発表年:1978年
ez的ジャンル:T.K.系ファンク/ディスコ
気分は... :ホットマン!
今回はバハマ、ナッソー出身のファンク・バンドT-Connectionの3rdアルバム『T-Connection』(1978年)です。
T-Connectionは、リーダーのTheophilus Coakleyを中心に、西インド諸島のバハマ、ナッソーで1975年に結成されたファンク・バンド。
その後USマイアミへ渡り、 T.K. Productions傘下のDashとの契約に成功し、1976年シングル「Disco Magic」でデビュー。1977年には1stアルバム『Magic』をリリースしています。
その後、80年代前半までにDashで3枚、Capitolで4枚のアルバムをリリースしています。その間、「Do What You Wanna Do」(1977年)、「On Fire」(1977年)、「Let Yourself Go」(1978年)、「At Midnight」(1979年)、「Saturday Night」(1979年)、「Everything Is Cool」(1981年)といったダンス・ヒットを放っています。
バハマ、ナッソー出身のファンキー・サウンドで真っ先に思う浮かぶのはThe Beginning Of The Endですが、その先輩バンドの後を追ったのがT-Connectionといったところでしょうか。
3rdアルバムとなる本作『T-Connection』(1978年)におけるメンバーは、Theophilus Coakley(vo、key、g、per)、Kurt Coakley(b、back vo)、Berkley Van Byrd(b、back vo)、Monty Brown(g、back vo)、Tony Flowers(ds、back vo)、David Mackey(g、back vo)という6名。
本作からは「At Midnight」、「Saturday Night」といったダンス・ヒットが生まれています。
アルバム前半4曲が粘度の高いファンク、後半3曲がディスコ、ラストがメロウ・ミディアムという構成です。軽快なギター・カッティングとシンセ・サウンドが飛び交います。
前述のシングル2曲がハイライトですが、ファンクな「Coming Back For More」、「Funky Lady」、メロウ・ミディアム「Love Supreme」あたりもオススメです。
パーティー・モードにフィットするファンク/ディスコ・アルバムだと思います。
楽曲はすべてメンバーらのオリジナルです。
全曲紹介しときやす。
「Funkannection」
オープニングはP-Funk調ですが、爽快なギター・カッティングがあるので、粘度があるのにメロウな香りもします。
https://www.youtube.com/watch?v=P7T0shdtL44
「Coming Back For More」
コレかなり好きです。Theophilus Coakleyの派手めのシンセ・サウンドが牽引するキャッチーなミディアム・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=sJfTVGrrO5U
「Funky Lady」
ファンク・バンドとしての魅力が伝わってくる重量ファンク。ゴリゴリした中でもキャッチーな魅力があるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=sAtMaDKHtWY
「Don't Stop The Music」
軽快なノリのファンク・チューン。正にDon't Stop The Music!といった感じのパーティー・ファンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=opeJ2HJzEXI
「Saturday Night」
前述のようにシングルにもなった夜遊びモードのディスコ・チューン。軽快なギター・カッティングがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=DYP8ubfjmGU
「At Midnight」
アルバムのハイライトと呼べるガラージ・クラシック。シングルにもなっています。「Saturday Night」とセットで聴くと最強です!中盤のパーカッション・ブレイクもグッド!ダンス系の楽曲のサンプリング・ソースとしても人気です。
https://www.youtube.com/watch?v=6_BWlbG6dZo
「Midnight Train」
哀愁モードの都会的ディスコ・チューン。日本人には♪Choo choo train♪のフレーズが耳に残ります。
https://www.youtube.com/watch?v=yhNcDHJFLkk
「Love Supreme」
ラストは素敵なメロウ・ミディアムでロマンティックに締め括ってくれます。DJ Clue feat. Jermaine Dupri & R.O.C.「Bitch Be a Ho」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=PN-4Hh_aYFE
T-Connectionの他作品もチェックを!
『Magic』(1977年)
『On Fire』(1977年)
『Totally Connected』(1979年)
『Everything Is Cool』(1981年)
『Pure and Natural』(1982年)
『The Game of Life』(1983年)
『Take It to the Limit』(1984年)