発表年:1974年
ez的ジャンル:田園的ブラジリアン・フォーキー
気分は... : きつきつタートルネック?
今回は70年代ブラジル作品からRuy Maurity『Safra 74』(1974年)です。
Ruy Maurityは1949年リオ デ ジャネイロ州パライーバ・ド・スル生まれのコンポーザー。彼は有名コンポーザー/アレンジャー/ピアニストであるAntonio Adolfoの弟です。
70年代から80年代にかけて8枚のアルバムをリリースしています。また、TVのサントラも多く手掛けていたようです。
本作『Safra 74』(1974年)は、『Este E』(1970年)、Ruy Maurity & Trio名義の『Em Busca Do Ouro』(1972年)に続く3枚目のアルバムです。
アルバム全体は田園的なアコースティック・サウンドが印象的な1枚です。CDの帯には伝統的なリズムとソフトロックの融合が謳われていますが、あまりソフトロックという感じはしません。"田園的ブラジリアン・フォーキー"というのが僕の印象です。
楽曲はJose Jorgeが作詞し、Ruy Maurityが作曲しています。また、Antonio Adolfoがアレンジを務めています。
TVのサントラも多く手掛けていたRuy Maurityのメロディアスな楽曲と、田園的ブラジリアン・フォーキー・サウンドが独特の味わいを醸し出します。
B級感丸出しのジャケに惑わされず聴いてみると案外面白い1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Com Licenca, Moco」
Antonio Adolfoのエレピが印象的なミディアム。中盤からリズミックになり、フルートが舞います。
https://www.youtube.com/watch?v=yO9ba4Bodvo
「Parabola Do Passaro Perdido」
アコギをメインとした田園ロックなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=tJhBQrfhIDg
「Pele De Couro」
男女コーラスによるグルーヴィー・フォーキー。ホーン・サウンドも加わり、盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=IQPJZUar05A
「Canteiro De Sonhos」
メロディアスなフォーキー・チューン。ブラジルならではのフォーキー・サウンドかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=v4HX9R0gJZM
「Saci Fez Tranca」
バンジョーも入ったトラディショナル感が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=EGNphDtAXyQ
「Trecho Alegre De Uma Cantiga Alegre De Chuva」
ほのぼのとした田園フォーキー・チューン。和みます。
https://www.youtube.com/watch?v=xI-kUHajFQQ
「A Senha Do Lavrador」
ブラジルらしいリズムと田園的なフォーキー感が印象的な1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=NvfRVBgDk70
「Coracao 1944」
和み系のフォーキー・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=1jHUiXsiP0s
「Passarinhada」
爽快に疾走するアコースティック・グルーヴ。ブラジルらしいメロディ・ラインもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1ljRUZYZAec
「Velha Historia」
アコーディオンが印象的な田園フォーキー。ブラジル音楽らしい雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=E7CzluMB3eA
「Cajere」
ブラジルらしいトラディショナル感のあるフォーキー・チューンです。
「Hoje Eu Fiz Voce」
ラストは兄Antonio AdolfoのピアノをバックにRuyが歌います。
少し身体がだるい・・・
UMFマヌカハニーで元気出そうっと。