2017年04月02日

FKJ『French Kiwi Juice』

フランスの才人プロデューサーのデビュー・アルバム☆FKJ『French Kiwi Juice』
French Kiwi Juice
発表年:2017年
ez的ジャンル:フレンチ・エレクトロ+アンビエントR&B
気分は... :チルアウト・・・

今回は新作アルバムから話題のフランスの才人プロデューサーFKJ(French Kiwi Juice)、待望の初アルバム『French Kiwi Juice』です。

FKJ(French Kiwi Juice)(本名:Vincent Fenton)はフランス出身のDJ/プロデューサー。独学で音楽を始め、いくつもの楽曲を操り、本作でもすべての楽曲演奏を一人で行っています。

友人と共同で自らのレーベルRoche Musiqueを立ち上げると同時に、新旧アーティストの名曲の見事なリミックスで注目を浴びるようになります。

Selah Sue「Alone (FKJ Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=5go9xw7bOjs
Alice Russell「Hurry On Now (FKJ Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=c_mtD89L9Gg
The Temptations「Cloud Nine (FKJ Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=ofAi_RCzG4w

Selah Sue「Alone」Alice Russell「Hurry On Now」といった当ブログでも紹介した名曲に、鮮やかなリミックスで新たな魅力を吹き込んでいます。

自身の名義ではこれまで『Time For A Change』(2013年)、『Take Off 』(2014年)といったEPをリリースしてきましたが、フル・アルバムは本作『French Kiwi Juice』が初めてとなります。

エレクトロ系のコンピ・アルバムに収録され、FKJが注目されるきっかけを作った「Lying Together」をはじめ、アルバムからのリード曲「Skyline」、ネット上で人気となった「Better Give U Up」「Go Back Home」など、レイドバック感覚のアンビエント&チルアウトなメロウ・サウンドが心地好い1曲に仕上がっています。

ジャンルの括りが難しいですが、ダンス・ミュージックというよりはメロウなアンビエントR&Bといった内容の1枚に仕上がっています。

決して派手ではありませんが、晴れた日のチルアウト・モードにフィットする1枚です。

全曲紹介しときやす。

「We Ain't Feeling Time」
アナログ感のあるオルガンとサックスによるバカンス・モードのサウンドが心地好いオープニング。FKJ流のメロウ・ソウルといった感じですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=wLNxSDYNjQA

「Skyline」
アトモスフィアなメロウネスが魅力のアンビエントR&B。フレンチ・エレクトロに止まらずR&B方面からもFKJが注目される理由がわかる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=qU5FWU0SH0o

「Better Give U Up」
アイランド・モードのセクシーなメロウ・ソウル。バルセロナのジャマイカン・ジャズ・バンドThe Oldiansあたりと一緒に聴いてもフィットしそうなアイランド・サウンドです。
https://www.youtube.com/watch?v=ryPY8raV_VU

「Go Back Home」
Hip-Hop調のビート感が心地好いジャジー&メロウ・チューン。ジャンルを超越したFKJの魅力を堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=CoyOjv7eVLM

「Vibin' Out」
(((O)))ことJune Marieezyの女性ヴォーカルをフィーチャー。引き算的なサウンドで華のある(((O)))のヴォーカルを引き立てるメロウ・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZASnh3Gbdwg

「Canggu」
雰囲気のあるサックスで牽引するジャジー&メロウ・グルーヴ。トラック・メイカーに止まらないマルチ・ミュージシャンならではのグッド・ヴァイヴがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=sNotIE0mX1w

「Blessed」
「Better Give U Up」と同系統のアイランド・モードのメロウ・チューン。メロウなギター&鍵盤は聴いているだけでバカンス気分になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LEmXsr5_VKw

「Die With A Smile」
ドリーミーなメロウ・チューン。ここでも引き算の美学が功を奏しています。
https://www.youtube.com/watch?v=5I9F5zzFgWI

「Lying Together (Interlude)」
「Lying Together」へナビゲートするインタールード。

「Lying Together」
アンビエントかつメロウなエレクトロ・サウンドが印象的なFKJの代表曲。淡々としたメロウネスが聴き重ねるほどクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=BqaKBslbvZI

「Joy」
ディスコ・フュージョン調なのにチルアウトなフィーリングなのがFKJらしいのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=BFtYWAudpFA

「Why Are There Boundaries」
ラストはチルアウトなのにヴィンテージ感のあるメロウ・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DG4JMKzpe8g

都内は天候的にも開花状態でも花見がビミョーな感じですね。
どんな日曜になることやら・・・
posted by ez at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする