発表年:1998年
ez的ジャンル:Keith Sweat系男性R&Bグループ
気分は... :美メロに包まれて・・・
今回は90年代男性R&Bグループ作品からOl' Skool『Ol' Skool』(1998年)です。
Ol' Skoolはセントルイスで結成された男性R&Bグループ。
メンバーはJerome "Pookie" Lane、Tony Herron、Curtis Jefferson、Bobby Crawfordの4名。
Keith Sweatに見出されたグループは、1997年にシングル「Set You Free」でデビュー。1998年に1stアルバム『Ol' Skool』、2000年に2ndアルバム『R.S.V.P.』をリリースしています。
1stアルバムとなる本作『Ol' Skool』(1998年)は、Keith Sweatがエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ね、Bobby Crawford、Curtis Jeffersonといったメンバー以外に、Keith Sweat、Kevin Johnson、Marvin "Chanz" Parkman、Allan "Grip" Smithがプロデュースを務めています。
実力派グループらしく、ミディアム〜スロウ中心の構成で勝負しています。
話題曲はデビュー・シングル「Set You Free」、Keith Sweat & Xscapeをフィーチャーした2ndシングル「Am I Dreaming」あたりですが、「Without You」、「Slip Away」、「Don't Be Afraid」、「Come With Me」といった美メロ・バラードもオススメです。
僕の場合、歌が巧さばかりが目立ってしまうディープすぎる男性R&Bグループって得意ではありませんが、Ol' Skoolの場合、90年代男性R&Bならではの胸キュンの美メロ・フィーリングがあるのがいいですね。このあたりはKeith Sweat譲りかもしれませんね。
美メロの男性R&Bグループ作品が聴きたい方はぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Don't Be Afraid (Introlude)」
アルバムのイントロ。
「Set You Free」
Bobby Crawfordプロデュース。デビュー・シングルにもなった1曲です。リラックスした雰囲気ながらも実力派グループらしいヴォーカル・ワークで魅了するミディアムです。
https://www.youtube.com/watch?v=eZYdxZ6DMLo
「Come With Me」
オススメその1。Bobby Crawfordプロデュース。アコースティック・ギターの透明感のある音色がグッドな美メロ・バラード。90年代男性R&Bグループらしい魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=eekS0im1E8U
「Slip Away」
オススメその2。Marvin "Chanz" Parkmanプロデュース。しっとりと歌い上げるビューティフル・バラード。至極のヴォーカル・ワークにヤラれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GXHYVjO-m1M
「Still Here 4 U」
Kevin Johnson/Curtis Jeffersonプロデュース。オーセンティックな魅力があるスロウ。あまりディープになりすぎないところが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=PgGeZdppv5c
「Without You」
オススメその3。Kevin Johnson/Bobby Crawfordプロデュース。素敵なギターがナビゲートする美メロ・バラード。切々と思いの丈を伝えるヴォーカルに胸が締めつけられます。
https://www.youtube.com/watch?v=IH5ZtXhswAM
「Just Between You And Me」
Bobby Crawford/Marvin "Chanz" Parkmanプロデュース。90年代らしいバラードですが、他の曲に比べると少し印象が薄いかも・・・
https://www.youtube.com/watch?v=8kPZ9J60gBg
「It Won't Let Go」
Kevin Johnson/Curtis Jeffersonプロデュース。Pretty Russのラップもフィーチャーしたミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=YBKSmj2CvdM
「Don't Be Afraid」
オススメその4。Bobby Crawfordプロデュース。Jodeciあたりが好きな人が気に入りそうな美メロ・ミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=Ubti-C1Ve3Y
「Am I Dreaming」
オススメその5。Allan "Grip" Smith/Keith Sweatプロデュース。Keith SweatとXscapeをフィーチャーしたAtlantic Starrのカヴァー。オリジナルはアルバム『Radiant』(1980年)に収録されています。アルバムからの2ndシングルにもなっています。 SkoolとXscapeの相性がバッチリの素敵なコラボです。さらにKeith Sweatが加われば、言うことなしでしょう!Xscapeのアルバム『Traces Of My Lipstick』(1998年)にも収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=df0ceAvtFd8
「Touch You」
Bobby Crawfordプロデュース。少しテンポアップしたミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=KZpaTO291Sg
「Set You Free (Outerlude)」
アルバムのアウトロ。
『R.S.V.P.』(2000年)