2017年09月07日

Cool Million『Going Out Tonight』

80年代ディスコ/ファンク・リバイバルの先駆的ユニットの1st☆Cool Million『Going Out Tonight』
GOING OUT TONIGHT
発表年:2008年
ez的ジャンル:80年代ディスコ/ファンク・リバイバル
気分は... :筋のいいサウンド!

今回は80年代ディスコ/ファンク・リバイバルの先駆的ユニットCool Millionの1stアルバム『Going Out Tonight』(2008年)です。

デンマーク人プロデューサーFrank Ryleとドイツ人プロデューサーRob HardtによるユニットCool Millionの紹介は、4thアルバム『Sumthin'Like This』(2015年)に続き2回目となります。

Tuxedoをはじめ、80年代ディスコ/ブギー・リバイバルの流れは今も続いていますが、その先駆者的な存在がCool Millionですね。

今から約9年前にリリースされた1stアルバムである本作『Going Out Tonight』(2008年)を聴けば、彼らの一貫した80年代ディスコ/ファンク愛を実感できると思います。

この1stアルバムでは、80年代に活躍したUS男性ソウル・シンガーC.J. Anthony、Cool Million作品には常連の女性シンガーLaura Jackson、当ブログでもアルバム『U Don't Want My Love』(2005年)を紹介したシカゴ出身でヨーロッパを拠点に活動する男性ソウル・シンガーDonald McCollumをはじめ、多彩なシンガーがフィーチャリングされています。

アルバム全体を通して充実した内容ですが、Cool Millionらしさ全開の「Going Out Tonight」、シングルにもなった「Naughty Girl」Donald McCollumをフィーチャーしたモダン・ソウル「Get Up On The Floor」、華やかなメロウ・ファンク「Make Me Yours」、ブラコン好きにはグッとくる「Pullin Me Back」、完成度の高いメロウ・ファンク「Closer」が僕のオススメです。

Cool Millionの細部まで行き届いた80年代ディスコ/ファンク愛を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Going Out Tonight」
オススメその1。Natalie Dorraをフィーチャー。タイトル曲はCool Millionらしい華やかでキャッチーな80年代モードのディスコ/ファンクに仕上がっています。Natalie Dorraのキュートな女性ヴォーカルが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=VsT_yRUqFAQ

「Give Me My Love」
C.J. Anthonyをフィーチャー。マニアの心をくすぐる起用かもしれませんね。煌びやかな音色のダンサブル・サウンドが時計の針を80年代へ引き戻してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=RRoPpMfRQY4

「Get Up On The Floor」
オススメその2。当ブログでも紹介した男性ソウル・シンガーDonald McCollumをフィーチャー。Cool Millionのセンスの良さを実感できるモダン・ソウルです。気の利いたホーン・アレンジもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=HYaivfzQeKs

「It's Too Late」
Karen Grothをフィーチャー。Carole Kingの名曲カヴァー。ミディアム・ファンクになった「It's Too Late」も悪くありませんよ!
https://www.youtube.com/watch?v=fTNGN1HQc3Q

「Damn Beautiful」
Laura Jacksonをフィーチャー。気分は80年代ブラコン・モード!Cool Million作品には常連Lauraが素敵な歌声で盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VkQ8hlQpsug

「Walk Away」
Eleanaをフィーチャー。Eleanaのキュートなヴォーカルにフィットしたアーバンなメロウ・ファンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=O-2VBglYGXY

「Musiq」
Jahahをフィーチャー。Jahahの何処となく切ないヴォーカルと共に疾走する感じにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=vLUncCPwxkc

「Make Me Yours」
オススメその3。Diane Marshをフィーチャー。80年代モードをさらにCool Millionらしく誇張して2割増位になっている華やかなメロウ・ファンク。かなり好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=ehmARHjO90M

「Lift Me Up (To The Sky)」
Laura Jacksonをフィーチャー。アッパーなディスコ・ファンクで駆け抜けます。
https://www.youtube.com/watch?v=RyD40VN9B-Q

「Pullin Me Back」
オススメその4。C. Robert Walkerをフィーチャー。コレも80年代好きの心をくすぐる男性ブラコン調の仕上がりです。ツボを外さないのがCool Millionですね。
https://www.youtube.com/watch?v=cnr-szMBnyQ

「Everything Ain't Everything」
P.A.C.E.をフィーチャー。ミディアム・バラードで少し落ち着かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=V0dmyc7cUdc

「Pride」
Aaron Washingtonフィーチャー。Cool Millionの80年代サウンドへのこだわりを楽しめるミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=bYxTvbGT9Fc

「Leave Me」
Laura Jacksonをフィーチャー。爽快メロウ・ファンク。夜モードの曲が多い中で、この曲は昼モードな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=matDP2UWffQ

「Closer」
オススメその5。Diane Marshをフィーチャー。華のあるDianeのヴォーカルが牽引するメロウ・ファンク。ヴォーカル・アレンジも含めて完成度高いです。
https://www.youtube.com/watch?v=KkEhRo3vI7U

「Naughty Girl」
オススメその6。Lene Riebauをフィーチャー。ラストはシングルにもなったディスコ/ブギーで華やかに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MxmMpGlP24w

Cool Millionの他作品やRob Hardtの別ユニットSeductive Soulsもチェックを!

『Back For More』(2010年)
Back for More

『The Tom Moulton Session』(2010年) ※リミックス・アルバム
Tom Moulton Session

『III』(2012年)
III

『Sumthin'Like This』(2015年)
Sumthin’ Like This

Seductive Souls『Spirit』(2010年)
Spirit
posted by ez at 03:12| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする