発表年:1980年
ez的ジャンル:N.Y.ファンク
気分は... :See me,feel me・・・
今回はLarry Blackmon率いるファンク・グループCameoの6thアルバム『Feel Me』(1980年)です。
これまで当ブログで紹介したCameo作品は以下の7枚。
『Cardiac Arrest』(1977年)
『Cameosis』(1980年)
『Knights Of The Sound Table』(1981年)
『She's Strange』(1984年)
『Word Up!』(1986年)
『Machismo』(1988年)
『Real Men ... Wear Black』(1990年)
本作『Feel Me』(1980年)は、5thアルバム『Cameosis』(1980年)、7thアルバム『Knights Of The Sound Table』(1981年)といった前後の作品と同様に、リストラ前の大所帯ファンク・バンドとしてのCameoのピークを象徴するアルバムだと思います。
本作におけるメンバーとしてクレジットされているのは、Larry Blackmon(vo、ds、per)以下、Anthony Lockett(g、vo)、Gregory Johnson(syn、el-p、vo)、Nathan Leftenant(tp、vo)、Arnett Leftenant(sax、vo)、Tomi Jenkins(vo)、Aaron Mills(b、vo)、Thomas 'T.C.' Campbell(key)、Jeryl Bright(tb、vo)、Stephen Moore(vo)、Eric Durham(g)という11名。
さらにJose Rossy(per)、Arthur Young(tp)、Randy Stern(key)、Randy Brecker(horns)、Lou Marini(horns)、Sefra Herman(horns)、Bob Mintzer(horns)、Dennis Morouse(horns)、Jim Pugh(horns)、David Taylor(horns)、(horns)といったミュージシャンが参加しています。
プロデュースはLarry Blackmon。
全7曲と収録曲は少なめですが、R&Bチャート第4位となったヒット・シングル「Keep It Hot」、アーバン感覚の爽快ファンク「Throw It Down」、Cameo印のファンク・チューン「Your Love Takes Me Out」、ポップでキャッチーな「Is This the Way」、パーティー・ファンク「Roller Skates」など魅力的な楽曲が詰まっています。
アルバムは全米アルバム・チャート第44位、同R&Bアルバム・チャート第6位となり、全米ゴールド・ディスクも獲得しています。
全曲紹介しときやす。
「Throw It Down」
Anthony Lockett/Larry Blackmon作。アーバン感覚の爽快ファンク。この時代のCameoらしい軽やかさがいいですね。ラテンな隠し味もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=vCBNxFrPrTk
「Your Love Takes Me Out」
Larry Blackmon作。Cameo印のファンク・チューン。ファンクネスを効かせつつ、キャッチーな要素も忘れないのがLarry Blackmonという人のバランス感覚の良さだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=wUUFa_OTY9Y
Candyman「Keep on Watcha Doin'」、E-40 feat. Otis & Shug「Broccoli」のサンプリング・ソースとなっています。
Candyman「Keep on Watcha Doin'」
https://www.youtube.com/watch?v=w-lAXSYVhY0
E-40 feat. Otis & Shug「Broccoli」
https://www.youtube.com/watch?v=Sxu22PgeSeo
「Keep It Hot」
Anthony Lockett/Larry Blackmon作。R&Bチャート第4位となったヒット・シングル。Larry Blackmonのアオ!アオ!ヴォーカルが栄える妖しげなファンク・チューンです。Aaron Millsのベース・ラインが格好良いですね!
https://www.youtube.com/watch?v=djJ_AxmVXGg
Too Short「Pimp the Ho」、Master P「I'm in the House」、Tweedy Bird Loc feat. Nini X「My Dick Is Prejudice」、Snoop Dogg feat. Charlie Wilson『Forever Charlie』「Snoop's Upside Ya Head」、E-40「I Like What You Do to Me」、Latino Velvet feat. Levitti & Down for Brown「If You Let Me」、Ice Cube「Gotta Be Insanity」、Oboz Ta「Grupiz」のサンプリング・ソースとなっています。
Too Short「Pimp the Ho」
https://www.youtube.com/watch?v=1VEwaMizUvc
Snoop Dogg feat. Charlie Wilson「Snoop's Upside Ya Head」
https://www.youtube.com/watch?v=JpSg54uzLoE
Ice Cube「Gotta Be Insanity」
https://www.youtube.com/watch?v=Q-DU70IAdbI
Oboz Ta「Grupiz」
https://www.youtube.com/watch?v=7NSEajlpTl8
「Feel Me」
Anthony Lockett/Larry Blackmon作。シングルにもなったタイトル曲。Cameoのもう1つの魅力である素敵なスロウ・チューンを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=ytelo1NhxNM
「Is This the Way」
Anthony Lockett/Larry Blackmon作。美しいピアノのイントロに続き、ポップなファンキー・チューンを展開します。ヴォーカル・ワークとホーン・アンサンブルがいいですね。Cameoというより!EW&F風ですがキャッチーな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=xSi7QwOHv6M
「Roller Skates」
Aaron Mills/Nathan Leftenant/Larry Blackmon作。作者でもあるAaron Millsのベースが牽引するパーティー・ファンク。スペイシーな魅力もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=lrXlxFNoAV0
「Better Days」
Anthony Lockett/Larry Blackmon作。ラストはミディアム・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Av7pa_W21dI
Cameoの過去記事もご参照下さい。
『Cardiac Arrest』(1977年)
『Cameosis』(1980年)
『Knights Of The Sound Table』(1981年)
『She's Strange』(1984年)
『Word Up!』(1986年)
『Machismo』(1988年)
『Real Men ... Wear Black』(1990年)