発表年:1976年
ez的ジャンル:都会派女性フォーキー
気分は... :イルカ軍団シーズン終了・・・
NFLのポスト・シーズン、ワイルドカード、我がドルフィンズは敵地でスティーラーズと対戦しましたが、完敗でシーズン終了となりました。
エースQBタネヒルを欠く中での敵地のスティーラーズ戦は厳しいと覚悟していましたが、攻撃、守備ともにズタズタで明らかに地力が違いましたね。イルカ軍団の脆さを露呈してしまいました。特にラン攻撃が全く機能しなかったのと、逆に相手のラン攻撃を好き放題やられたのが致命的でしたね。
それでも久々にポスト・シーズンへ駒を進めた今季のイルカ軍団は評価したいと思います。ポスト・シーズンで勝つためには、攻守共にワンランク・アップして欲しいですね。
1970年代の女性フォーキー作品からDoris Abrahams『Labor Of Love』(1976年)です。
Doris AbrahamsはN.Y.生まれの女性フォーク・シンガーであり、本作『Labor Of Love』(1976年)が唯一のアルバムです。
プロデュースはMud Acres、Woodstock Mountains Revue等の活動で知られる男性シンガー・ソングライターArtie Traum。
レコーディング・メンバーにはDoris Abrahams(vo、g)、Artie Traum(g)、Pat Alger(g)、Steve Burgh(g、vibe)、Jeffrey Gutcheon(key、vibe)、Chico Rindner(b)、Beau Segal(ds、congas)、Pat Alger(g)、Arlen Roth(g、lap steel)、Richard Grando(sax、fl)、Joey Stann(sax、fl)、Peter Ecklund(tp、flh)、Larry Packer(violin、viola)、Elly Greenberg(back vo)、(back vo)、Laraine Grady Traum(back vo)、Paula Lockheart(back vo)等のミュージシャンが参加しています。
僕のお気に入りはArtie Traumと同じくWoodstock Mountains Revueに参加していたPat Algerが楽曲提供した「Dance The Night Away」、「Hurricane In My Heart」、「Last Unicorn」の3曲と、「Sunlight」(Youngbloodsのカヴァー)と「See Saw」というボッサ・フィーリングの効いた2曲。特にPat Alger提供曲はLaura Nyroが好きな人は気に入るのでは?
透明感のあるDorisの歌声とバックの好サポートがかみ合った佳作だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Dance The Night Away」
オススメその1。Johnny Johnson/Pat Alger作。爽快メロウなオープニング。透明感のあるDorisの歌声と楽しげな都会的サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2dcIQ_zuc9U
「Hurricane In My Heart」
オススメその2。Pat Alger作。美しい楽曲と透明感のあるDorisの歌声が良くマッチした素敵なバラード。Laura Nyro好きの人は気に入るはず。
「See Saw」
オススメその3。Doris Abrahams作。妖しげなボッサ/ジャズ・フィーリングのサウンドと少しレイジーなDorisのヴォーカルが、それまでの2曲とは少し異なるオトナな雰囲気を醸し出します。
「I'll Be Your Old Lady」
Jeffrey Gutcheon作。Dorisのキュートな側面を引き出しているリラックスした演奏がいいですね。
「Sunlight」
オススメその4。Youngbloodsのカヴァー(Jesse Colin Young作)オリジナルは『Elephant Mountain』(1969年)に収録されています。当ブログでは『RIde The Wind』(1971年)のライブ・ヴァージョンも紹介済みです。ここではDorisの歌声が栄えるボッサなメロウ・チューンで聴かせてくれます。
「Last Unicorn」
オススメその5。Pat Alger作。Laura Nyro調の素敵なバラード。Dorisの切ない歌声にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=1Bmj89B_Dgc
「Are My Thoughts With You」
Mickey Newburyのカヴァー。Newburyのオリジナルは『Harlequin Melodies』(1968年)に収録されています。切々と歌い上げるカントリー・チューン。
「Ridin'」
Alan Thomas作。ウッドストック系のミュージシャン達が楽しみながら演奏している雰囲気が伝わってきますが、僕が求めている音とは違うかな・・・
「Let's Do It」
Cole Porter作。オールドタイミーな雰囲気は悪くありません。
「It's About Time」
Doris Abrahams作。ラストはしっとりと甘酸っぱいメロウ・バラードで締め括ってくれます。
本作を気に入った方合は、本作のプロデューサーArtie Traumと楽曲提供で本作に大きく貢献しているPat Algerのデュオ・アルバムArtie Traum & Pat Alger『From The Heart』(1980年)あたりもチェックしてみては?
Artie Traum & Pat Alger『From The Heart』(1980年)