2017年07月18日

El Coco『Let's Get It Together』

Rinder & Lewisによるモンド・ディスコ・プロジェクト☆El Coco『Let's Get It Together』
レッツ・ゲット・イット・トゥゲザー
発表年:1976年
ez的ジャンル:カルト系モンド・ディスコ
気分は... :カルトQ・・・

今回は70年代のモンド・ディスコ作品El Coco『Let's Get It Together』(1976年)です。

El Cocoは、ディスコ・プロデューサーLaurin RinderMichael Lewisによるユニット。この2人はEl Coco名義以外にもRinder & Lewis名義やTuxedo JunctionSaint Tropez等のユニットで70〜80年代に数多くのディスコ作品をリリースしています。

El Cocoとしては、『Mondo Disco』(1975年)、『Brazil』(1975年)、『Let's Get It Together』(1976年)、『Cocomotion』(1977年)、『Dancing In Paradise』(1978年)、『Revolucion』(1980年)、『El Coco』(1982年)、『Collectables』(1982年)といったアルバムをリリースしています。

1stアルバムのタイトル名のように、モンドなディスコ・サウンドがこのユニットの特徴です。そんな彼らの作品の中で再評価されているのが本作『Let's Get It Together』(1976年)です。

ディスコ・サウンドとモンドでエキゾチックなイージー・リスニングが融合した独自サウンドに、最初は少し戸惑うものの、慣れてくるとハマります。Dr. Buzzard's Original Savannah Bandあたりが好きな人にもフィットするかもしれません。

ディスコ・アルバムという点では、ガラージ・クラシックのタイトル曲「Let's Get It Together」、シングル・カットもされた「Just Be You」、シンセ・サウンドが栄えるミディアム・ブギー「Love Vaccine」あたりがオススメです。

エキゾチックなモンド・サウンドという点では、Les Baxterのカヴァー「Quiet Village」も要チェックです。

たまには、こういう変化球なアルバムも楽しいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Just Be You」
Merria Ross作。シングル・カットもされたオープニング。爽快ディスコ・サウンドとパンチの効いた女性ヴォーカルがいい感じです。ディスコ・チューンという意味ではコレが一番格好良いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=pcJCW_WNN0c

「Quiet Village」
Les Baxter作。エキゾチック&モンドという点では、このカヴァーも注目です。ある意味、こういったサウンドこそがこのユニットの真骨頂かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=XeUn4OoEG1A

「Let's Get It Together」
Merria Ross作。タイトル曲はガラージ・クラシックとしても人気の1曲。シングル・カットもされました。エレガントな女性コーラスを配したディスコ・クラシックらしい仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=0ncHWLIIDHg

「Choka Ma Love」
Michael Lewis/Laurin Rinder作。エキゾチックでポップなのに実はエロいのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mwr7mDPpiT0

「Mr. Lucky」
Henry Manciniの名曲をカヴァー。イージー・リスニング的ディスコ・サウンドが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=WZnfQsi5vdg

「Love Vaccine」
Pamela Phillips作。シンセ・サウンドが栄えるミディアム・ブギー!なかなか雰囲気のある仕上がりだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=FaAr4rug0UU

「Under Construction」
Mark Bryson Dulski/Michael Lewis/Laurin Rinder作。ハンド・クラップ入りのダンス・チューン。シンセ・サウンドを巧みに操っている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8HseYlekfdA

「Love Vibrations」
Merria Ross作。何処となくコミカルなディスコ・チューン。軽快なピアノ・ソロも印象的です。

「Fait Le Chat」
Michael Lewis/Laurin Rinder作。ディスコ・サウンドとイージー・リスニングが融合した仕上がり。もっと格好良くできるのに、あえてそうしないのがこの人たちのセンスかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=ASx1_EeMe4Q

「Put On Your Jeans」
Michael Lewis/Laurin Rinder作。グルーヴィーなインスト・チューン。

「Gimme Some」
Merria Ross/Michael Lewis/Laurin Rinder作。近未来的シンセ・サウンドにホーン隊、女性コーラスが絡むアッパー・チューンで締め括ってくれます。

ご興味がある方はTuxedo JunctionSaint Tropezのアルバムもチェックしてみては?

Tuxedo Junction『Tuxedo Junction』(1977年)
Tuxedo Junction

Tuxedo Junction『Tuxedo Junction II Take The A Train』(1979年)
Take the

Saint Tropez『Je T'Aime』(1977年)
Je Taime

Saint Tropez『Belle De Jour』(1978年)
Belle De Jour (One More Minute)

Saint Tropez『Hot & Nasty』(1982年)
Hot & Nasty
posted by ez at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする