2017年04月22日

N II U『N II U』

正統派の90年代男性R&Bグループ作品☆N II U『N II U』
N II U
発表年:1994年
ez的ジャンル:正統派男性R&Bグループ
気分は... :ミディアム〜スロウで勝負!

今回は90年代男性R&Bグループ作品からN II U『N II U』(1994年)です。

N II Uはニュージャージーで結成された男性R&Bグループ。グループ名の"Into You"と発音するのが正式みたいです。

メンバーはChuckie HowardChris HerbertDon CarlisCraig Hillの4名。

メンバーのうち、Chris Herbertは人気プロデューサーVincent Herbertの弟です。また、リード・ヴォーカルのChuckie Howardはグループ結成以前に、当ブログで紹介した女性R&BシンガーRhonda Clarkの作品にプロデューサー&バック・コーラスで参加しています。

そんなグループ唯一のアルバムが本作『N II U』(1994年)です。アルバムからは2ndシングル「I Miss You」が全米チャート第22位、同R&Bチャート第14位のヒットとなりました。

アルバムはミディアム〜スロウ中心の内容であり、正統派男性R&Bグループを印象付ける内容となっています。きっとこの時代を象徴する男性R&BグループであったJodeciがお好きであった人ならば気に入るであろう1枚だと思います。

プロデュースはChris Herbertの兄であるVincent Herbert率いる3 Boyz from Newarkの面々が中心です。

代表曲は前述のヒット曲「I Miss You」ですが、個人的には1stシングル「You Don't Have to Cry」や3rdシングル「There Will Never Be」あたりにグループの魅力が詰まっている気がします。

シングル以外であれば、「Anything」「I'm Coming Home」といったスロウにもグッときます。また、「Someone for Me」「Gotta Get Into Me」という数少ないダンサブル・チューンもキャッチーで好きです。

90年代男性R&Bグループ作品がお好きな人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Intro Interlude」
3 Boyz from Newarkプロデュース。アルバムのイントロ。

「There Will Never Be」
Rheji Burrell/Vincent Herbert/Ben Garrisonプロデュース。ミディアム〜スロウ系で勝負するグループのスタンスを示しているオープニング。アルバムからの3rdシングルにもなっています。Chuckieのリードが魅力的であり、90年代男性R&Bグループがお好きな人は気に入るであろう素敵なミディアム・スロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=dI03pCZl55o

「You Don't Have to Cry」
Vincent Herbertプロデュース。グループの記念すべきデビュー・シングル。グループの個性とVincent Herbertの手腕が噛み合った極上スロウ。ヒットした「I Miss You」以上に僕は好きです。リアルタイムで90年代男性R&Bグループを聴いていた頃、求めていたのがこのタイプの美メロのミディアム〜スロウでした。
https://www.youtube.com/watch?v=eCvXXimoKgg

「Someone for Me」
Rhano Burrell/3 Boyz from Newarkプロデュース。極上のミディアム〜スロウの2曲の後の爽快NJSは実に心地好いですね。メロディアス&ライトに跳ねているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=pLEI7PeHyfg

「I'm Coming Home」
Vincent Herbertプロデュース。美しいヴォーカル・ワークが栄えるビューティフル・バラード。本格派グループらしい佇まいとVincent Herbertのサウンド・センスが調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=L99mioFGObU

「Right Now」
Vincent Herbert/Chuckie Howardプロデュース。90年代男性R&Bグループらしい甘く切ない雰囲気にグッとくるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Rtoi1g0c7t4

「Uptempo Interlude」
3 Boys from Newarkプロデュース。不穏な雰囲気のインタールード。

「Anything」
Rhano Burrell/Vincent Herbert/Ben Garrisonプロデュース。この曲ではCraig Hillがリードを務めています。Jodeciあたりがお好きな人はグッとくるであろう濃厚バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=FUEDNX0U_9g

「Let Me Come Inside」
Rheji Burrell/3 Boyz from Newarkプロデュース。セクシー・モードで迫ってくるスロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=8tWLKRpyrqU

「Gotta Get Into Me」
Rheji Burrell/3 Boyz from Newarkプロデュース。ダンサブルな中にもヴォーカルワークが栄える爽快グルーヴィー。シングル向きのキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=Z-d7ujQzT_I

「I Miss You」
Vincent Herbert/Chuckie Howardプロデュース。アルバムからの2ndシングルとして全米チャート第22位、同R&Bチャート第14位となったグループの代表曲。美しいピアノをバックに、切々と歌い上げる王道バラードです。彼らのゴスペルDNAを感じることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=9BPmlcOQtpg

気づけば、あと1週間でGWですね。
焦る・・・
posted by ez at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする