
発表年:1983年
ez的ジャンル:De-Lite系ファンク/ディスコ・バンド
気分は... :今のモチベーションは・・・
今回は80年代ファンク/ディスコ作品からMotivation『Motivation』(1983年)です。
最近、国内盤再発CDがリリースされ、入手しやすくなりました。
MotivationはN.Y.クイーンズで結成されたファンク/ディスコ・バンド。
メンバーはMelvin Shaw(key、lead vo)、Edward Hampton(sax、vo)、Rick Aikens(ds、per、vo)、Paris Dennis(g、vo)、Steven Tynes(g、vo)、Marcus Culvert(b、vo)の6名。
グループ唯一のアルバムがDe-Liteからリリースされた『Motivation』(1983年)です。
元Kool & The GangのEarl Toon, Jr.と当時Kool & The Gangを手掛けていたJim Bonnefondがプロデュースしています。
そのせいか当時のKool & The Gangとの共通点で語られやすいですが、個人的にはそういった観点で聴かない方が楽しめるように思えました。
メンバーではなく、セクシーな女性4名を登場させるジャケからして、ファンク/ディスコのオンパレードを予想してしまいますが、ソウル・ヴォーカル・グループを思わせる楽曲も多く、グループの多様性を楽しめる作品に仕上がっています。
こういう脈絡なくセクシー女性が登場するジャケの作品って好きです(笑)
全曲紹介しときやす。
「Motivation (Are You Ready)」
Earl Toon, Jr./Jim Bonnefond/Melvin Shaw作。グループ名を冠したオープニングは都会的ディスコ・ファンクです。アーバン・ナイトな華のあるファンク・グルーヴはアルバムのハイライトと呼べるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=x0AgnEIw-RU
「Crazy Daze」
Earl Toon, Jr./Jim Bonnefond/Melvin Shaw作。シングル・カットもされた爽快メロウ・ステッパー。ハイトーンのリード・ヴォーカルをはじめヴォーカル・グループとしての魅力を存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=KLauwrNUQ6Q
「Please Don't Say No」
Earl Toon, Jr./Jim Bonnefond/Melvin Shaw作。シングルにもなったツイン・リードによるソウル・バラードです。完全にヴォーカル・グループ・モードで、ファンク/ディスコ作品であることを忘れてしまいそうです(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=ke5CtwVtAjs
「Give The Gift Of Music」
Earl Toon, Jr./Jim Bonnefond/Melvin Shaw作。前2曲の流れを汲むフィリー・ソウル風ディスコ・チューン。聴いているだけでハッピー・モードになります。
https://www.youtube.com/watch?v=7d5uYcubVu0
「Stop!!! (Radio Edit)」
Edward Hampton/Marcus Culvert/Melvin Shaw/Paris Dennis/Rick Aikens/Steven Tynes作。「Please Don't Say No」とのカップリングでシングルにもなりました。Edward Hamptonのサックスが牽引するファンク・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=2PL19V0d8bw
「Color Blind」
Earl Toon, Jr./Jim Bonnefond/Melvin Shaw作。シンセ・サウンドが牽引するアーバンなインスト・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=DnkVv15UIU8
「Motivation (Are You Ready) (Instrumental)」
「Motivation (Are You Ready)」のインスト・ヴァージョン。
国内盤再発CDには「Love Jones (Unreleased Track)」、「Situation (Unreleased Track)」、「Give The Gift Of Music (Original 12" Mix)」、「Stop!!! (Unreleased 12" Mix)」、「Give The Gift Of Music (Unreleased Instrumental)」の5曲がボーナス・トラックが追加収録されています。
これらボーナス・トラックでアルバムの充実度がアップしています。