2017年01月05日

Pockets『So Delicious』

EW&Fの弟分グループの3rdアルバム☆Pockets『So Delicious』
pockets so delicious.jpg
発表年:1979年
ez的ジャンル:EW&Fの弟分系ファンク/ソウル
気分は... :デリシャス!

Earth,Wind & Fireの弟分的ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループPocketsの3rdアルバム『So Delicious』(1979年)です。

しばらく入手しづらい状況でしたが、輸入再発CDがリリースされ、入手しやすくなりました。

Pocketsの紹介は、1st『Come Go With Us』(1977年)、2nd『Take It On Up』(1978年)に続き3回目となります。

これまでの作品と同じく、Maurice Whiteの弟Verdine WhiteRobert Wrightがプロデュースしています。

また、Tom Tom 84Jerry HeyBenjamin WrightThom Bellがホーン&ストリングス・アレンジを担当しています。

本作におけるPocketsのメンバーは、Albert McKinney(key)、Gary Grainger(b)、Larry Jacobs(vo)、Charles Williams(tp)、 Irving Madison(sax)、 Kevin Barnes(tb)、George Gray(ds)の7名。

EW&F勢からAl McKay(g)や、Don Myrick(sax)、Louis Satterfield(tb)、Maurice Spears(tb)、Michael Davis(tp)といったThe Phenix Hornsの面々がレコーディングに参加しています。

それ以外に、前作までメンバーであったJacob Sheffer(g)、RaydioDarren Carmichael(key)とCharles Fearing(g)、Invisible Man's BandDean Gant(key)、Ed Greene(ds)、Kenny Elliott(ds)、Romeo Williams(b)、Geary Lanier(key)、Michael Boddicker (syn)、Paulinho Da Costa (per)、Dorothy Ashby(harp)等のミュージシャンが参加しています。

アルバムからはディスコ・チューン「Catch Me」がシングル・カットされました。また、収録曲の中ではDelfonicsの大ヒット曲「La La (Means I Love You)」のカヴァーあたりも目立ちます。

僕のオススメはメロウ・ブギー「Charisma」、キャッチーなダンス・チューン「Why'd Ya Do Dat?」、ポジティヴなメロウ・グルーヴ「Baby, Are You Coming Home With Me?」、爽快メロウ・ソウル「How Do You Think It Feels?」、ソウルフルなメロウ・ミディアム「So Delicious」の5曲。

結局、商業的には成功せず、本作を最後にグループはシーンから姿を消してしまいます。しかしながら、中身はEW&Fの弟分らしいキャッチーなディスコ〜モダン・ソウル作品に仕上がっていると思います。

まずは1st、2ndを先に聴くべきと思いますが、この3rdもぜひセットで手元に置いておきたい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「How Do You Think It Feels?」
オススメその1。爽快なメロウ・ソウルがオープニング。Tom Tom 84のアレンジが冴える素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=TxNw7OjVWrM

「Why'd Ya Do Dat?」
オススメその2。軽快なギター・カッティングが心地好いメロウ・ダンサー。EW&Fの弟分グループらしいキャッチーさがあっていいですね。アレンジはJerry Hey。
https://www.youtube.com/watch?v=y2r78fdhLHE

「Charisma」
オススメその3。鮮やかなホーン・サウンド共に始まるメロウ・ブギー!華やかなダンス・サウンドにグッときます。アレンジはBenjamin Wright。
https://www.youtube.com/watch?v=5sLsSVngMt4

「La La (Means I Love You)」
Delfonicsの大ヒット曲をカヴァー(Thom Bell/William Hart作)。ただし、このカヴァーはPocketsにはあまりフィットしていない気がします。アレンジはThom Bell。
https://www.youtube.com/watch?v=V0q0SaiMtBY

「Catch Me」
シングル・カットもされたディスコ・チューン。少し前のめりになったEW&Fといった趣のダンス・チューンです。アレンジはBenjamin Wright。
https://www.youtube.com/watch?v=QALH4LQcdWY

「So Delicious」
オススメその4。タイトル曲は爽快メロウなミディアム。このグループのソウルフル&メロウな魅力に触れることができます。アレンジはJerry Hey。
https://www.youtube.com/watch?v=S5wBYOw7UsM

「Your Heart's In Trouble」
ソウル・フィーリング溢れる哀愁ミディアム。アレンジはTom Tom 84。
https://www.youtube.com/watch?v=s4avaU1Wjuc

「Baby, Are You Coming Home With Me?」
僕好みのダンサブルなメロウ・グルーヴ。ポジティブなヴァイヴがいい感じです。アレンジはJerry Hey。
https://www.youtube.com/watch?v=Gu5e3Qrgtnw

「Bye-Bye」
ラストは1分強の小曲。グループの最後の作品となることを予感させます。

未聴の方は、1st『Come Go With Us』(1977年)、2nd『Take It On Up』(1978年)もチェックを!

『Come Go With Us』(1977年)
平和の使者(紙ジャケット仕様)

『Take It On Up』(1978年)
戦士の凱旋(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする