2017年06月30日

Conya Doss『Still...』

さり気ないけど良質な女性ネオ・ソウル☆Conya Doss『Still...』
Still...
発表年:2008年
ez的ジャンル:Dome系ネオ・ソウル
気分は... :気づけば繁忙・・・

今回は実力派ネオ・ソウル・シンガーConya Dossの4thアルバム『Still...』(2008年)です。

1972年クリーブランド生まれの女性R&BシンガーConya Dossの紹介は、3rdアルバム『Love Rain Down』(2006年)に続き2回目となります。

いつ聴いても声質の良さに魅了されるネオ・ソウル・シンガーですね。

本作『Still...』(2008年)も、そんなConyaの魅力を満喫できる1枚に仕上がっています。それまでの作品と同じく、UKの優良レーベルDome Recordsからも販売されています。

1stアルバム『A Poem About Ms. Doss』からConya Doss作品に関与してきたMyron Davisをはじめ、Rodney JonesPete TokarAngela JohnsonJames PennがConyaと共にプロデュースしています。

クロスオーヴァー・ソウルな「Right On Time」、キャッチーなR&Bグルーヴ「Turn It Up」、素敵なメロウ・ミディアム「Can't Stop」、しみじみと歌い上げる「It's Over」、味わいのある「How About Us」、自然体のネオソウル「Common Ground」、あたりがオススメです。

さり気ないけど良質な女性ネオ・ソウル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Common Ground」
オススメその1。Conya Doss/Myron Davisプロデュース。自然体のネオソウルといった趣のオープニング。軽くパーカッシヴな感じが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=vailUyFsjBs

「Can't Stop」
オススメその2。Conya Doss/Rodney Jonesプロデュース。夕陽が似合いそうなオトナのメロウネスにグッとくる素敵なミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=mBaEYYWAcfA

「Something 2Nite」
Conya Doss/Rodney Jonesプロデュース。グッとR&Bなサウンドですが、Conyaの雰囲気にはフィットしない気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=vh1q6NsnqPw

「Let Me Love You」
Conya Doss/Rodney Jonesプロデュース。ギターのアコースティックな質感を生かした哀愁ミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=G66rQm-xWSE

「It's Over」
オススメその3。Conya Doss/Pete Tokar/Rodney Jonesプロデュース。しみじみと歌い上げるConyaのヴォーカルとメロウ・サウンドがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=TGigSx0FwUw

「Right On Time」
オススメその4。Conya Doss/Myron Davisプロデュース。UKクロスオーヴァー・ソウルが好きな人も気に入りそうなダンサブル・チューン。Domeリリースらしい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=uhXvnsaSqIc

「How About Us」
オススメその5。Conya Doss/James Penn/Pete Tokarプロデュース。さり気ないですが、Conya Dossの魅力が伝わってきます。インディR&Bっぽくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=53mM1PRk91M

「I Miss You」
Conya Doss/Pete Tokarプロデュース。オーセンティックな雰囲気ですが、Conyaの声質の良さがよくわかる1曲に仕上がっています。

「Emotions」
Angela Johnson/Conya Dossプロデュース。男性R&BシンガーSam Goodiをフィーチャーしたデュエット。落ち着いたミディム・グルーヴ感がしっくりくるオトナのR&Bに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=_RyoQrcB-R0

「Turn It Up」
オススメその6。Conya Doss/Myron Davisプロデュース。派手さはありませんが、僕好みのグルーヴです。インディR&Bならではのキャッチーさにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=yt282nmoNoM

「Come Over」
Conya Doss/Rodney Jonesプロデュース。メロウ・エレピが心地好い哀愁ミディアム。哀愁モードですが、湿っぽさがないのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JmPrAjuwBZk

「What I'd Do」
Conya Doss/Rodney Jonesプロデュース。しっとりとミディアム・バラード。ヴォーカル・ワークとギター・サウンドによるアクセントがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=GhdW5zHLEQA

「Message」
Conya Doss/Rodney Jonesプロデュース。軽くラテン・フレイヴァーを効かせたライトな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=mZbitnmBhW4

「Ride」
Conya Doss/Rodney Jonesプロデュース。ラストはメロウに締め括ってくれます。

Conya Dossの他作品もチェックを!

『A Poem About Ms. Doss』(2002年)
A Poem About Ms. Doss

『Just Because』(2004年)
Just Because

『Love Rain Down』(2006年)
Love Rain Down by Conya Doss (2006-10-17) 【並行輸入品】

『Blu Transition』(2010年)
Blu Transition

『A Pocketful of Purpose』(2012年)
Pocket Full of Purpose

『Seven: VII』(2015年)
VII
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2017年06月28日

Greetje Kauffeld『And Let The Music Play』

再評価の高いヨーロピアン女性ジャズ・ヴォーカル作品☆Greetje Kauffeld『And Let The Music Play』
アンド・レット・ザ・ミュージック・プレイ
発表年:1974年
ez的ジャンル:ヨーロピアン女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :ビッグバンド・ジャズの魅力・・・

今回は70年代ヨーロピアン女性ジャズ・ヴォーカルからGreetje Kauffeld『And Let The Music Play』(1974年)です。

クラブ方面で再評価の高い1枚です。

Greetje Kauffeldは1939年オランダ、ロッテルダム生まれの女性シンガー。

1959年にプロのシンガーとして活動を開始し、60年代にはドイツやハリウッドのショービジネス界でも活動しました。1970年に母国オランダに戻り、シンガーとしての活動を続けました。

本作『And Let The Music Play』(1974年)は、Joop De Rooがプロデュースし、ドイツのケルンでレコーディングされた作品です。

レコーディングにはAck Van Rooyen(tp)、Eddie Engels(tp)、Palle Mikkelborg(tp)、Rick Kiefer(tp)、Erik Van Lier(tb)、Jiggs Whigham(tb)、Rudi Bosch(tb)、Ake Persson(tb)、Ferdinand Povel(sax)、Herb Geller(sax)、Herman Schoonderwalt(sax)、Piet Noordijk(sax)、Wilton Gayner(sax)、Frans Elsen(p)、Rob Franken(org)、Wim Overgaauw(g)、Rob Langereis(b)、 Tony Inzalaco(ds)、Claudio Szenkar(per)、Sabu Martinez(per)といったミュージシャンが参加しています。

ビッグバンドらしいサウンド、アレンジが栄えるヨーロピアン女性ジャズ・ヴォーカル作品に仕上がっています。

再評価が高まったのは、「Day By Day」「Cabaret」「Tristeza」「A Time For Love」といったクラブ受けしそうなグルーヴィー、ボッサな楽曲が収録されているためです。個人的にもこの4曲に惹かれました。

それ以外であれば、「Mr. Bojangles」(Jeff Walkerのカヴァー)が他の曲にはない独特の雰囲気があってオススメです。

グルーヴィー&ボッサなヨーロピアン・ジャズがお好きな人であればフィットする1枚だと思います。

また、ビッグバンド・ジャズの魅力を再認識させてくれる1枚でもあります。

全曲紹介しときやす。

「This Is All I Ask」
Gordon Jenkins作。Tony Bennett、1963年のヒット曲として知られる楽曲をカヴァー。しっとりとしたムーディーなオトナのミディアム・バラードがオープニングです。

「Day By Day」
Stephen Schwartz作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。今日的には「Tristeza」と並ぶハイライトですね。グルーヴィー・サウンドと可憐なGreetjeのヴォーカルがよくマッチしています。中盤以降はビッグバンドらしいホーン・アンサンブルでも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1dxm1pdH4zk

「Cabaret」
John Kander作。ブロードウェイ・ミュージカル『Cabaret』の主題歌。Liza Minnelliが主演を演じた映画も有名ですね。ここではパーカッシヴ&グルーヴィーなオルガン・モッド・ジャズのグッド・カヴァーで楽しませてくれます。Ferdinand Povelのテナー・サックス・ソロもキマっています。

「By Myself」
Arthur Schwartz/Howard Dietz作によるジャズ・スタンダードをカヴァー。ヴォーカルとストリングスのみのアレンジで、Greetjeのシンガーとしての表現力を堪能できるバラードに仕上がっています。

「Tristeza」
Haroldo Lobo/Niltinho作のブラジリアン名曲をカヴァー。本作のハイライトの1つ。当ブログではBirgit LystagerSergio Mendes & Brasil'66Elis Regina、、Carlos LyraSonido 5Lill Lindforsのヴァージョンを紹介済みです。ヨーロピアン女性シンガーという点で、Birgit LystagerLill Lindforsのヴァージョンがお手本になっているのでは?可憐なGreetjeのヴォーカルが栄える楽曲ですね。本作らしいビッグバンド的な盛り上げ方がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=gpt_H4M_5is

「The Greatest Performance」
Steve Allen作。ホーン&ストリングスをバックに哀愁バラードを情感たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=G7e7cir3SAM

「A Time For Love」
映画『An American Dream』(1966年)挿入歌をカヴァー(Johnny Mandel/Paul Francis Webster作)。ここではボッサ調のグルーヴとエレガントなオーケストレーションをバックに、Greetjeがオトナなジャズ・ヴォーカルを聴かせてくれます。

「Morenal」
Jose Luiz Amalio作。ポルトガル語で歌われるしっとりとしたボッサ・チューンです。サンセットな雰囲気が似合います。

「Mr. Bojangles」
男性カントリーSSW、Jeff Walkerの楽曲をカヴァー。Nitty Gritty Dirt Bandなどもカヴァーした楽曲です。女性SSW風の仕上がりですが、ブルース、R&B、ジャズ、フォーキーが融合した素敵なクロスオーヴァー感がいいですね。他の曲にはない雰囲気があって好きです。

「You And I」
Leslie Bricusse作。Petula Clarkが歌った映画『Goodbye, Mr. Chips』(1969年)の挿入歌をカヴァー。スケール感のある素敵なポップ・バラードを堂々と歌い上げて締め括ってくれます。

ご興味がある方はGreetje Kauffeldの他作品もチェックを!

『Young Girl Sunday Jazz』(2015年)  ※60年代音源のコンピ
Young Girl Sunday Jazz

『Heaven's Open』(2012年) ※バラード集コンピ
Heaven's Open
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2017年06月27日

Paul Davis『Cool Night』

ヒット曲「Cool Night」、「'65 Love Affair」収録☆Paul Davis『Cool Night』
クール・ナイト(期間生産限定盤)
発表年:1981年
ez的ジャンル:クリスタル系AOR
気分は... :ムーンライト…

今回は80年代AOR作品からPaul Davis『Cool Night』(1981年)です。

ミシシッピ州出身の男性シンガー・ソングライターPaul Davis(1948-2008年)の紹介は、『Paul Davis』(1980年)に続き2回目となります。

1977年のシングル・ヒット「I Go Crazy」(全米チャート第7位)が映画『なんとなく、クリスタル』(1981年)の主題歌となり、日本でリバイバル・ヒットし、一躍AOR系注目アーティストとなったPaul Davis。

そんな時期にタイミング良くリリースされたアルバムが本作『Cool Night』(1981年)です。長年在籍してきたBang Recordsを離れ、Aristaからリリースされた作品ですが、本作からは「Cool Night」(全米チャート第11位)、「'65 Love Affair」(全米チャート第6位)という2曲のヒットが生まれています。

当時、高校生で全米Top40を中心に洋楽を聴いていた僕がリアルタイムで聴いたPaul Davisが「Cool Night」「'65 Love Affair」といったヒット曲でした。

リアルタイムで聴いた人にとっては、上記のオリジナル・ジャケよりも国内盤ジャケのムーンライトなイメージが強いですよね。

『Cool Night』 ※国内盤ジャケ
クール・ナイト(紙ジャケット仕様)

プロデュースはPaul DavisEd Seay

レコーディングにはPaul Davis(vo、key)、Ed Seay(b、key、back vo)以下、Gene Chrisman(ds)、Benny Rappa(ds、back vo)、Jean T.MacHine(ds)、Barry Dunaway(b)、Steve Tischer(b)、Tommy Cooper (key)、Vance Taylor(key)、Doug Bare(key)、Steve Hardwick(g)、Rick Hinkle(g)、Carol Veto(back vo)といったミュージシャンが参加しています。アトランタでのレコーディングです。

従来のアルバム以上に、ポップ・ロック調のエッセンスが強調されているアルバムです。時代の流れですが、シンセ・サウンドも目立ちます。

やはり、「Cool Night」「'65 Love Affair」というヒットした2曲が目立ちますが、爽快メロウ・ミディアム「You Came To Me」、素敵なメロウ・ポップ「Somebody's Gettin' To You」、オリエンタル・メロウ「Oriental Eyes」The Supremesのカヴァー「Nathan Jones」あたりもオススメです。

ヒット・シングルを生んだアルバムにも関わらず、本作を最後にPaul Davisは第一線から消えてしまいました。もしかしたら、チャート・アクションを意識したポップ路線は必ずしも本人が望んだ方向性ではなかったのかもしれませんね。

聴いていると青春時代を思い出す1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Cool Night」
Paul Davis作。タイトル曲はアルバムのリード・シングルとして、前述のように全米チャート第11位のヒットとなりました。国内盤ジャケのムーンライトなイメージがそのまま音になったようなセンチメンタルAORに仕上がっています。やはり、この曲が一番好きですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HgZvzlW2C8s

「You Came To Me」
Paul Davis/Mike Hughes/Joe Wilson作。Paulのジェントル・ヴォーカルが栄えるAORファンは満足するであろうメロウ・ミディアム。爽快ヴォーカル・ワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_FvxBWgVPRA

「One More Time For The Lonely」
Paul Davis作。シンセ・サウンドが印象的なミディアム。個人的にはサウンドとPaulのジェントル・ヴォーカルが少し喧嘩している印象が・・・
https://www.youtube.com/watch?v=-iMqIMzFIpE

「Nathan Jones」
Diana Ross脱退後のThe Supremes、1971年のヒット曲をカヴァー(Kathy Wakefield/Leonard Caston作)。オリジナルの軽快なポップ・ソウル感を生かしたブルー・アイド・ソウル的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=P7PFYrVUP5Y

「Oriental Eyes」
Paul Davis作。Paulのジェントルな魅力が伝わってくるオリエンタル・テイストのメロウ・ミディアム。この曲にもムーンライト感がありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=ViFsV-LoCqo

「'65 Love Affair」
Paul Davis作。前述のように全米チャート第6位となった「I Go Crazy」と並ぶヒット曲。従来のPaul Davisのイメージを打ち破るポップ・ロックな曲調です。ドゥワップ調コーラスも交えて60年代オールディーズのエッセンスを80年代サウンドで表現しているのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=l_h2xZ0Kzwc

「Somebody's Gettin' To You」
Paul Davis作。Paul Davisらしいメロディを満喫できる素敵なメロウ・ポップ。甘く温かみのあるPaulのヴォーカルにピッタリな1曲ですね。大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=O14hPvEU13k

「Love Or Let Me Be Lonely」
The Friends of Distinction、1970年のヒット曲をカヴァー(Jerry Peters/Anita Poree/Skip Scarborough作)。アルバムから3rdシングルにもなりました。甘酸っぱいテイストの哀愁メロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=-iMqIMzFIpE

「What You Got To Say About Love」
Paul Davis/Doug Bare/Benny Rappa作。良くも悪くも80年代らしいポップ・ロック。僕の期待するPaul Davisはコレではないのですが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=N9S8IxW3JyE

「We're Still Together」
Paul Davis作。ラストは派手さはありませんが、ジェントルな魅力のあるメロウ・ミディアムで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zeQAoXlkeic

Paul Davisの他作品もチェックを!

『Singer of Songs-Teller of Tales』(1977年)
アイ・ゴー・クレイジー(期間生産限定盤)

『Paul Davis』(1980年)
Paul Davis
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2017年06月26日

『今の気分は...2017年6月26日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は60年代カテゴリーからジャズを10曲セレクトしました。
全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Shirley Scott With The Latin Soul Quintet「I Get A Kick Out Of You」
https://www.youtube.com/watch?v=16kXyPJhDjI
From 『Mucho Mucho』(1960年)
ムーチョ・ムーチョ

Duke Pearson「Jeannine」
https://www.youtube.com/watch?v=Bm1NxfevGro
From 『Angel Eyes』(1961,62年)
エンジェル・アイズ

Sestetto Basso-Valdambrini「Monotonia」
https://www.youtube.com/watch?v=dcC97_DXrtg
From 『The Best Modern Jazz in Italy 1962』(1962年)
バッソヴァルダンブリーニセクステット

Gerry Mulligan「Festival Minor」
https://www.youtube.com/watch?v=9_NdlhpcxaA
From 『Night Lights』(1963年)
ナイト・ライツ(紙ジャケット仕様)

Jack Marshall & Shelly Manne「Am I Blue?」
https://www.youtube.com/watch?v=tbWWf-N5HLc
From 『Sounds!』(1965年)
サウンズ!

Elsie Bianchi Trio「Little Bird」
https://www.youtube.com/watch?v=z6pqg28r6Jc
From 『The Sweetest Sound』(1965年)
ザ・スウィーテスト・サウンド (紙ジャケット仕様)

Dusko Goykovich「Macedonian Fertility Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=wSj6s-b-3BU
From 『Swinging Macedonia』(1966年)
スインギン・マケドニア

Gabor Szabo「Mizrab」
https://www.youtube.com/watch?v=GCaZH0oyPN4
From 『Jazz Raga』(1966年)
JAZZ RAGA

The Kenny Clarke-Francy Boland Big Band「Let's Face the Music and Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=fCaZOo8XBXQ
From 『All Smiles』(1968年)
All Smiles

Freddie Hubbard「The Black Angel」
https://www.youtube.com/watch?v=DMVijrWp9AM
From 『The Black Angel』(1969年)
ブラック・エンジェル
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2017年06月25日

Moonchild『Voyager』

L.A.ネオソウル・ユニット、Tru Thoughtsからの第2弾☆Moonchild『Voyager』
Voyager [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC549)
発表年:2017年
ez的ジャンル:L.A.新世代ネオソウル・ユニット
気分は... :陽だまりのネオソウルPart2

新作アルバムからL.A.を拠点に活動する新世代ネオソウル・ユニットMoonChildの最新作『Voyager』です。

紅一点のAmber Navran(vo、ts、whistling etc)、Andris Mattson(tp、flh、key、productions etc)、Max Bryk(as、fl、clarinet、key、productions etc)という男性メンバー2名から成るMoonChildの紹介は、2ndアルバム『Please Rewind』(2014年)に続き2回目となります。

2014年に発表した2ndアルバム『Please Rewind』が、人気レーベルTru Thoughtsとの契約で2015年に正規CD化され、一気に注目のネオソウル・ユニットとなったMoonChild

その証として、2015年から2016年にかけては、KINGThe InternetKamasi Washingtonといった注目アーティストのオープニング・アクトを務めたそうです。

最新作『Voyager』は、Tru Thoughtsからの第2弾作品であると同時に、国内デビュー盤となります。

前作で彼らのことを"陽だまりのネオソウル"と称しましたが、本作もそんな言葉がフィットする1枚に仕上がっています。前作以上にAmberのヴォーカルワークのドリーミー&チルな魅力が増しており、その意味ではKINGあたりが好きな人にもフィットするかもしれません。

とりあえずアルバムからの先行シングル「Cure」をはじめ、「Hideaway」「The List」「Think Back」「Change Your Mind」「Show The Way」あたりが僕のオススメです。

新世代ネオソウルのドリーミー&チルな音世界を満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Voyager (Intro)」
アルバムのイントロ。朝の目覚めといった雰囲気です。

「Cure」
アルバムからの先行シングル。正に"陽だまりのネオソウル"という形容が相応しい柔らかなメロウネスに魅了されるネオソウルに仕上がっています。Amberのヴォーカルには、この曲調、サウンドがフィットしますね。
https://www.youtube.com/watch?v=Ic1rvQ44gFc

「6AM」
Amberの少しコケティッシュなヴォーカルが栄える幻想的なミディアム。終盤のAmberのフルートもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=_ZtSNWemuUE

「Every Part (For Linda)」
メロウな鍵盤とプログラミングによるトラック作りの巧さに魅了されるジャジー・メロウ。ポケット・ピアノによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=S9ffpcYydt4

「Hideaway」
彼らの本領発揮のネオソウル・チューン。ここでも陽だまり感を存分に楽しめます。Amberのヴォーカルに癒されますね。
https://www.youtube.com/watch?v=uBfyLOmRePk

「The List」
初期Erykah Baduが聴きたくなるネオソウルらしいジャジー・メロウ。まったりしながら聴きたくなる音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UEDw7J1jSjU

「Doors Closing」
小曲ですが、Andris Mattsonのサウンド・センスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=peDVkfaqhv0

「Run Away」
ネオソウル好きの人は安心して聴ける1曲。浮遊する音空間をAmberのコケティッシュなヴォーカルが舞います。
https://www.youtube.com/watch?v=321wvG_sgnI

「Think Back」
Amberのヴォーカリストとしての魅力を実感できるドリーミーな仕上がり。メロウ鍵盤が彼女のコケティッシュな魅力を最大限引き出します。
https://www.youtube.com/watch?v=yjGLzQIr72s

「Now And Then」
ドリーミーな中に疾走するシンコペイト・リズムでアクセントをつけています。Amberのヴォーカルの美しくも少し儚い感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Y4KphIx1WAg

「Change Your Mind」
この曲も陽だまり感たっぷりのメロウ&ドリーミーな仕上がり。引き算の魅力があるネオソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=4YnjuZx0sEw

「Show The Way」
軽くファンクネスを効かせたメロウ・グルーヴ。Amberの多重ヴォーカルが美しい音世界を創り上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=zNNgMzMgPdg

「Let You Go」
本編ラストは川のせせらぎと共に始まるジャジー・メロウで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=413vO2W3L9k

国内盤ボーナス・トラックとして、「Cure (Instrumental)」「The Lis (Instrumental)」の2曲が追加収録されています。

『Be Free』(2012年)
Be Free

『Please Rewind』(2014年)
Please Rewind
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