発表年:1995年
ez的ジャンル:N.Y.ブルックリン出身男性R&Bグループ
気分は... :まさかの大逆転負け・・・
NFLスーパーボウルはペイトリオッツを土俵際まで追い詰めたファルコンズがまさかの大逆転負け。ファルコンズを応援していた僕はショック大です。
第4QのRBコールマン負傷後の3rdダウンで、ファルコンズがランではなくパスを選択してターン・オーバーを喫したのが全てでした。その後のWRジョーンズのミラクル・キャッチを活かせず、大幅ロスでFGさえできなかったのも痛手でしたね。
尻上がりに調子を上げてきたブレイディの攻撃をファルコンズ守備陣が踏ん張り切れなかったですね。相手の弱点を徹底的に狙うペイトリオッツが見事だったのでしょが、アンチ・ペイトリオッツの僕としては、もう少しファルコンズに打ち手はなかったのか・・・とボヤきたくなります(泣)
今回は90年代に活躍した男性R&BグループIntroの2ndアルバム『New Life』(1995年)です。
N.Y.ブルックリンで結成されたKenny "G-Love" Greene、Jeff Sanders、Clinton "Buddy" Wikeの3人組男性R&BグループIntroの紹介は、デビュー・アルバム『Intro』(1993年)に続き2回目となります。
デビュー・アルバム『Intro』(1993年)が高い評価を得たIntro。
2ndアルバムとなる本作『New Life』(1995年)は、1stの「Come Inside」、「Ribbon In The Sky」のようなヒット・シングルはありませんが、実力派男性R&Bグループに相応しい内容になっています。
1st『Intro』にも関与していたDave "Jam" Hall、Nevelle HodgeといったThe Untouchablesの面々や、グループの中心メンバーKenny Greene、さらにはRodney Jerkins等がプロデュースを務めています。
アルバム前半はIntro To Street、後半はIntro To New Lifeというタイトルが付けられています。
前半Intro To Streetであれば、「Strung Out On Your Lovin'」、「Funny How Time Flies」、「Feels Like The First Time」、「My Love's On The Way」、後半Intro To New Lifeであれば、「Spending My Life With You」、「What You Won't Do For Love」、「Somebody Loves You」が僕のお気に入り。
90年代男性R&Bグループ好きにはたまらない、安定感のある1枚です。
全曲紹介しときやす。
まず前半のIntro To Street
「Strung Out On Your Lovin'」
Rodney Jerkinsプロデュース。Rodney Jerkinsの手腕が光るキャッチーなダンサブル・チューンでアルバムは幕を開けます。
https://www.youtube.com/watch?v=P_kQt5GM_nM
「Funny How Time Flies」
Dave "Jam" Hallプロデュース。アルバムからの1stシングル。Black Moon「Reality... (Killing Every Nigga)」のビートをサンプリングしたミディアム・グルーヴはDave Hallらしい仕事ぶり。Steve Miller Band「Fly Like an Eagle」、Hall & Oates「Maneater」、Biz Markie feat. T.J. Swan「Nobody Beats the Biz」ネタも用いられています。
https://www.youtube.com/watch?v=Khq6Vd_gX8k
「Love Me Better」
Kenny Greene/Maurice Wilcherプロデュース。美メロのミディアム・バラードを素晴らしいリード・ヴォーカル&コーラス・ワークで歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=owJ1t5F0EHE
「Feels Like The First Time」
Nevelle Hodgeプロデュース。2ndシングルにもなった絶品スロウ。90年代男性R&Bグループ好きには間違いのない仕上がり。グループの素晴らしいヴォーカル・ワークを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=SqxRvQA73k0
「My Love's On The Way」
Dave "Jam" Hallプロデュース。定番ブレイクLou Donaldson「Ode to Billie Joe」をサンプリングしたキャッチーなダンサブル・チューン。実力派グループならではのダンサブル・チューンですね。
https://www.youtube.com/watch?v=m871dlke-j8
ここからは後半のIntro To New Life
「New Life」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。タイトル曲はオーセンティックなバラード。僕には正攻法すぎて少し面白味に欠ける気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=SiXz6YYg82Y
「There Is A Way」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。込み上げ系ヴォーカル・ワークにグッとくるビューティフルなミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=cKfUtvxC6Pw
「Spending My Life With You」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。爽快コーラス・ワークで始まる素敵なラブ・バラード。透明感のある歌声が心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=qwxJZNrVHOE
「My Song」
Kenny Greene/Dave Cintronプロデュース。素晴らしいヴォーカル・ワークを生かしたメロウ・ミディアム。Bobby Caldwell「What You Won't Do For Love」のサンプリングを薄っすら挿入して次曲へつなぎます。
https://www.youtube.com/watch?v=VABdmrSEgXg
「What You Won't Do For Love」
Freedom Lyles/Ike Lee IIIプロデュース。Bobby Caldwellの名曲「風のシルエット」をカヴァー(Bobby Caldwell/Alfons Kettner作)。前曲「My Song」がいい前フリになっています。ヴォーカルも何処となくBobby Caldwellっぽいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=354_PiAAD3I
「Somebody Loves You」
Kenny Greene/Alex Moselyプロデュース。ラストは少しニュー・クラシック・ソウル調のグルーヴィー・ソウルで締め括ってくれます。伸びやかなヴォーカルが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=exAkOxIsPTg
『Intro』(1993年)