発表年:2000年
ez的ジャンル:UKドラムンベース
気分は... :ラスト1マイル・・・
今回はUKドラムンベース作品からSolid State『Point Of No Return』(2000年)です。
Solid StateはErrol Francis、Jon Stewart、Paul BrownによるUKドラムンベース・ユニット。
1996年の12"シングル「Journeys Of The Mind」を皮切りに作品をリリースしてきた彼らの唯一のアルバムが本作『Point Of No Return』(2000年)です。
今さらドラムンベースって感じもしますが、たまに無性に聴きたくなることがあります。でもドラムンベースってアルバム単位で聴くと、少し一本調子で最後まで聴くのが辛い作品があるのも事実です。
その意味で、本作は熱心なドラムンベース・ファンでもない僕が今聴いても十分楽しめる1枚になっています。
ドラムンベースにジャズ・フィーリングが加わり、スマートで爽快なドラムンベースに仕上がっているのが魅力だと思います。
女性ヴォーカルをフィーチャーした「Just A Vision」、ジャズ・フィーリングのドラムンベース「Continental Breakfast」、街角モードのドラムンベース「74th Avenue」、「Bay Area Hustle」、クラブジャズな「Point Of No Return」あたりがオススメです。
注目されることが少ない作品ですが、侮れない1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「Just A Vision」
Zoe Hの女性ヴォーカルをフィーチャー。メロディアスなイントロに続き、Zoe Hの透明なキュート・ヴォーカルが爽快なドラムンベース・サウンドと共に疾走します。ジャズ・フィーリングも含めてモロに僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=YChWvKt-CVE
「Life Of Riley」
Skriblahのラップをフィーチャー。生音の質感を効かせたアングラ・ジャジーHip-Hopフィーリングのエレクトロニカに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=rWg8rilXNUE
「Continental Breakfast」
キレのあるドラムンベース・サウンドに、サックスやヴァイヴによるジャズ・フィーリングが加えられたインスト。このセンス大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZoeFjcQ750c
「Point Of No Return」
クラブジャズ好きの人が聴いても気に入るであろうスウィンギーで小粋なグルーヴに魅了されます。
「Signing Off」
フューチャー・ジャズ+ドラムンベースなインスト。2000年前後はこういう音が好きでしたね。
https://www.youtube.com/watch?v=fLSbIOKMtVM
「Celestial Sphere」
アッパーに押していくドラムンベース。スペイシーで立体的なサウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=MiJe5GT1OEU
「74th Avenue」
街角の会話と共に始まるオトナのドラムンベースといった趣が今の僕のフィーリングにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=59_TfLdzZwo
「Bay Area Hustle」
「74th Avenue」の雰囲気を受け継ぐ、街角モードのドラムンベース。彼ららしいジャジー・メロウなアクセントが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=57G8AQyI5RA
「Street Hustler」
緩急をつけたメリハリのある音作りで聴く者を飽きさせません。
https://www.youtube.com/watch?v=s2CqehOWrJE
「Tuning」
他の曲と比較するとプリミティブな衝動のあるドラムンベースに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0PbtMfDVtL0
「Just A Vision (Marcus Intalex & ST Files Remix)」
Marcus Intalex & ST Filesによる「Just A Vision」のリミックス。アッパーに突っ走ります。
https://www.youtube.com/watch?v=WbmfFuvAW5I
猛烈に忙しくなってきた。今夜も徹夜かなぁ・・・