2017年02月10日

People's Choice『Turn Me Loose』

70年代後半のフィリー・ディスコ/ファンク☆People's Choice『Turn Me Loose』
ターン・ミー・ルーズ
発表年:1978年
ez的ジャンル:フィリー・ディスコ/ファンク
気分は... :寒い日のディスコ/ファンク・・・

今回は70年代ファンク作品からPeople's Choice『Turn Me Loose』(1978年)です。

People's ChoiceFrankie BrunsonDavid Thompsonを中心にフィラデルフィアで結成されたファンク・グループ。

1971年に全米R&Bチャート第8位となったシングル「I Likes to Do It」でデビュー。1975年には全米チャート第11位、同R&Bチャート第1位となったグループ最大のヒット・シングル「Do It Any Way You Wanna」をリリースしています。

アルバムとしては『Boogie Down U.S.A.』(1975年)、『We Got the Rhythm』(1976年)、『Turn Me Loose』(1978年)、『People's Choice』(1980年)、『Still in Love with You』(1982年)といった作品をリリースしています。

TSOPからリリースされた1st『Boogie Down U.S.A.』(1975年)、2nd『We Got the Rhythm』(1976年)に続く3rdアルバムとなる本作『Turn Me Loose』(1978年)は、親レーベルPhiladelphia International Records (PIR)からのリリースとなっています。

ジャケに写るメンバー5名はFrankie Brunson(key、vo)、David Thompson(ds)、Stanley Thomas (b)、Darnell Jordan(g)、そして紅一点のValerie Brown(vo)だと思います。

プロデュースはRoland Chambers。また、Raymond Ellis (congas)、Dexter Wansel(syn)等がレコーディングに参加しています。

キラー・チューンはありませんが、ディスコ/ファンク・チューンを中心にヴォーカル&インストゥルメンタル・グループとして楽しませてくれる1枚です。

個人的には「Got That Feelin'」「Changin' My Life」「A Greater Truth」「Soft And Tender」あたりがお気に入りです。

楽曲はすべてメンバーらのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Turn Me Loose」
タイトル曲はブレイクと共に始まるファンキー・グルーヴ。ファンキー気分で盛り上げてくれます。インストゥルメンタル・グループとしての魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=3FYFi6d9KY8

「Got That Feelin'」
Valerie Brownのリード・ヴォーカルをフィーチャーしたフィリー・ディスコ。Valerie Brownのパンチのあるヴォーカルが栄えるダンス・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=4Im_qG6O1zg

「Changin' My Life」
軽やかに疾走するダンス・チューン。ギターが牽引する感じがいいですね。ホーン・サウンドも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qd5DdGZ1bZE

「Stay With Me」
ヴォーカル・グループとしての魅力を楽しめるソウル・バラード。

「Rough-Ride」
Frankie Brunsonのヴォーカルと共にゴリゴリと突き進む男臭いディスコ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=dgIYpum3G6I

「A Greater Truth」
少しルーズなヴォーカルが雰囲気を醸し出すダンス・チューン。妖しげな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=t5yT1wSvkaA

「Your Love Stays On My Mind」
Valerie Brownのリード・ヴォーカルをフィーチャー。男臭いFrankie BrunsonのヴォーカルとValerie Brownのコントラストがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=0JjtoosRC_k

「Soft And Tender」
ラストはアーバンなミディアム・ソウルでメロウに締め括ってくれます。このタイプがあと1、2曲あっても良かったかも?
https://www.youtube.com/watch?v=51UvK-d8Ntc

CDには「Turn Me Loose (Single Version)」「Rough-Ride (Single Version)」「Turn Me Loose (12" Disco Version)」といったボーナス・トラックが追加収録されています。

『Boogie Down U.S.A.』(1975年)
ブギー・ダウンU.S.A.
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2017年02月09日

Tony Allen『Home Cooking』

アフロビートのレジェンドによる進化形アフロ・ファンク☆Tony Allen『Home Cooking』
ホーム・クッキング
発表年:2002年
ez的ジャンル:レジェンド系アフロビート/アフロ・ファンク
気分は... :余計なことは気にしない・・・

今回はアフロビートのレジェンドTony Allenが2002年にリリースした『Home Cooking』です。

Fela Kutiと並ぶアフロビートのパイオニアでる、ナイジェリア人ドラマーTony Allenの紹介は、『Black Voices Revisited』(2010年)に続き2回目となります。

本作『Home Cooking』は前作『Black Voices』(1999年)と同じくComet Recordsからのリリースであり、レジェンド復活を印象づけた重要作品です。

UKのHip-HopチームUnsung Heroes(Barnaby Young/Brad Evans)、エンジニアとして数々の作品に関与してきたAlan Mawdsley、前作『Black Voices』(1999年)もプロデュースしていたDoctor Lがプロデュースを務めています。

また、後にThe Good, The Bad & The Queenで一緒にプレイすることになるBlurのDamon Albarn、UKのベテラン・ラッパーTy一昨年に自身初のアルバム『Eska』をリリースした、ザンビア出身でロンドンを拠点に活動する女性シンガーEska(Eska Mtungwazi)等がゲスト参加しています。

レジェンドTony Allenの持つアフロビート/アフロ・ファンクDNAにHip-Hop、ソウル、クラブミュージック、クラブジャズ等のエッセンスを融合させた進化形アフロ・ファンクを楽しめる1枚です。

レジェンド復活を印象づけるアフロビート「Home Cooking」、進化形アフロ・ファンクを堪能できる「Kindness」「Every Season」、Unsung Heroesの手腕が光るクラブ仕様の「Woman To Man」、ソウル・テイストの「Calling」「What's Your Fashion」、ジャズ・テイストの「Eparapo」が僕のオススメです。

"アフロビートは少し苦手"という人でも楽しめる、格好良い進化形アフロ・ファンク作品です。

全曲紹介しときやす。

「Every Season」
Damon AlbarnとTyをフィーチャー。アフロビートを2000年モードにアップデートさせた進化形アフロ・ファンクを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=m4bCr8DDblU

「Home Cooking」
タイトル曲はレジェンド復活を印象づけるアフロビート/アフロ・ファンクで楽しませてくれます。アフロビートらしい覚醒感のあるサウンドもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=265H5xRr4Tc

「Woman To Man」
Tyをフィーチャー。UKクラブミュージック/アブストラクトHip-Hopのエッセンスを取り込んだUnsung Heroesの手腕が光る1曲。UKクラブミュージック好きの人も楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=grGQpl3bPQ8

「Calling」
Mary & Normonをフィーチャー。アフロ・テイストのソウル・チューンといった仕上がりです。アーバンな雰囲気の中でAllenのドラムがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Sxjr4wRSUxU

「Don't Fight」
アフリカン・パーカッションも加わったトライバル・リズムが印象的な軽快なアフロ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=VVRoEEw_mp4

「Kindness」
疾走感が格好良い進化形アフロ・ファンク。呪術師のようなAllenの不気味なヴォーカルもサウンドの雰囲気とマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=1RyTf_AHbYM

「Jakelewah」
抜けのいいAllenのドラミングと共に始まる開放的なアフロ・ファンク。ワールド・ミュージック好きの人向けのサウンドなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=sP-sk4X_zww

「What's Your Fashion」
Eskaをフィーチャー。Eskaの素晴らしいヴォーカルがソウルフルな仕上がり。『Eska』(2015年)で大きな注目を浴びたEskaですが、その才能の片鱗はこの1曲のみでも十分実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=AjU9ABIFxaA

ご興味がある方はEska『Eska』もチェックを!
Eska『Eska』(2015年)
ESKA

「Crazy Afrobeat」
豪快なホーン隊と共に盛り上がるアフロビート。現行アフロ・ファンク好きの人であれば気に入る演奏だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=qmTnSLlBrjo

「Eparapo」
ラストは格好良いダブルベースとヴァイヴが牽引するジャズ・テイストに疾走する演奏で締め括ってくれます。クラブジャズ好きの人はグッとくるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=EOoovEdPU9o

他のTony Allen作品もチェックを!

『Jealousy』(1975年)/『Progress』(1977年) ※2 in 1
Jealousy / Progress

『No Accomodation for Lagos』(1979年)/『No Discrimination』(1980年) ※2 in 1
No Accommodation for Lagos / No Discrimination

『N.E.P.A. (Never Expect Power Always) 』(1985年)
N.E.P.a.

『Black Voices』(1999年)
Black Voices

『Live』(2004年)
Live

『Lagos No Shaking』(2006年)
Lagos No Shaking

The Good, The Bad and The Queen『The Good, The Bad and The Queen』(2007年)
ザ・グッド,ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン

『Secret Agent』(2009年)
シークレット・エイジェント

Jimi Tenor & Tony Allen『Inspiration Information 4』(2009年)
Inspiration Information 4

『Black Voices Revisited』(2010年)
BLACK VOICES : REVISITED (10TH ANNIVERSARY REISSUE)

『Film of Life』(2014年)
Film of Life
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2017年02月07日

Intro『New Life』

実力派男性R&Bグループの2nd☆Intro『New Life』
intro new life.jpg
発表年:1995年
ez的ジャンル:N.Y.ブルックリン出身男性R&Bグループ
気分は... :まさかの大逆転負け・・・

NFLスーパーボウルはペイトリオッツを土俵際まで追い詰めたファルコンズがまさかの大逆転負け。ファルコンズを応援していた僕はショック大です。

第4QのRBコールマン負傷後の3rdダウンで、ファルコンズがランではなくパスを選択してターン・オーバーを喫したのが全てでした。その後のWRジョーンズのミラクル・キャッチを活かせず、大幅ロスでFGさえできなかったのも痛手でしたね。

尻上がりに調子を上げてきたブレイディの攻撃をファルコンズ守備陣が踏ん張り切れなかったですね。相手の弱点を徹底的に狙うペイトリオッツが見事だったのでしょが、アンチ・ペイトリオッツの僕としては、もう少しファルコンズに打ち手はなかったのか・・・とボヤきたくなります(泣)

今回は90年代に活躍した男性R&BグループIntroの2ndアルバム『New Life』(1995年)です。

N.Y.ブルックリンで結成されたKenny "G-Love" GreeneJeff SandersClinton "Buddy" Wikeの3人組男性R&BグループIntroの紹介は、デビュー・アルバム『Intro』(1993年)に続き2回目となります。

デビュー・アルバム『Intro』(1993年)が高い評価を得たIntro

2ndアルバムとなる本作『New Life』(1995年)は、1stの「Come Inside」「Ribbon In The Sky」のようなヒット・シングルはありませんが、実力派男性R&Bグループに相応しい内容になっています。

1st『Intro』にも関与していたDave "Jam" HallNevelle HodgeといったThe Untouchablesの面々や、グループの中心メンバーKenny Greene、さらにはRodney Jerkins等がプロデュースを務めています。

アルバム前半はIntro To Street、後半はIntro To New Lifeというタイトルが付けられています。

前半Intro To Streetであれば、「Strung Out On Your Lovin'」「Funny How Time Flies」「Feels Like The First Time」「My Love's On The Way」、後半Intro To New Lifeであれば、「Spending My Life With You」「What You Won't Do For Love」「Somebody Loves You」が僕のお気に入り。

90年代男性R&Bグループ好きにはたまらない、安定感のある1枚です。

全曲紹介しときやす。

まず前半のIntro To Street

「Strung Out On Your Lovin'」
Rodney Jerkinsプロデュース。Rodney Jerkinsの手腕が光るキャッチーなダンサブル・チューンでアルバムは幕を開けます。
https://www.youtube.com/watch?v=P_kQt5GM_nM

「Funny How Time Flies」
Dave "Jam" Hallプロデュース。アルバムからの1stシングル。Black Moon「Reality... (Killing Every Nigga)」のビートをサンプリングしたミディアム・グルーヴはDave Hallらしい仕事ぶり。Steve Miller Band「Fly Like an Eagle」、Hall & Oates「Maneater」、Biz Markie feat. T.J. Swan「Nobody Beats the Biz」ネタも用いられています。
https://www.youtube.com/watch?v=Khq6Vd_gX8k

「Love Me Better」
Kenny Greene/Maurice Wilcherプロデュース。美メロのミディアム・バラードを素晴らしいリード・ヴォーカル&コーラス・ワークで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=owJ1t5F0EHE

「Feels Like The First Time」
Nevelle Hodgeプロデュース。2ndシングルにもなった絶品スロウ。90年代男性R&Bグループ好きには間違いのない仕上がり。グループの素晴らしいヴォーカル・ワークを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=SqxRvQA73k0

「My Love's On The Way」
Dave "Jam" Hallプロデュース。定番ブレイクLou Donaldson「Ode to Billie Joe」をサンプリングしたキャッチーなダンサブル・チューン。実力派グループならではのダンサブル・チューンですね。
https://www.youtube.com/watch?v=m871dlke-j8

ここからは後半のIntro To New Life

「New Life」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。タイトル曲はオーセンティックなバラード。僕には正攻法すぎて少し面白味に欠ける気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=SiXz6YYg82Y

「There Is A Way」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。込み上げ系ヴォーカル・ワークにグッとくるビューティフルなミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=cKfUtvxC6Pw

「Spending My Life With You」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。爽快コーラス・ワークで始まる素敵なラブ・バラード。透明感のある歌声が心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=qwxJZNrVHOE

「My Song」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。素晴らしいヴォーカル・ワークを生かしたメロウ・ミディアム。Bobby Caldwell「What You Won't Do For Love」のサンプリングを薄っすら挿入して次曲へつなぎます。
https://www.youtube.com/watch?v=VABdmrSEgXg

「What You Won't Do For Love」
Freedom Lyles/Ike Lee IIIプロデュース。Bobby Caldwellの名曲「風のシルエット」をカヴァー(Bobby Caldwell/Alfons Kettner作)。前曲「My Song」がいい前フリになっています。ヴォーカルも何処となくBobby Caldwellっぽいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=354_PiAAD3I

「Somebody Loves You」
Kenny Greene/Alex Moselyプロデュース。ラストは少しニュー・クラシック・ソウル調のグルーヴィー・ソウルで締め括ってくれます。伸びやかなヴォーカルが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=exAkOxIsPTg

『Intro』(1993年)
Intro
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2017年02月06日

Labi Siffre『For The Children』

黒人SSWのポップ・センスが発揮された1枚☆Labi Siffre『For The Children』
For The Children
発表年:1973年
ez的ジャンル:UK黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト
気分は... :ファルコン達よ羽ばたけ!

いよいよNFLスーパーボウルですね。アンチ・ペイトリオッツの僕は、ファルコンズを応援します。

悔しいけど、地力ではペイトリオッツの方が1枚だと思いますが、ファルコンズ自慢のハイパー・オフェンスでペイトリオッツをねじ伏せて欲しいですね。

今日はUKの黒人シンガー・ソングライターLabi Siffreの4thアルバム『For The Children』(1973年)です。

1945年ロンドン生まれの黒人シンガー・ソングライター/ギタリスト/詩人であるLabi Siffreの紹介は、フリーソウルの人気作品『Remember My Song』(1975年)、美しいフォーキー作品『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)に続き3回目となります。

本作『For The Children』(1973年)は、『Labi Siffre』(1970年)、『The Singer and the Song』(1971年)、『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)に続くPye Recordsからの4thアルバムとなります。

本作『For The Children』は、他のLabi Siffre作品と比較して、地味な存在のアルバムですが、彼のSSWとしての成熟を感じる1枚です。子供達や友人、自分の少年時代や家族への想いを歌った優しいシンガー・ソングライター作品に仕上がっています。

これまで紹介した2枚とサウンド面を比較すると、「I Got The...」「The Vulture」といったソウル/ファンク色の強い人気曲を収録した『Remember My Song』、人気シングル曲「It Must Be Love」をはじめとするフォーキー色の強かった『Crying Laughing Loving Lying』に対して、本作はロック、フォーク、ソウルのエッセンスも取り入れた彼のポップな側面が強調されているのが特徴です。

ギターのイメージが強いSiffreですが、本作ではピアノ/エレピの演奏割合が高く、そのあたりもアルバムを特徴づけているかもしれません。

プロデュース&アレンジはLabi Siffre自身。
楽曲もすべてLabi Siffreのオリジナルです。

個人的なオススメは「Odds And Ends」「Prayer」「Let's Pretend」「Someday」「Entertainment Value」「For The Children」です。

まずは『Remember My Song』(1975年)、『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)あたりを聴くべきだと思いますが、その2枚を経て聴くと、かなり楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Somesay」
イントロのエレピが印象的な哀愁のピアノ・ポップがオープニング。メドレー風の構成です。
https://www.youtube.com/watch?v=fk1i8pn7LVQ

「Children Of Children」
牧歌的なフォーキー・チューン。じんわりと心に沁みます。
https://www.youtube.com/watch?v=NDSD0HbfvCo

「Entertainment Value」
彼のポップ・センスを実感できる1曲。軽快に跳ねるピアノを中心にホーン・サウンドも織り交ぜたポップなアレンジが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=cHiFticaLhQ

「Odds And Ends」
僕の一番のお気に入り。フリーソウル好きの人が気に入るであろうグルーヴィーなフォーキー・チューンです。格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Nc-YrQ4YdWU

「Prayer」
モノラル録音のギター弾き語りですが、実に優しく、味わい深くグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=0DdjP35Tf1o

「Let's Pretend」
9分超の大作。ストリングスを配した壮大なフォーキー・チューンは実に感動的です。ピースフルな雰囲気もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=scSHVXdiqyw

「Someday」
哀愁エレピのイントロが印象的なポップ・チューン。哀愁の前半と軽やかな後半のコントラストがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UqhDCpHJUwU

「If You Have Your Faith」
彼の真摯な歌声にグッとくるフォーキー・チューン。本作らしい壮大なアレンジが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=mSExyjENrHw

「For The Children」
タイトル曲はエレピとエレクトリック・ギターによるビューティフル・バラード。子供達への切なるメッセージが感動的です。
https://www.youtube.com/watch?v=GCURxOs9p6Y

「Give Love」
ラストはピアノ弾き語りで美しく締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=rMKssBBTh-8

CDボーナス・トラックとして「So What!」が追加収録されています。

Labi Siffreの他作品もチェックを!

『Labi Siffre』(1970年)
Labi Siffre

『The Singer and the Song』(1971年)
Singer & Song

『Crying Laughing Loving Lying』(1972年)
Crying Laughing Loving Lying

『Remember My Song』(1975年)
REMEMBER MY SONG

『So Strong』(1988年)
So Strong

『Man of Reason』(1991年)
Man of Reason

『The Last Songs』(1998年)
Last Songs
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2017年02月05日

Nosizwe『In Fragments』

Georgia Anne Muldrowプロデュースの北欧ネオソウル☆Nosizwe『In Fragments』
IN FRAGMENTS
発表年:2016年
ez的ジャンル:北欧ネオソウル
気分は... :民族の母!

今回は新作アルバムから北欧ネオソウルNosizwe『In Fragments』です。

Nosizwe(本名:Nosizwe Baqwa)はノルウェー出身の女性ソウル・シンガー。彼女自身はオスロ生まれですが、母親は南アフリカ出身であり、Nosizwe自身も南アフリカというルーツを強く意識しているようです(彼女の名前には"民族の母"という意味が込められているようです)。

2012年にSisi「Stay」にフィーチャーされたことで注目され、同年にデビュー・シングル「Do You」をリリース。さらに翌年にもシングル「The Beat」をリリースしています。

そして、満を持して昨年末リリースされた1stアルバムが本作『In Fragments』です。アルバムをプロデュースしたのは、なんとUS女性ソウル・シンガーGeorgia Anne Muldrow。彼女もNosizweと同じくアフリカを強く意識しているアーティストであり、ベクトルが合っているのでしょうね。

アルバムにはGeorgia Anne Muldrow以外にも、ノルウェーのラッパーSon Of Light、デトロイト出身のラッパーGuilty Simpson、Nosizweの旧友である女性シンガーNaima Mclean、Naimaの父でサックス奏者のRene McLean、Tru Thoughtsから2枚のアルバムをリリースしているカナダ出身でノルウェーを拠点に活動する女性シンガーKinny、デトロイト出身のラッパーDenmark Vesseyといったアーティストがフィーチャーされています。

北欧ソウルとGeorgia Anne Muldrow的な雰囲気が融合した今の時代らしいネオソウル作品に仕上がっています。

上記のジャケは輸入盤ですが、国内盤ジャケは異なるのでご注意を!
僕が購入したのは国内盤です。

全曲紹介しときやす。※国内盤

「Songs From Nosizwe」
アフリカにルーツを持つ自身の紹介も兼ねたオープニングといった趣のエレクトリック・ネオソウル。

「The Best Drug」
オススメその1。Georgia Anne Muldrowをフィーチャー。コズミック&ダンサブルな雰囲気のエレクトリック・ソウル。僕は本曲を試聴してアルバム購入を決めました。
https://www.youtube.com/watch?v=vlc1B2qW9v8

「Hey Ya」
オススメその2。北欧ソウルらしい雰囲気のネオソウルなミディアム・グルーヴ。J Dillaにも通じるビートがいい感じです。

「Acapella」
タイトルそのままのア・カペラの小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=MUc1EXSJ3JE

「The Lesson」
ミステリアスな雰囲気の漂うネオオウル。北欧らしいヒンヤリ感があります。

「Nordic Lights」
Son Of Lightをフィーチャー。シンセ・ポップ風のトラックが印象的です。

「Breathe」
Guilty Simpson/Naima Mclean/Rene McLeanをフィーチャーしたアルバムからの先行シングル。2014年にN.Y.で起きたエリック・ガーナー窒息死事件がモチーフとなっています。分断・差別が懸念される現在の世界に警鐘を鳴らす社会派ソングです。

「Bags & Stairs (Skit)」
スキット。

「So Gone」
オススメその3。この曲もシングルになりました。アルバムの中でも完成度の高さでは随一。USネオソウル好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=0UKeyZwKPTM

「Aella Song (Skit)」
Nosizweの娘Aellaの歌声によるスキット。

「Can't Keep A Good Woman Down」
オススメその4。Kinnyをフィーチャー。クラブミュージック好きの人もグッとくるであろうクール&ダンサブルなエレクトリック・ソウル。

「Breathe Reprise」
Denmark Vesseyをフィーチャーした「Breathe」のリプライズ。

国内盤には「The Beat」「Push」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。2曲共にGeorgia Anne Muldrow以外のプロデュース曲なので、本編とは異なるNosizweの魅力を楽しめます。
「The Beat」
https://www.youtube.com/watch?v=NsLTZEjh-LI

疲れているのか、身体が少し重い・・・
posted by ez at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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