2017年03月07日

The Joe Cuba Sextet『Wanted Dead Or Alive (Bang! Bang! Push, Push, Push)』

N.Y.ラテン/ブーガルーの父の人気作☆The Joe Cuba Sextet『Wanted Dead Or Alive (Bang! Bang! Push, Push, Push)』
Bang Bang Push Push
発表年:1966年
ez的ジャンル:N.Y.ラテン/ブーガルー
気分は... :Bang! Bang!

今回はN.Y.ラテン/ブーガルーの父Joe Cuba(1933-2009年)の人気作The Joe Cuba Sextet『Wanted Dead Or Alive (Bang! Bang! Push, Push, Push)』(1966年)です。

Joe Cuba(本名:Gilberto Miguel Calderon)は1933年N.Y.スパニッシュ・ハーレム生まれのコンガ奏者/バンド・リーダー。プエルトリコ移民の両親を持つニューヨリカンです。

50年代から活動を開始し、1954年からJoe Cubaを名乗り、自身のグループThe Joe Cuba Sextetを率いるようになります。

メンバーはJoe Cuba(congas)、Jimmy Sabater(timbales)、Nick Jimenez(p)、Roy Rosa(b)、Tommy Berrios(vibe)、Willie Torres(vo、bongos)の6名。

50年代後半にWillie Torresが脱退しますが、代わりにCheo Felicianoがシンガーとして加わり、ヴォーカルもとるようになったJimmy Sabaterと共に2枚看板として活躍するようになります。

若者をターゲットにしたN.Y.ラテン・サウンドを引っさげ、グループは60年代〜70年代前半のN.Y.ラテン/ブーガルーを主導していました。特に、1965年のシングル「El Pito (I'll Never Go Back to Georgia)」は大反響を呼んだようです。

今回紹介する『Wanted Dead Or Alive (Bang! Bang! Push, Push, Push)』(1966年)も全米チャートに入ったシングル「Bang Bang」や同じくシングルとなった「Oh Yeah」「Sock It To Me」といった勢いのあるブーガルーが印象的な1枚です。

ただし、ブーガルーのみではなくボレロ、チャ・チャ・チャ、デスカルガ等さまざまなタイプのラテン・サウンドがバランス良く配されており、ラテン初心者の方でも入りやすい1枚かも知れません。

とりあえずはブーガルー・クラシック「Bang Bang」、パーティー・ブーガルー「Sock It To Me」をチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Bang Bang」
Jimmy Sabater/Joe Cuba作。ブーガルー・クラシックの人気曲がオープニング。みんなでハンドクラップしながら盛り上がりそうなパーティー・ブーガルーです。
https://www.youtube.com/watch?v=MenOmqIBmIM

Dizzy Gillespie、Cal Tjader、David Sanbornがカヴァーしています。また、Donna Summerの大ヒット「Bad Girls」でも本曲のフレーズの引用を聴くことができます。

「Mujer Divina」
Jimmy Sabater作。ブーガルーだけではない正統派ラテンも演奏できることを示してくれるボレロ。Ugly Duckling「Rock on Top」のサンプリング・ソースにもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=WrabQF9cQTY

「Oh Yeah」
Jimmy Sabater作。格好良いブーガルー。彼らが若いニューヨリカンから人気であったのがよくわかる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=kSgt5a6Oz2Y

「La Malanga Brava」
Jimmy Sabater作。開放的なデスカルガ。Joe Cubaのコンガをはじめとするパーカッシヴで格好良いラテン・リズムを楽しみたい人にオススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=1igZ6OTFbbE

「Que Son Uno」
Jimmy Sabater/Joe Cuba作。Nick Jimenezの気の利いたピアノがグッドなチャ・チャ・チャ。Tommy Berriosのヴァイヴが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=dIu6B8NycFw

「Sock It To Me」
Hector Rivera/Jimmy Sabater作。個人的には一番のお気に入り。若々しいラテン・ソウル・フィーリングが魅力のブーガルー。Tommy Berriosのヴァイヴもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ZyVYJo8ztLs

「Asi Soy」
Jimmy Sabater/Joe Cuba作。N.Y.ラテンらしい小粋な疾走感に惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NYqUvCAd-i0

「Triste」
Nick Jimenez作。ロマンティックなボレロでムーディーに迫ります。
https://www.youtube.com/watch?v=6BC7FAOtEfw

「Alafia」
Jimmy Sabater作。Fania好きの人は気に入るであろう洗練されたN.Y.ラテンで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=SFQU7iAHrFg

「Push, Push, Push」
Jimmy Sabater/Joe Cuba作。ストリート感覚のブーガルーで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=TClq1ASjIHw

「Cocinando」
Hector Rivera/Henny Alvarez/Joe Cuba作。ラストは9分を超えるデスカルガで熱く締め括ってくれます。パーカッション・ブレイク好きの人はかなり楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=x2GZCJOIhV0

Joe Cubaの他作品もチェックを!

『I Tried To Dance All Night』(1956年)
I TRIED TO DANCE ALL NIGHT

『Merengue Loco』(1961年)
merengue loco out of t

『Steppin' Out』(1963年)
Steppin' Out

『Diggin' the Most』(1964年)
Diggin

『Vagabundeando!/Hangin' Out』(1964年)
Vagabundeando! Hangin' Out

『Comin' At You』(1965年)
Comin at You

『We Must Be Doing Something Right!』(1966年)
We Must Be Doing Something Right

『The Velvet Voice of Jimmy Sabater』(1967年)
Presents Velvet Voice of Jimmy Sabater

『My Man Speedy』(1968年)
My Man Speedy

『Bustin' Out』(1972年)
Bustin Out

『Cocinando la Salsa (Cookin' The Sauce)』(1976年)
Cocinando La Salsa
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2017年03月06日

Stairsteps『2nd Resurrection』

フリーソウルでも人気!再評価の高いシカゴ・ソウル作品☆Stairsteps『2nd Resurrection』
2nd Resurrection
発表年:1976年
ez的ジャンル:シカゴ系ファミリー・ソウル・グループ
気分は... :転んでもただでは起きぬ!

今回は70年代シカゴ・ソウル作品からStairsteps『2nd Resurrection』(1976年)です。

The Five Stairsteps(Stairsteps)は、AloheClarenceJamesDennisKennethKeni)、Cubieというシカゴ出身のBurke兄弟によるソウル・ヴォーカル・グループ。

グループ最大のヒットは1970年に全米シングル・チャート第8位となった「O-o-h Child」

アルバムとしては『The Five Stairsteps』(1967年)(The Five Stairsteps名義)、『Our Family Portrait』(1968年)(The 5 Stairsteps & Cubie名義)、『Love's Happening』(1968年)(The 5 Stairsteps & Cubie名義)、『Stairsteps』(1970年)(The 5 Stairsteps名義)、『Stairsteps』(1971年)(Stairsteps名義)、『2nd Resurrection』(1976年)(Stairsteps名義)といったアルバムをリリースしています。

Stairsteps名義でBeatlesGeorge HarrisonのレーベルDark Horseからリリースリリースした本作『2nd Resurrection』(1976年)は、Clarence Burke, Jr.(vo、g、per)、James Burke(vo、g)、Dennis Burke(vo、g)、Keni Burke(vo、g、b)という4名体制でグループが復活したアルバムですが、結果としてグループのラスト・アルバムとなりました。

本作の後、Keni Burkeは1stソロ『Keni Burke』(1977年)をリリースしています。80年代に入り再び集結した兄弟は、ディスコ/ファンク・グループInvisible Man's Bandとして再始動しています。

本作のプロデュースはStairsteps自身とBilly PrestonおよびRobert Margouleff

レコーディングにはBilly Preston(key、syn)、Robert Margouleff(Programming)、Malcolm Cecil(Programming)、Alvin Taylor(ds)、Steve Beckmeier(g)、Ricardo Marrero(per)、Stomach(sax)、Ivory Davis(back vo)等が参加しています。

Billy Preston、Robert Margouleff、Malcolm Cecilの起用からも分かるようにサウンド面ではシンセが効果的に使われています。

フリーソウル人気曲「Time」、ブラジリアン・フレイヴァーのメロウ・ソウル「Pasado」、素敵なメロウ・バラード「In The Beginning」、程良くパーカッシヴな「Lifting 2nd Resurrection」、軽快なブレイクと共に始まる「Throwin' Stones Atcha」、サンプリング・ソースとして人気の「Tell Me Why」など聴きどころ満載の1枚です。

メンバーがポーズをキメているジャケも含めて名盤だと思います。

全曲紹介しときやす。

「From Us To You」
Clarence Burke, Jr./Keni Burke作。軽快なソウル・グルーヴで爽やかにアルバムは幕を開けます。本作らしいシンセ使いも絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=te-I1fj8FhE

「Pasado」
Clarence Burke, Jr./James Burke作。ブラジリアン・フレイヴァーのメロウ・ソウル。個人的には本作のハイライトですね。当ブログではPocketsのカヴァーも紹介済みです。
https://www.youtube.com/watch?v=TEY5VTHcdjc

「Theme Of Angels」
James Burke作。本作らしいシンセ・サウンドを楽しめるコズミックな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=cvOqnDLhRJI

Median feat. Sy Smith「Kiss the Sky」のサンプリング・ソースとなっています。
Median feat. Sy Smith「Kiss the Sky」
 https://www.youtube.com/watch?v=LK8DdhPfyuc

「Lifting 2nd Resurrection」
Clarence Burke, Jr./Dennis Burke作。洗練されたサウンドとヴォーカル・ワークのバランスが良い完成度の高いソウル・チューン。程良くパーカッシヴなのも僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=sNwGP9QGPTc

「Time」
Syreeta Wright/Clarence Burke, Jr.作。フリーソウルのコンピにも収録されていた人気曲。オーセンティックなソウル・バラードを素敵なアレンジで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BVpqW2wbIhc

「Throwin' Stones Atcha」
Clarence Burke, Jr.作。軽快なブレイクと共に始まるソウルフル・ダンサー。軽快なファンキー・サウンドが心地好いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=g0H3OsZZCsI

「Far East」
Clarence Burke, Jr.作。インタールード的な1分強のインスト・メロウ。

「In The Beginning」
Clarence Burke, Jr.作。スロウ系で一番好きなのがコレ。素敵なヴォーカル・ワークをメロウ・シンセが印象的なメロウ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=oDPeP-EiBQQ

「Tell Me Why」
Keni Burke作。オトナのミディアム・ソウルといった趣がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dZ-u_0-KiC8

Statik Selektah feat. Slum Village & Granite State「Got Me Goin' (Hip Hop)」、Common「Sex 4 Sugar (Karriem Riggins Remix)」、Frank-N-Dank「Ma Dukes (Madlib Remix)」のサンプリング・ソースになっています。
Statik Selektah feat. Slum Village & Granite State「Got Me Goin' (Hip Hop)」
 https://www.youtube.com/watch?v=4hLfkyDK-Qg
Common「Sex 4 Sugar (Karriem Riggins Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=wqlVid0UWNo
Frank-N-Dank「Ma Dukes (Madlib Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Cs2X2lIFRJw

「Salaam」
Keni Burke作。ラストはメロウ・フュージョン調のインスト・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gIPItaXXUFQ

The Five Stairsteps(Stairsteps)の他作品もチェックを!

『Our Family Portrait/Stairsteps』(1968/1970年) ※2in1CD
Our Family Portrait/stairsteps (expanded Twofer Edition)

『Love's Happening』(1968年)
ラヴズ・ハプニング(LOVE'S HAPPENING)(直輸入盤・帯・ライナー付き)

Keni BurkeInvisible Man's Bandの過去記事もご参照ください。

Invisible Man's Band『Really Wanna See You』(1981年)
Really Wanna See You

Keni Burke『You're The Best』(1981年)
ユーアー・ザ・ベスト(紙ジャケット仕様)

Keni Burke『Changes』(1982年)
チェンジズ(紙ジャケット仕様)
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2017年03月05日

Thundercat『Drunk』

メロディアスな新境地を示した3rdアルバム☆Thundercat『Drunk』
Drunk [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤]  (BRC542)
発表年:2017年
ez的ジャンル:Brainfeeder系天才ベーシスト
気分は... :酔・・・

今回は新作アルバムから最も旬な天才ベーシストThundercatの最新作『Drunk』です。

黒人ドラマーRonald Bruner Sr.を父に、グラミー受賞歴を持つ敏腕ドラマーRonald Bruner Jr.を兄に持つ天才ベーシストであり、Flying Lotusの右腕としてBrainfeederを牽引するThundercat(本名Stephen Bruner)の紹介は、2ndアルバム『Apocalypse』(2013年)、1stアルバム『The Golden Age of Apocalypse』(2011年)に続き3回目となります。

3rdアルバムとなる最新作『Drunk』では、従来にはないヴォーカル重視のメロディアスな新境地を示しています。

一昨年末にリリースしたミニ・アルバム『The Beyond / Where The Giants Roam』(2015年)でメロディアスな方向性の予感はありましたが、それを前面に打ち出してきたのは少し意外でした。

『The Beyond / Where The Giants Roam』(2015年) ※ミニ・アルバム
【Amazon.co.jp限定】The Beyond / Where the Giants Roam [解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC491AMZ)

(クレジットはありませんが多分)Thundercat自身がプロデュースし、Flying Lotusがアディショナル・プロデューサーとして名を連ねています。また、Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』にもプロデューサーとして関与したSounwaveが3曲でプロデュースしています。

アルバムにはMichael McDonaldKenny LogginsKendrick LamarWiz KhalifaPharrell WilliamsMac Millerといったアーティストがフィーチャリングされています。

また、Brainfeederの仲間であるKamasi Washington(sax)やMiguel Atwood-Ferguson(strings)といった現在L.A.ジャズ・シーンを代表するミュージシャンをはじめ、Genevieve ArtadiとのユニットKNOWERとしても活動するLouis Cole(ds、key、Programming)、Zack Sekoff(Programming)、Dennis Hamm(key)、Zane Carney(g)、Deantoni Parks(ds)、Charles Dickerson(key、Programming)、Taylor Graves(key、Programming)といったミュージシャンが参加しています。

個人的には超絶ベース・プレイ全開の演奏がもっと欲しかった気もしますが、新境地に挑んだ姿勢は評価したいと思いますし、彼のファルセット・ヴォーカルは意外に悪くありません。

Thundercatの新たな魅力を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Rabbot Ho」
Thundercatのヴォーカル&ベース、Dennis Hammのキーボードによるメロディアスなアルバムのイントロ。
https://www.youtube.com/watch?v=V4xGQDKDHBI

「Captain Stupido」
「Rabbot Ho」の流れを受け継ぐメロディアスな仕上がり。そんな中でもThundercatらしいベース・プレイも忘れず楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=66Vrcyqu0_Q

「Uh Uh」
Thundercatの超絶ベース全開!Brainfeederらしいビートミュージック的な演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9lHjeEkS1WE

「Bus In These Streets」
Genevieve ArtadiとのユニットKNOWERとしても活動するLouis Coleが参加しています。Thundercatのポップな新境地を示してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zxNHJXpH9QM

「A Fan's Mail (Tron Song Suite II)」
Sounwaveプロデュースの1曲目。本作らしいメロディアスな仕上がり。♪ミャオウ、ミャオウ♪という猫の鳴き声ヴォーカルまで披露してくれます。Mountain「Long Red」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=g8f5CtP0nT4

「Lava Lamp」
Sounwaveプロデュースの2曲目。Thundercatのファルセット・ヴォーカルが栄えるメロウ・チューンで彼の新たな魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=KMPjX_3snfM

「Jethro」
1分半の小曲ですが、コズミックなメロウ・チューンはBrainfeederらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=_ukKdTBwxCA

「Day & Night」
コズミック・ファンクな調のインタールード的な小曲。Mutiny「Go Away From Here」ネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=i4pNOBIAaLI

「Show You The Way」
Michael McDonaldKenny Logginsという往年のAORの人気ミュージシャン2人をフィーチャー。意外な人選にも思えますが、Thundercatがファンなのだとか。Michael McDonaldのスモーキー・ヴォイスが似合う、Thundercat作品とは思えないメロウなAORに仕上がっています。終盤にはソニック・ザ・ヘッジホッグの効果音のサンプリングも聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=62EmHhZSjEI

「Walk On By」
Kendrick Lamarをフィーチャー。Thundercatが『To Pimp A Butterfly』に参加したお返しといったところでしょうか。本作らしいメロウ・トラックと、Kendrick Lamarのフロウがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=GNCd_ERZvZM

「Blackkk」
Sounwaveプロデュースの3曲目。従来のThundercat作品らしいミニマル感と本作らしいメロディアス感が融合した仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=REF5JzqQa4c

「Tokyo」
日本人には気になる東京を歌った曲。ビートミュージックらしいミニマル・サウンドにのって、♪ガンダムカフェ〜♪パチンコ屋〜♪(北斗の拳の)ケンシロウ〜♪なんてフレーズも聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=gN2PjkfH8CI

「Jameel's Space Ride」
「Bus In These Streets」に続くLouis Cole参加曲。1分強の小曲ながらもポップな魅力に溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=pt0qx99PzDs

「Friend Zone」
コズミック・ファンク調の仕上がり。個人的なこういった演奏がもう少し多くても良かった気がします。Kendrick Lamar「Bitch, Don't Kill My Vibe」のヴォーカルの引用も挿入されています。
https://www.youtube.com/watch?v=FqE_H1A-8B4

「Them Changes」
ミニ・アルバム『The Beyond/Where The Giants Roam』収録曲。Thundercat本人が甲冑姿で登場するMVも印象的でした。The Isley Brothers「Footsteps in the Dark」のドラム・ループにのったヴォーカル重視のミディアム・ファンクは『Drunk』の予告編のような1曲でした。ソニック・ザ・ヘッジホッグの効果音もサンプリングしています。
https://www.youtube.com/watch?v=GNCd_ERZvZM

「Where I'm Going」
ミニ・アルバム『The Beyond / Where The Giants Roam』収録曲。Deantoni ParksのドラムとThundercatのベースの絡みがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=VDWSQ6fI9TE

「Drink Dat」
Wiz Khalifaをフィーチャー。哀愁サウンドにThundercatの寂しげなヴォーカルとWiz Khalifaのラップが絡みます。
https://www.youtube.com/watch?v=_pxpTZpdZ-U

「Inferno」
本作らしいヴォーカルワーク重視の1曲。Miguel Atwood-Fergusonによる美しいストリングスも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=5VshM5FjpDo

「I Am Crazy」
30秒に満たないインタールード的小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=KnA6ZG6sxTQ

「3AM」
1分強の小曲ですが、美しいヴォーカル&サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=C1y2aFFD8Ok

「Drunk」
タイトル曲はFlying Lotusとの共作。メロディアスな中にもBrainfeederらしさを感じることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=McA_CgwoG-w

「The Turn Down」
Pharrellをフィーチャー。内省的なサウンド&歌詞が印象的な哀愁メロウ・ソウル
https://www.youtube.com/watch?v=wktuQhDLYic

「DUI」
本編のラストはDennis HammのシンセとMiguel Atwood-Fergusonのストリングスを配した美しくも儚いサウンドで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DA9DLEyo1e0

「Hi」
国内盤ボーナス・トラック。Mac Millerをフィーチャーしたシンプルながらも深淵な仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=_lRqsAVBonI

Thundercatの過去記事もご参照下さい。

『The Golden Age of Apocalypse』(2011年)
The Golden Age of Apocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC302)

『Apocalypse』(2013年)
Apocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC383)
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2017年03月04日

Fauna Flash『Fusion』

Truby Trioメンバーによる別ユニット☆Fauna Flash『Fusion』
Fusion
発表年:2001年
ez的ジャンル:コンポスト系フューチャー・ジャズ
気分は... :混迷・・・

今回はドイツのフューチャー・ジャズ・ユニットFauna Flash『Fusion』(2001年)です。

Fauna FlashChristian PrommerRoland AppelというDJ、プロデューサー、ミュージシャンとしても活躍する2人が活躍するユニット。

2人はJazzanovaと並ぶドイツの人気Nu Jazz/クロスオーヴァー・ユニットTruby Trioのメンバーとしても知られています。

さらに2人はPeter Kruderを加えた<トリオVoom : Voomとしても作品をリリースしています。

これまで当ブログではFauna Flashメンバー関連作品として、以下の3枚の作品を紹介済みです。

 Truby Trio『Elevator Music』(2003年)
 Christian Prommer's Drumlesson『Drum Lesson Vol. 1』(2007年)
 Christian Prommer『UberMood』(2014年)

Fauna Flash名義では、『Aquarius』(1997年)、『Fusion』(2001年)、リミックス集『Confusion Remix』(2002年)といったアルバムをリリースしています。

本作『Fusion』はドラムンベース多めのフューチャー・ジャズ作品に仕上がっています。フューチャリスティックなジャズ・フィーリングのドラムンベースって大好きです。

アルバムではヴォーカルでMartin "Sugar B" ForsterDeidra JonesMarzenka、オーストリアのHip-HopユニットAphrodelicsといったアーティストが参加しています。

僕好みのドラムンベース「Free」「Morning」、ラテン・パーカッション+ドラムンベースな「Percussion」、コズミック・ハウス「Alone Again」、フューチャー・ソウルなクロスオーヴァー「Ten」がオススメです。

今の気分にはドラムンベースがフィットします。

全曲紹介しときやす。

「Mother Nature」
Martin "Sugar B" Forsterのヴォーカルをフィーチャー。エフェクトを駆使したエレクトリック・ファンク調のクロスオーヴァー・ジャズがオープニング。。
https://www.youtube.com/watch?v=b5WfTt5wF2E

「Percussion」
オススメその1。ラテン・パーカッション+ドラムンベースな仕上がり。パーカッシヴなラテン・リズムでアッパー感がマシマシです。

「Free」
オススメその2。Deidra Jonesのヴォーカルをフィーチャー。フューチャリスティックに疾走するドラムンベースです。こういうドラムンベース大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=x7ID09Ci1RM

「Tel Aviv」
フューチャリスティックな雰囲気のフュージョン・ハウス。サックスによる入りジャジー感もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=FzHZzNg8fCg

「Alone Again」
オススメその3。コズミック・ハウス。シャープなリズムとコズミックなジャズ・フィーリングがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Teu7g0FPmmY

「Referee」
ディープなドラムンベース。ブラジリアン・テイストの高速リズムで脳内が侵食されていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=ebx9aF6qiTM

「Ten」
オススメその4。Deidra Jonesのヴォーカルをフィーチャー。フューチャー・ソウル的な魅力もあるクロスオーヴァー・チューン。

「Morning」
オススメその5。Marzenkaのヴォーカルをフィーチャー。妖しげな雰囲気に包まれたドラムンベース。聴く者が吸い込まれてしまいそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=gFiLef6VrCs

「Sunday At The Getty」
壮大な雰囲気のクロスオーヴァー・ジャズ。サウンド・スケープ的な魅力もありますね。

「Question」
オーストリアのHip-HopユニットAphrodelicsをフィーチャー。ラストはジャジーHip-Hopで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BlI8Njax2-I

Fauna Flashの他作品もチェックを!

『Aquarius』(1997年)
Aquarius

『Confusion Remix』(2002年)
Confusion Remix

メンバーの関連作品の過去記事もご参照下さい。

Truby Trio『Elevator Music』(2003年)
エレベーター・ミュージック

Christian Prommer's Drumlesson『Drum Lesson Vol. 1』(2007年)
Drumlesson 1

Christian Prommer『UberMood』(2014年)
Ubermood
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2017年03月03日

Barry White『The Message is Love』

愛の伝道師、捨てがたい魅力の1枚☆Barry White『The Message is Love』
The Message Is Love
発表年:1979年
ez的ジャンル:愛の伝道師系ソウル/ディスコ
気分は... :慈愛の心・・・

今回は愛の伝道師Barry White『The Message is Love』(1979年)です。

Love Unlimited Orchestraを率いて70〜80年代に大活躍した巨漢の男性R&Bシンガー/プロデューサーBarry Whiteの紹介は、『Sheet Music』(1980年)に続き2回目となります。

本作『The Message is Love』の全米R&Bアルバム・チャートの最高位は第14位。同チャート第1位を連発した全盛期ほどチャート・アクションが振るわなかったため、スランプを囁かれた作品ですが、それでも全米ゴールド・ディスクを獲得しています。

スランプのレッテルを貼られたため、あまり注目されない作品ですが、内容的には悪くないと思います。

ダンサブルな「It Ain't Love, Babe (Until You Give It)」「Any Fool Could See (You Were Meant for Me)」、メロウな「You're the One I Need」「Hung Up In Your Love」、ラブ・バラード「Love Ain't Easy」「I'm on Fire」、軽快メロウ・グルーヴ「I Found Love」と全7曲充実しています。

Barry Whiteが発掘した女性ソウル・グループLove Unlimitedも参加しています。

数あるBarry White作品の中で埋もれがちな1枚ですが、捨てがたい魅力があります。

全曲紹介しときやす。

「It Ain't Love, Babe (Until You Give It)」
Barry White/Paul Politi作。アルバムからの2ndシングル。パーカッシヴなリズムとLove Unlimitedのコーラスがキャッチーなダンサブル・チューン。Barryのアレンジ・センスの良さを実感できるオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=GSwvo2fy-RI

「Hung Up In Your Love」
Barry White/Paul Politi作。Barryが低音ヴォーカルで迫るミディアム・メロウ・グルーヴ。Big Sean「How It Feel」のサンプリング・ソースになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=l7ixuhFhjCo

「You're the One I Need」
Barry White/Smead Hudman作。今日的にはサンプリング・ソースとしても人気のこのメロウ・チューンが本作のハイライトかもしれませんね。エレガントなオーケストレーションが栄える愛の伝道師らしいラブ・ソングなのでは?Love Unlimitedのコーラスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=5ifzvbmHy20

2Pac「The Streetz R Deathrow」、Heavy D, 2Pac, The Notorious B.I.G. & Grand Puba feat. Spunk Bigga「Let's Get It On」 、Big Daddy Kane「「Lyrical Gymnastics」、Lost Boyz「Keep It Real」、Suga「What's Up Star」、Mystidious Misfitss「I Be (Buckwild Remix)」、Smoothe Da Hustler「Hustlin'」、Anthony Hamilton「Total XTC」、Almighty Arrogant「The Almighty Way」、9th Wonder「Say Hello」のサンプリング・ソースになっています。

2Pac「The Streetz R Deathrow」
 https://www.youtube.com/watch?v=vd2AapIzjr8
Heavy D, 2Pac, The Notorious B.I.G. & Grand Puba feat. Spunk Bigga「Let's Get It On」
 https://www.youtube.com/watch?v=l_UW9BJUIkA
Big Daddy Kane「Lyrical Gymnastics」
 https://www.youtube.com/watch?v=FGXN1Aq2bBs
Lost Boyz「Keep It Real」
 https://www.youtube.com/watch?v=49fd4uAipC0
Suga「What's Up Star」
 https://www.youtube.com/watch?v=hXl9d4jSe98
Mystidious Misfitss「I Be (Buckwild Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZdNkx1kTnxQ
Smoothe Da Hustler「Hustlin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=UYA93B3ZfPE
Anthony Hamilton「Total XTC」
 https://www.youtube.com/watch?v=JSlitQjYkDk
Almighty Arrogant「The Almighty Way」
 https://www.youtube.com/watch?v=TyQvl7EyeNQ

「Any Fool Could See (You Were Meant for Me)」
Barry White/Paul Politi作。アルバムからの1stシングル。開放的なアーバン・ディスコ・チューン。1stシングルに相応しいキャッチーな仕上がりです。モヤモヤ気分を吹き飛ばしてくれる痛快さがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=g1yUaJoq8Zs

「Love Ain't Easy」
Barry White/Paul Politi作。アルバムからの3rdシングル。愛の伝道師に相応しい壮大なラブ・バラード。低音ヴォーカルが栄えるオトナのbラードです。VNM「Nic Nie Przychodzi Iatwo」のサンプリング・ソースになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=OKcY7kRgZbI

「I'm on Fire」
Robert Jason作。あまり話題にならない曲かもしれませんが、素敵なバラードだと思います。秘めた愛の火がともる感じがいいですね。Sean Price feat. Skyzoo「You Already Know」のサンプリング・ソースになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CD2H121ggyw

「I Found Love」
Barry White/Paul Politi作。ラストはBarry Whiteらしさ全開の軽快メロウ・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=5NJI2TQHIFw

Barry Whiteの他作品もチェックを!

『I've Got So Much to Give』(1973年)
I've Got So Much to Give

『Stone Gon』(1973年)
Stone Gon

『Can't Get Enough』(1974年)
Can't Get Enough

The Love Unlimited Orchestra『Rhapsody in White』(1974年)
Rhapsody in White

Barry White, Love Unlimited & Love Unlimited Orchestra『Together Brothers』(1974年)
Together Bros

The Love Unlimited Orchestra『White Gold』(1974年)
White Gold

『Just Another Way to Say I Love』(1975年)
Just Another Way to Say I Love

『Let the Music Play』(1976年)
Let the Music Play

『Is This Watcha Want?』(1976年)
Is This Watcha Want?

『Sings for Someone You Love』(1977年)
Sings for Someone You Love

『The Man』(1978年)
Man

『Sheet Music』(1980年)
Sheet Music

『Beware!』(1981年)
BEWARE!

The Love Unlimited Orchestra『Let 'Em Dance!』(1981年)
LET’EM DANCE

Barry & Glodean『Barry & Glodean』(1981年)
Baray&Glodean

『Change』(1982年)
CHANGE

『Dedicated』(1983年)
DEDICATED

『The Right Night & Barry White 』(1987年)
The Right Night

『The Man Is Back』(1989年)
The Man Is Back

『Put Me in Your Mix』(1991年)
Put Me In Your Mix by Barry White (2004-09-21) 【並行輸入品】

『The Icon Is Love』(1994年)
The Icon Is Love

『Staying Power』(1999年)
スティング・パワー
posted by ez at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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