2017年11月20日

Kloud 9『Yearning 2 Love』

アーバン・メロウな双子デュオR&B☆Kloud 9『Yearning 2 Love』
Yearning 2 Love
発表年:2005年
ez的ジャンル:US双子デュオR&B/ゴスペル
気分は...:リカバリー!

今回はUSコンテンポラリー・ゴスペル・デュオKloud 9の2ndアルバム『On Kloud 9』(2005年)です。

シカゴ生まれのKelvis DuffieKendall Duffieによる双子の兄弟ユニットKloud 9の紹介は、1stアルバム『On Kloud 9』(2002年)に続き2回目となります。

テネシー州ナッシュビルを拠点にしつつ、IncognitoのリーダーJean-Paul "Bluey" Maunickとの交流がきっかけに、UKソウルの優良レーベルExpansionから1stアルバム『On Kloud 9』(2002年)をリリースし、UKで評価されるようになったKloud 9

2ndとなる本作もExpansionからのリリースです。

Kelvis DuffieKendall Duffieに加え、前作にも参加していたUSコンテンポラリー・ゴスペル・グループCommissionedのメンバーMitchell Jones、ナッシュビルのR&B/ゴスペル系プロデューサーRoger Ryanの両名もプロデュースを務めています。

前作にもIncognitoをフィーチャーした「Promise」が収録されていましたが、本作でもIncognitoをフィーチャーした「So Many Reasons」が収録され、アルバムからのリード・シングルになっています。

アルバム全体としては、1st同様に、コンテンポラリー・ゴスペルというより、アーバン・メロウなR&B作品に仕上がっています。

個人的にはアーバンな魅力を満喫できる「Special One」「Happy」「Gimme Gimme Gimme」や、「Can't Be Love」「Yearning To Love」といった素敵なスロウ、グルーヴィーな「I Like It」あたりがオススメです。

日本ではあまり話題にならないアーティストですが、なかなかの逸品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Special One」
オススメその1。Mitchell Jones/Kendall Duffie/Kelvis Duffieプロデュース。このユニットの魅力が伝わってくる素敵なアーバンなモダン・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=KnjZjEEHv6s

「Crave」
Kendall Duffie/Kelvis Duffieプロデュース。哀愁モードのミディアム・グルーヴ。Kelvis & Kendallの息の合ったヴォーカル・ワークがいいですね。

「Happy」
オススメその2。Kendall Duffieプロデュース。オトナR&Bな魅力がたまらないアーバン・メロウ。僕好みの素敵なミディアム・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=4zPLpQLMG58

「Gimme Gimme Gimme」
オススメその3。Kendall Duffieプロデュース。ムーディーなサックスと共に始めるセクシー・ミディアム。週末アーバン・ナイトな気分にフィットしそうなラブ・バラードなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=a5xGgYSM4gg

「A Step Away」
Kendall Duffie/Kelvis Duffieプロデュース。Tonia Hughesの女性ヴォーカルをフィーチャー。2000年代らしいアーバン感覚のR&Bデュエットに仕上がっています。

「Can't Be Love」
オススメその4。Mitchell Jones/Kendall Duffieプロデュース。Mitchell Jonesのヴォーカルをフィーチャー。さり気ないですが、素敵な美メロ・バラードだと思います。この甘く切ないムード大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=d2fDFuzCNoA

「I Like It」
オススメその5。Mitchell Jones/Kendall Duffie/Kelvis Duffieプロデュース。オーガニックな質感とプログラミングの組み合わせが絶妙なR&Bグルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=W3TqgneK8sI

「Wanna Show You Love」
Kendall Duffieプロデュース。哀愁ミードのアーバン・ミディアム。どこまでもスムージーなのがこのユニットの魅力ですね。

「So Many Reasons」
オススメその6。Kendall Duffie/Roger Ryanプロデュース。本作のハイライト。Incognitoをフィーチャーした爽快メロウ・ダンサー。Bluey以外にも、Blueyの息子Daniel MaunickやSki OakenfullといったUKミュージシャンが参加しています。Kloud 9というより、殆どIncognitoな仕上がりですが、いいものはいいです(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=f3GJb9aR9Qg

「Yearning To Love Interlude」
「Yearning To Love」
オススメその7。Kendall Duffieプロデュース。タイトル曲はセクシーなミディアム・バラード。ジワジワと込み上げてくるオトナR&Bバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=NUbE7NE4Urg

「The Kind Of Man I Am」
Kendall Duffieプロデュース。スムーズなヴォーカル・ワークが栄えるミディアム・グルーヴ。

「Don't Take It Personal」
Kendall Duffieプロデュース。Michael Fair(flh)とKirk Whalum(sax)をフィーチャーしたスムース・ジャズ色の強いアーバン・ソウル。どこまでもムーディーです。

「Just Another Day」
Kendall Duffie/Kelvis Duffie/Russell Whiteプロデュース。Russell Whiteのヴォーカルをフィーチャー。この曲はコンテンポラリー・ゴスペル全開の仕上がりです。彼らの原点はココにあります。

「Ready, Willing, Wanting」
Kendall Duffieプロデュース。ジェントルなアコースティック・ソウル。

「So Many Reasons (Copyright Remix)」
「So Many Reasons」のハウシーなリミックス。

Kloud 9の他作品もチェックを!

『On Kloud 9』(2002年)
On Kloud 9

『Enjoy The Ride』(2008年)
Enjoy the Ride

『Everything Is Good 2Nite』(2009年) ※ベスト盤
Everything Is Good 2nite
posted by ez at 02:25| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする