発表年:2004年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー/ソングライター
気分は... :飾らない素晴らしさ・・・
今回は実力派男性R&Bシンガーの1stアルバムの新装盤Eric Roberson『Esoteric...』(2004年)です。
1976年生まれ、ニュージャージー出身の男性R&Bシンガー/ソングライター/キーボード奏者であるEric Robersonの紹介は、Phonteとの共演アルバムPhonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)に続き、2回目となります。
ちなみに、『Tigallerro』は、当ブログ年末恒例の『ezが選ぶ2016年の10枚』でセレクトしたお気に入りアルバムでした。
さて、そのEric Robersonですが、2017年内に3枚シリーズの作品リリースを宣言し、既に『Earth』、『Wind』という2枚がリリースされ、さらに第3弾『Fire』も10月リリース予定です。いずれもアルバムというよりミニ・アルバムといった感じですが。
『Earth』(左)、『Wind』(右)、
作品をリリースしてくれるのは嬉しいですが、短期間での連作リリースって、少し手が出しづらいですよね・・・
1994年にデビュー・シングル「The Moon」をリリースし、その後、くa href="http://eastzono.seesaa.net/article/201077098.html">Musiq Soulchild、Jill Scott、Phajja、112 等に楽曲提供を行い、ソングライターとしての実績を積んできたEric Robersonが、限定リリースで制作したデビュー・アルバムが『Esoteric Movement』(2001年)です。
本作『Esoteric...』(2004年)は、『Esoteric Movement』のオリジナル12曲から1曲削除し、2曲追加した全13曲の新装盤です。
新装盤となり、程良くダンサブルでキャッチーな楽曲と、インディR&Bらしい飾らないサウンドでEricのシンガー&ソングライターとしての魅力がダイレクトに伝わってくる楽曲がバランス良く構成されています。
ダンサブルな楽曲であれば、「Runaway」、「Crazy...」、楽曲の良さを実感できる「Morning After...」、「What Is Love Made Of...」、サマー・モードにフィットする「Rain On My Parade...」、「Funny Feelings...」、「Maybe...」あたりが僕のオススメです。
Eric Robersonを聴くのであれば、本作から入るのがベターだと思います。
全曲紹介しときやす。
「Genesis」
Eric Roberson/Parris Bowensプロデュース。荘厳な雰囲気のイントロ的なオープニング。
「4u」
新装追加の1曲目。Eric Roberson/Parris Bowens/Tye Tribbettプロデュース。哀愁モードのダンサブル・チューンです。
「Runaway」
オススメその1。新装追加の2曲目。Dana Sorey/Keith Brown/Eric Robersonプロデュース。これは嬉しい追加曲。Eric Robersonの魅力を実感できる素敵なダンサブル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=PMWlT_D6tFk
「Morning After...」
オススメその2。Redhead Kingpinプロデュース。インディR&Bらしい魅力に溢れたメロディアスなミディアム・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=h6ZfzyRAUro
「Crazy...」
オススメその3。Eric Robersonプロデュース。John Baptistのラップをフィーチャー。オリジナル12曲の中では最もシングル向きのキャッチーな仕上がりのアップ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=qOR5bw_FYxk
「Rain On My Parade...」
オススメその4。Osunladeプロデュース。今の時期に聴くとフィットするサマー・モードのメロウ・ミディアム。Ericの歌声が優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=QZGnwWNbm_4
「Miles Away...」
Eric Robersonプロデュース。くa href="http://eastzono.seesaa.net/article/201077098.html">Musiq Soulchildあたるに通じるネオソウル調の粘っこいヴォーカルによるミステリアスな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=B4sFt8yVARc
「Funny Feelings...」
オススメその5。Eric Roberson/Osunladeプロデュース。112に楽曲提供した曲のセルフ・カヴァーです。夏向けの素敵なアコースティック・ソウルに仕上がっています。112ヴァージョンは『Room 112』(1998年)に収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=APvqIjlpqSo
「She Went Away...」
Christopher Jennings/Eric Robersonプロデュース。素敵なヴォーカル・ワークが印象的なアコースティック・ソウル。前曲の「Funny Feelings...」に続き、Frankie Ramonoの美しいアコギの音色がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=KWy0aNqKgaQ
「Maybe...」
オススメその6。Eric Robersonプロデュース。インディR&Bならではの自然体に好感が持てるアコースティック・メロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=RS81QH0VTN8
「What Is Love Made Of...」
オススメその7。Eric Roberson/Parris Bowens/William (Tippy Swing) Lockwoodプロデュース。ネオソウル好きの人は気に入るであろうミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=vbpk8xa4oW0
「New Born Child...」
Redhead Kingpinプロデュース。子どものために優しく語り掛けるビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=9LlhrQg5nUE
「Woman...」
Frank Ramono/Parris Bowens/Terry Tribbettプロデュース。ラストも余計な装飾はせず、Eric自身のヴォーカル&楽曲の良さで勝負しています。
https://www.youtube.com/watch?v=M_p4AAgM6w8
Eric Robersonの他作品もチェックを!
『The Vault, Vol. 1.5』(2004年)
『The Appetizer』(2005年)
『...Left』(2007年)
『Music Fan First』(2009年)
『Mister Nice Guy』(2011年)
『The Box』(2014年)
Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)