発表年:1982年
ez的ジャンル:コンパス・ポイント系クロスオーヴァー
気分は... :完勝!
サッカー日本代表のアウェーでのUAE戦を2対0で勝利しました。
山口をアンカー、今野をインサイドハーフで起用した4-3-3がハマりましたね。
苦肉の策の4-3-3だったかもしれませんが、個人的には4-2-3-1より4-3-3を支持します。
モデル出身のクール・ビューティーGrace Jonesの久々の登場です。
紹介するのは『Living My Life』(1982年)。
ジャマイカ生まれの女性シンガーGrace Jonesの紹介は『Nightclubbing』(1981年)、『Slave To The Rhythm』(1985年)に続き3回目となります。
本作『Living My Life』(1982年)は、
『Warm Leatherette』(1980年)、『Nightclubbing』(1981年)に続くバハマのCompass Point Studiosでのレコーディング第3弾となります。
プロデュースはコンパス・ポイントでの前2作と同じくAlex SadkinとChris Blackwell。
レコーディング・メンバーはSly Dunbar (ds)、Robbie Shakespeare(b)、Barry Reynolds(g)、Mickey Chung(g)、Wally Badarou(key)、Uziah Thompson(per)。Sly & Robbieをはじめ、前2作にも参加していたミュージシャンで固めています。
Grace Jones作品でお馴染みJean-Paul Goudeデザインによるジャケはインパクトがあります。
「Nipple to the Bottle」、「The Apple Stretching」、「My Jamaican Guy」、「Cry Now, Laugh Later」といったシングルをはじめ、Sly & Robbieを中心としたソリッド・サウンドを楽しむことができます。
ニューウェイヴ+レゲエ+ファンク+ポップなクロスオーヴァー感が今聴いてもいい感じです。
Grace Jonesのコンパス・ポイント3作品の集大成的な1枚に仕上がっているのでは?
全曲紹介しときやす。
「My Jamaican Guy」
Grace Jones作。本作のハイライト。コンパス・ポイント録音らしいレゲエ/ダブ調のダンサブル・チューン。シングルにもなりました。イントロの哀愁シンセが印象的です。クロスオーヴァー感のあるグルーヴが格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nhMA6attV0Y
定番サンプリング・ソースとして人気です。Donald D & DJ Chilly-D「Dope Jam」、Kid 'N Play feat. The Real Roxanne「Undercover」、2 Much「Wild Thang」 、Gee & Jay「X-Rated Lynn」、The New Style「Start Smokin'」、Big Daddy Kane「Children R the Future」、Lord-Pre N' the Funk Legacy「On a Hoe Stroll」、LL Cool J「Doin It」、Nitty「ABC」、Keri Hilson「Do It」、Mahagani feat. The Game「DJ (Stand Over There)」、Fabolous feat. Nicki Minaj and Trey Songz「Doin It Well」等ののサンプリング・ソースになっています。
Kid 'N Play feat. The Real Roxanne「Undercover」
https://www.youtube.com/watch?v=3hqFovxvxa8
2 Much「Wild Thang」
https://www.youtube.com/watch?v=kCkpRJtHvgk
Gee & Jay「X-Rated Lynn」
https://www.youtube.com/watch?v=HzrdMB0B7oc
The New Style「Start Smokin'」
https://www.youtube.com/watch?v=3YaxX0p049k
Lord-Pre N' the Funk Legacy「On a Hoe Stroll」
https://www.youtube.com/watch?v=tWH5YobUFvY
LL Cool J「Doin It」
https://www.youtube.com/watch?v=zK1lSBSJVH0
Nitty「ABC」
https://www.youtube.com/watch?v=3bkN-1t7oko
Keri Hilson「Do It」
https://www.youtube.com/watch?v=Znn1RJfOiB4
Mahagani feat. The Game「DJ (Stand Over There)」
https://www.youtube.com/watch?v=jMFplIzJQ7s
Fabolous feat. Nicki Minaj and Trey Songz「Doin It Well」
https://www.youtube.com/watch?v=AvC8BEXgNjI
「Nipple to the Bottle」
Sly Dunbar/Grace Jones作。アルバムからのリード・シングル。80年代初めらしいニューウェイヴ感のあるファンク・チューンに仕上がっています。ソリッドなサウンドとGraceの強烈キャラがマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=-oxhr0JCqvQ
Molecular Beats Squadron「Transmit Power」、Jurassic 5「「Verbal Gunfight」のサンプリング・ソースにもなっています。
Molecular Beats Squadron「Transmit Power」
https://www.youtube.com/watch?v=IPbIuvGd4kE
Jurassic 5「Verbal Gunfight」
https://www.youtube.com/watch?v=yAyRxtD6rqI
「The Apple Stretching」
Melvin Van Peebles作。「Nipple to the Bottle」と両面Aシングルになった楽曲。Melvin Van Peeblesのカヴァーですが、レゲエ調のコンテンポラリー感が心地好い1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xzxl4NDnQvE
「Everybody Hold Still」
Barry Reynolds/Grace Jones作。キャッチーさでいえば、コレが一番かも?この時代らしいソリッド・グルーヴが格好良いファンク・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=Qk5vK34rQk8
Mr. James Barth「Hold Still」のサンプリング・ソースにもなっています。
Mr. James Barth「Hold Still」
https://www.youtube.com/watch?v=i5lVbgXlXvs
「Cry Now, Laugh Later」
Barry Reynolds/Grace Jones作。この曲もシングルになりました。Wally Badarouのキーボードが印象的なニューウェイヴ感のあるファンク・チューン。今回久々に聴き直して一番シビれたのが本曲でした。
https://www.youtube.com/watch?v=olvUiELw5aM
「Inspiration」
Barry Reynolds/Grace Jones作。クール・ビューティーらしい哀愁メロウ・グルーヴ。哀愁のギター・カッティングがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=j1hYX2iRslo
「Unlimited Capacity for Love」
Barry Reynolds/Grace Jones作。Sly & Robbieの力強いリズムが牽引する哀愁シンセ・ポップ調のダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=iaJ7wRj_qXM
Grace Jonesの他作品もチェックを!
『Portfolio』(1977年)
『Fame』(1978年)
『Muse』(1979年)
『Warm Leatherette』(1980年)
『Nightclubbing』(1981年)
『Slave To The Rhythm』(1985年)
『Inside Story』(1986年)
『Inside Story』(1989年)