し味もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=uAVpP1zLcRw

「Pau Grande」
Leo Gandelman作。軽やかなブラジリアン・ジャズ・ファンク。ブラジリアン・リズムと鮮やかなホーン・アンサンブルの組み合わせがいいですね。Reuben Wilson参加曲。
https://www.youtube.com/watch?v=QdtgsR6sDUo

「April 7th」
Leo Gandelman作。Grant Green Jr.参加のグルーヴーなジャズ・ファンク。キレのあるホーン・サウンドと父Grant Greenを彷彿させるJr.のグルーヴィー・ギターにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=GO7P75mQvTQ

「Dance」
Leo Gandelman/Juliano Zanoni作。ブラジリアン・フレイヴァーが印象的ですが、全体としてはスマートで都会的なジャズ・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gWYwv60qa_w

「Prince Samba」
Leo Gandelman作。タイトルの通り、サンバのリズムを取り入れたジャズ・ファンク。それでもN.Y.らしいジャズ・ファンク・サウンドがブレないところが本作らしさかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=hhdi7tJtE3Y

「Groove In The Head」
Leo Gandelman/Juliano Zanoni作。N.Y.産ならではのブラジリアン・ジャズ・ファンク。爽快メロウな疾走感が気持ちいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_uEY5y8zfDQ

「Bananeira」
Joao Donato作品をカヴァー。当ブログでは以前にBebel Gilbertoのカヴァーも紹介した楽曲です。素晴らしいホーン・アンサンブルが楽しめる本作のハイライト的な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=5Vep08XRUSw

「Hip Baiao」
Leo Gandelman/Juliano Zanoni作。ラストはクラブジャズ調なブラジリアン・ジャズで締め括ってくれます。個人的にはこういうがあと1つ、2つあると嬉しかったですが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=mv-z7d86Mqo

あっという間に12月ですね。
イベントややることが多すぎてバタバタです。
こういう時に体調を崩しやすいので注意せねば!
posted by ez at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする