2017年03月25日

Joseph Malik『Aquarius Songs』

エディンバラ出身の男性SSW/DJの2ndアルバム☆Joseph Malik『Aquarius Songs』
Aquarius Songs
発表年:2004年
ez的ジャンル:コンポスト系フューチャー・ジャズ
気分は... :クールな美学!

今回はドイツの人気クロスオーヴァー・ジャズ・レーベルCompost Recordsの作品からJoseph Malik『Aquarius Songs』(2004年)です。

Joseph Malikはスコットランド、エディンバラ出身の男性シンガー・ソングライター/DJ。

A.J NutallとのユニットBlacka'nizedでの活動や、当ブログでも紹介したドイツのNu JazzユニットTruby Trioのフィーチャリング・ヴォーカリストとしても有名かもしれません。

自身の名義では『Diverse』(2002年)と『Aquarius Songs』(2004年)という2枚のアルバムをCompost Recordsからリリースしています。2枚共に実質上はUKのマルチ・インストゥルメンタリストDavid Donnellyとのコラボ作です。

2枚目のソロ・アルバムとなる本作『Aquarius Songs』では、1stの『Diverse』以上によりフロアを意識したダンサブル・チューンが目立つ1枚に仕上がっています。

4つ打ちのダンサブル・チューン「Believe & See」、フロア仕様のフューチャー・ジャズ「Dream Dancer」、クールなスパニッシュ・チューン「Diablo」、ブラジリアンな「Silent Fools」、フューチャー・アーバン・メロウ「Mistress Moonlight」、セピアなジャジー・ミディアム「Aquarius Song」あたりがオススメです。

アルバム全体に貫かれたクールな美学が魅力の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Aquarius Song」
タイトル曲はミステリアスなムードに包まれたジャジー・ミディアム。雰囲気のあるホーン・アンサンブルをはじめ、セピアなジャジー・サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=nnm5yDmChwM

「Diablo」
スパニッシュ・ギター、バンドネオン、フラメンコ調の手拍子が印象的なクロスオーヴァー・チューン。クールなスパニッシュ感にヤラれます。
https://www.youtube.com/watch?v=U0ID_Kp74-s

「Silent Fools」
シングルにもなりました。アコースティックな質感を生かしたメロウ&ミステリアスなダンサブル・チューン。中盤からブラジリアンなエレメンツも加わって盛り上がりが加速します。
https://www.youtube.com/watch?v=bpUYcbk9Nzw

「Nebula」
カリンバの音色をはじめ、トライバルな疾走感をフューチャリスティックに仕上げています。

「Dream Dancer」
Grand Unifiedプロデュース。クールなアッパー感にグッとくるフロア仕様のフューチャー・ジャズ。ミッドナイトな疾走感が格好良いです!
https://www.youtube.com/watch?v=yBYdZFGhbi0

「Believe & See」
4つ打ちのダンサブル・チューンはDJ人気の高い1曲なのでは?クールに疾走していくフューチャリスティック感がいいですね。

「Mistress Moonlight」
フューチャー・アーバン・メロウとでも呼びたくなるフューチャリスティックなジャジー・メロウ。今の僕の気分にかなりフィットする1曲です。

「Casualties Of War」
Steven Christieプロデュース。これまでの楽曲とは異なり生音重視のソウル・チューンに仕上がっています。

「Race Relations (Live)」
ラストはアコースティックなライブ・サウンドで締め括ってくれます。

未聴の方は『Diverse』(2002年)もチェックを!

『Diverse』(2002年)
Diverse
posted by ez at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする