2017年01月17日

The Latin Jazz Quintet with Eric Dolphy『The Latin Jazz Quintet』

Eric Dolphyとの共演第2弾アルバム☆The Latin Jazz Quintet with Eric Dolphy『The Latin Jazz Quintet』
ラテン・ジャズ・クインテット・ウィズ・エリック・ドルフィー
録音年:1960年、61年
ez的ジャンル:ラテン・ラウンジ・ジャズ
気分は... :カウボーイズ惜敗・・・

NFLディビジョナル・プレーオフの2日目は、パッカーズ、スティーラーズが勝利し、カウボーイズ、チーフスはいずれも惜敗しました。特にカウボーイズには期待していたので、残念な敗戦でした。

アンチ・ペイトリオッツの僕としては、ペイトリオッツに勝てるのはどのチームか、という目線で見ているのですが、残っているチームでは悔しいですが、ペイトリオッツが一番強そうですね。NFCチャンピオンよりはAFCチャンピオンシップで対戦するスティーラーズの方が、ペイトリオッツ退治を期待できそうかな・・・

今回は60年代ラテン・ジャズ作品からThe Latin Jazz Quintet with Eric Dolphy『The Latin Jazz Quintet』(1961年)です。

The Latin Jazz Quintetの紹介は、『Latin Soul』(1965年)、Shirley Scottとの共演盤『Mucho Mucho』(1960年)に続き3回目となります。

本作は『Caribe』(1960年)に続く、Eric Dolphyとの共演第2弾アルバムとなります。

本作におけるレコーディング・メンバーは、Felipe Diaz(vibe)、Bobby Rodriges(b)、Artur Jenkins (p)、Tommy Lopez(congas)、Luis Ramirez(timbales)、Eric Dolphy(fl、bass cla、sax)。

早逝の天才ジャズ・ミュージシャンEric Dolphyとラテン・ジャズの組み合わせって、少しイメージしづらい面もありますが、Dolphyが突出して目立つわけではなく、メンバーの一人として演奏全体に調和していると思います。

ラウンジ感覚のラテン・ジャズは、肩ひじ張らずリラックスした気分で楽しめると思います。

全曲紹介しときやす。

「You're The Cutest One」
Conway Darwin作。Felipe Diazのヴァイヴを中心としたラウンジ調のラテン・ジャズが展開されます。ここでのDolphyはバス・クラリネットを披露します。

「Speak Low」
Kurt Weill/Ogden Nash作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。ラウンジ調の小粋な疾走感が心地好いです。Dolphyの涼しげなフルートがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=_5ZHpvzQNKo

「I Got Rhythm」
George Gershwin/Ira Gershwin作。1930年のミュージカル『Girl Crazy』のために書かれた曲。パーカッシヴなコンガの効いたアッパー・ラテン・ジャズ。Dolphyはバス・クラリネットをプレイ。

「Night In Tunisia」
Dizzy Gillespie作のジャズ・スタンダードをカヴァー。Dolphyのアルト・サックスを中心に、トライバル感覚の演奏でお馴染みの楽曲を格好良く聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=R2RTRU_snMw

「Cha Cha King」
Ford Knox作。一歩間違えると、スーパー・マーケットのBGM的になりそうですが、そこは何とか持ちこたえいます(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=OQI7sDhMjJM

「I Wish I Were In Love Again」
Richard Rodgers/Lorenz Hart作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。軽やかなにラテン・リズムに乗り、DolphyのサックスやFelipe Diazのヴァイヴも快調です。
https://www.youtube.com/watch?v=I9Nf81nxM-E

「You Don't Know What Love Is」
Gene de Paul/Don Raye作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。映画『Keep 'Em Flying』(1941年)のために書かれた曲です。この演奏はDolphy不参加です。しっとりムーディーな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=hNiGoqK6ubU

「Lover」
Richard Rodgers/Lorenz Hart作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。映画『Love Me Tonight』(1932年)のために書かれた曲です。緩急織り交ぜたリズムで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BRAo95fjT3Q

「Mangolina」
Ford Knox作。ストリート感のあるラテン・リズムの躍動感にグッときます。N.Y.ラテンあたりがお好きな人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=pjqFlDRcZFU

「April Rain」
Felipe Diaz作。 ラストは妖しげなラウンジ・サウンドでムーディーに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=H24udH2SwSI

ご興味がある方はThe Latin Jazz Quintetの他作品もチェックを!

『Hot Sauce/The Chant』(1960年/1962年) ※2in1CD
ラテン・ラウンジ・グルーヴ

The Latin Jazz Quintet + Eric Dolphy『Caribe』(1960年)
キャリベ

Shirley Scott With The Latin Soul Quintet『Mucho Mucho』(1960年)
ムーチョ・ムーチョ

『Latin Soul』(1965年)
ラテン・ソウル
posted by ez at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。