
発表年:1995年
ez的ジャンル:Motown系実力派男性R&Bグループ
気分は... :ミント好きの方は要チェック!
今回は90年代R&B作品からSoultry『Soultry』(1995年)です。
SoultryはKelly Jackson、Jason Hibbert、Xavier Preston、Kerry Johnsonの4名による男性R&Bグループ。
Motownからリリースされた本作『Soultry』(1995年)はグループ唯一のアルバムです。
Mint ConditionのStokley Williams、Jeffrey Allen、Keri Lewis、Quincy Jonesの息子QD III、元Fat BoysのMark Morales(Prince Markie Dee)、Soul ConventionのMark C. Rooneyがプロデュースを務めています。
ジャケの雰囲気そのままの実力派男性R&Bグループです。
しかしながら、「Cash Money」、「I'll Get Mine」といったシングル曲は少しダーク・トーンのダンサブルなミディム・グルーヴ。これらはいずれもベースがHip-HopのQD IIIプロデュース曲です。
それよりも、このグループらしい絶品スロウを楽しめるのはStokley Williams、Jeffrey Allen、Keri LewisというMint Conditionメンバーがプロデュースした「Where Do Broken Hearts Belong」、「I Knew All Along」、「Can I Get To Know You」の3曲。このグループの魅力が凝縮されていると同時、Mint Condition勢の好きサポートにグッときてしまいます。
また、Soul ConventionのMark C. Rooneyプロデュースの「Sex In The Rain」、当時、Soul Conventionと親交が深かったMark Morales(Prince Markie Dee)プロデュースの「Temperature's Climbing」も、このグループらしいヴォーカルやコーラス・ワークを楽しめます。
QD IIIプロデュースであれば、前述のシングル2曲よりも「Relax Your Mind」がオススメです。
特にMint Condition好きの人にはチェックして欲しい1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Intro」
QD IIIプロデュース。アルバムのイントロですが、妖しげなトラックにのって、彼らのヴォーカル・ワークをチラ見させます。
「I'll Get Mine」
QD IIIプロデュース。シングルにもなりました。ウエッサイなダーク・トーンのトラックによるダンサブルなミディム・グルーヴです。このグループらしいかは?ですが、この時代の男性R&Bらしいキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=L47kcIf3rgs
「What I Want」
Mark Moralesプロデュース。切々としたバラードを歌い上げます。ヴォーカル・グループとして実力を示してくれる安定感のある仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=WJUybvX8g4c
「Sex In The Rain」
オススメその1。Mark C. Rooneyプロデュース。ここからがグループの本領発揮!といった感じのバラードを歌い上げます。タイトル通りエロいですが(笑)。女性バック・コーラスはLiz Vaughn。
https://www.youtube.com/watch?v=z3OLvc9qAPw
「Where Do Broken Hearts Belong」
オススメその2。StokleyとJeffrey AllenというMint Conditionメンバーがプロデュース&ソングライティング。ア・カペラのイントロからしてシビれる絶品スロウ。楽曲良し、ヴォーカル良しで個人的には文句なしに本作のハイライトです。
https://www.youtube.com/watch?v=3xMyD718f7o
「I Knew All Along」
オススメその3。本曲は同じMint ConditionメンバーでもKeri LewisとStokleyの組み合わせによるプロデュース&ソングライティング。前曲「Where Do Broken Hearts Belong」に劣らない素敵なスロウに仕上がっています。90年代男性R&Bグループらしい胸を締めつけられる感じにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=1ZtKggIrTj8
「Cash Money」
QD IIIプロデュース。シングル・カットもされました。Whodini「Five Minutes of Funk」のサンプリングをベースに、Wu-Tang Clan「C.R.E.A.M.」の声ネタを交えたHip-Hop色の強いダークなトラックが印象的です。グループのキャラには合っていませんが、QD IIIの仕事ぶりを楽しめばいいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=MmD5X-mac4Y
「Relax Your Mind」
オススメその4。QD IIIプロデュース。LSDのラップをフィーチャーしたミディアム。同じくQD IIIが手掛けたシングル2曲以上に、サウンドとグループのヴォーカル・ワークがフィットしている気がします。Stan "The Guitar Man" Jonesの心地好いギターはIsaac Hayes「Hung Up on My Baby」からの引用です。
https://www.youtube.com/watch?v=7vopw_kQIfo
「Can I Get To Know You」
オススメその5。Keri Lewis/Stokleyプロデュース。ソングライティングはKeri Lewis。他のMint Conditionプロデュース曲同様に、素敵なスロウで聴く者を魅了します。シンプルなサウンド・プロダクションでヴォーカルを引き立てているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JnVkBOTBUG0
「Temperature's Climbing」
オススメその6。Mark Moralesプロデュース。グループのヴォーカル・ワークを楽しめるメロディアスなミディアム。僕好みの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=rV_wsqxNOOI
「Outro」
QD IIIプロデュース。イントロ同様に妖しげな雰囲気でアルバムを締め括ります。
2026年からサッカーW杯出場国数が「48」になるみたいですね。
出場が楽になると、予選の緊張感がなくなるし、
各国のレベルも下がってしまうのでは?
個人的には現状の32ヶ国が適正だと思いますが・・・