発表年:1974年
ez的ジャンル:職人ニュー・ソウル
気分は... :運を手繰り寄せる・・・
今回はソウル職人Johnny Bristolの1stソロ・アルバム『Hang On In There Baby』(1974年)です。
ソウル職人Johnny Bristolに関して、当ブログで紹介した作品は以下の3枚。
『Feeling The Magic』(1975年)
『Bristol's Creme』(1976年)
『Strangers』(1978年)
本来、一番最初に紹介すべきJohnny Bristol作品ですが、そういう代表作を後回しにするのが僕の性分かもしれません。
長年Motownでソングライター/プロデューサーとして手腕を発揮してきたJohnny Bristolが、Motownでのキャリアに区切りをつけ、MGM Recordsからリリースした1stソロ・アルバムが本作『Hang On In There Baby』(1974年)です。
Bristol本人がプロデュースし、H.B. Barnumがアレンジを手掛けています。
やはり、ハイライトはBristolのソロ最大のヒットであり、フリーソウル・クラシックとしても大人気の「Hang On In There Baby」(全米チャート第8位、同R&Bチャート第2位)ですね。Bristolの魅力が凝縮された1曲だと思います。
格好良さでいえば、「You And I」、「Woman, Woman」、「Memories Don't Leave Like People Do」あたりも僕のオススメです。
それ以外にThe Osmondsの大ヒットのオリジナル「Love Me For A Reason」、フリーソウル人気曲Tamiko Jones「Touch Me Baby」のオリジナル「Reachin' Out For Your Love」にも注目です。
フリーソウル/ニュー・ソウル好きの人はぜひチェックを!
ソウル職人の代表作を楽しみましょう!
全曲紹介しときやす。
「Woman, Woman」
オススメその1。Johnny Bristol作。フォーキーなアコギにコンガのリズムが絡むスリリングなサウンドに魅了されるニュー・ソウル的なファンキー・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=HGerSKGY6Bs
「Hang On In There Baby」
オススメその2。Johnny Bristol作。前述のように全米チャート第8位、同R&Bチャート第2位のヒット曲であり、フリーソウル・クラシック。Johnny Bristolの代表曲といえばコレですね。いつ聴いてもヤング・ソウル〜メロウ・グルーヴな高揚感で僕のハートを鷲掴みにしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZVdzN1axrW8
Johnny Bristol本人が参加したAlton McClain & Destinyヴァージョンをはじめ、Curiosity Killed the Cat、K7、Gary Barlow、Blueがカヴァーしています。また、
9th Wonder feat. Heather Victoria & Rapsody「I Will Always Be Down」のサンプリング・ソースとなっています。
Alton McClain & Destiny & Johnny Bristol「Hang On In There Baby」
https://www.youtube.com/watch?v=CLgh8BewKos
Curiosity Killed the Cat「Hang On In There Baby」
https://www.youtube.com/watch?v=t6uWNJ3FHHM
Gary Barlow「Hang On In There Baby」
https://www.youtube.com/watch?v=0_dv_P0ECtI
「Hang On In There Baby」
https://www.youtube.com/watch?v=vx4o9MjZRio
9th Wonder feat. Heather Victoria & Rapsody「I Will Always Be Down」
https://www.youtube.com/watch?v=cuUrDeZHsCo
「Reachin' Out For Your Love」
Johnny Bristol作。フリーソウル人気曲Tamiko Jones「Touch Me Baby」は本曲のカヴァーです。Tamiko Jones「Touch Me Baby」を聴いたうえで聴くと、何故かホッとした気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=oQX2I7d8Etk
Tamiko Jones「Touch Me Baby」と聴き比べるのも楽しいのでは?
Tamiko Jones「Touch Me Baby」
https://www.youtube.com/watch?v=xJHisyw-wJ0
「You And I」
オススメその3。Johnny Bristol作。イントロのブレイクからして格好良いメロウ・グルーヴ。ニュー・ソウル的なピースフル感もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=m2eBsOl4Llo
「Take Care Of You For Me」
Johnny Bristol作。女性コーラスを従え、噛みしめるように歌い上げるバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Ly01q2jT9m8
「I Got Your Number」
Johnny Bristol/Greg Reeves作。ゴリゴリした推進力のあるニュー・ソウル調のファンキー・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=PCNLuQKrjmk
「It Don't Hurt No More」
Johnny Bristol作。しみじみと歌い上げるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=FJNRacuDzVo
「Memories Don't Leave Like People Do」
オススメその4。Johnny Bristol/James Dean/Jerry Butler/John Glover作。アレンジが秀逸のミディアム・グルーヴ。ジワジワと高揚してくれる感じはいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=QnUF2pyZA7k
DJ Honda feat. Mos Def「Travellin Man」で引用されています。
DJ Honda feat. Mos Def「Travellin Man」
https://www.youtube.com/watch?v=_mIdeTnk8k0
「Love Me For A Reason」
Johnny Bristol/David Jones Jr./Wade Brown Jr.作。The Osmondsの大ヒットで知られる楽曲のオリジナル。Bristolの書く楽曲の確かさを再認識できます。
https://www.youtube.com/watch?v=xN5Gkt7LC9w
The Osmonds以外にも、 The Fabulous Five、Christopher De Leon、Bill Powerがカヴァーしています。
The Osmonds「Love Me For A Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=Fl5AK4R2g38
The Fabulous Five「Love Me For A Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=G5d64Qd3fFQ
Christopher De Leon「Love Me For A Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=xFN2I_p3LtA
Bill Power「Love Me For A Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=EIWCUZXmJW4
「Woman, Woman (Reprise)」
Johnny Bristol作。「Woman, Woman」のリプライスでアルバムは幕を閉じます。
Johnny Bristolの過去記事もご参照下さい。
『Feeling The Magic』(1975年)
『Bristol's Creme』(1976年)
『Strangers』(1978年)