2017年12月02日

Cuba Gooding『The 1st Cuba Gooding Album』

The Main Ingredientのリード・ヴォーカルの1stソロ☆Cuba Gooding『The 1st Cuba Gooding Album』
The 1st Cuba Gooding Album
発表年:1978年
ez的ジャンル:L.A.都会派ソウル
気分は... :Gooding!

今回はN.Y.出身のソウル・グループThe Main IngredientのヴォーカリストであったCuba Goodingの1stソロ・アルバム『The 1st Cuba Gooding Album』(1978年)です。

人気俳優Cuba Gooding Jr.の父としても知られたCuba Goodingですが、今年惜しくも逝去しています。

Cuba Goodingは1944年N.Y.ハーレム生まれ。オリジナル・メンバーはDonald McPhersonの急死後にThe Main Ingredientに加入。彼が参加したThe Main Ingredientは人気グループとなります。

当ブログでも『Afrodisiac』(1973年)、『Euphrates River』(1974年)といっThe Main Ingredient作品を紹介済みです。

しかしながら、グループは1977年に解散。CubaはMotownと契約し、ソロ活動を開始します。Motownからは『The 1st Cuba Gooding Album』(1978年)、『Love Dancer』(1979年)という2枚のアルバムをリリースしています。1980年にはThe Main Ingredientを再結成させています。

1stソロ・アルバム『The 1st Cuba Gooding Album』(1978年)は、ジャケの雰囲気そのままの都会的なソウル作品に仕上がっています。

プロデュースはBrian PotterDennis Lambert。6曲でDavid Fosterがリズム・アレンジを手掛けています。

レコーディングにはDavid Foster(key)、Joe Sample(key)、Michael Omartian(key)、Ray Parker, Jr.(g)、Dean Parks(g)、Jay Lewis(g)、Scott Edwards(b)、James Gadson(ds)、Ed Greene(ds)、Bill Cuomo(syn)、Gary Coleman(per)、Steve Forman(per)、Chuck Findley(horns)、Ernie Wtts(horns)、Tom Scott(horns)、The WatersJulia Waters(back vo)、Maxine Waters(back vo)、Oren Waters(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

軽快ダンス・チューンの「Mind Pleaser」「Hold On To What You Got」、爽快メロウ・ミディアム「All I Can Give You Is Love」、アーバンなメロウ・ダンサー「Fool Of The Year」Patti Austinのカヴァー「We're In Love」あたりがオススメです。

Cuba Goodingのシンガーとしての魅力とL.A.の名うてのミュージシャン達が生み出す都会的サウンドが噛み合った素敵なソウル作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Mind Pleaser」
オススメ1。Brian Potter/Dennis Lambert作。スウェイ・ビート調の爽快ダンス・チューンがオープニング。シングルにもなりました。Cheryl Lynn「Got To Be Real」好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=ngUk3SBcZWc

「All I Can Give You Is Love」
オススメ2。Brian Potter/Dennis Lambert作。Cubaのヴォーカルの魅力を堪能できる爽快メロウ・ミディアム。フリーソウル好きの人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=L65vtv2gqCo

「Where Would I Be Without You」
Brian Potter/Dennis Lambert作。しっとりと歌い上げるバラード。Cubaのシルキーなヴォーカルを味わえます。
https://www.youtube.com/watch?v=LwESd71rnIc

「Hold On To What You Got」
オススメ3。Brian Potter/Dennis Lambert作。軽快なダンス・チューン。Cubaのヴォーカルと華やかなダンス・サウンドがフィットしています。Scott Edwardsのベースもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=w3vNkiNWHFs

「Fool Of The Year」
オススメ4。Brian Potter/Dennis Lambert作。アーバンに疾走するメロウ・ダンサー。Tom Scottがサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=0mPJMBigUvc

「We're In Love」
オススメ5。Patti Austinのカヴァー。オリジナルは『Havana Candy』(1977年)に収録されています。サンセット・モードがフィットする素敵なメロウ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=n9tr19AdAA0

「Ain't Nothin' To It」
Brian Potter/Dennis Lambert作。軽やかな中にもソウル・マナーを感じるミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=jdcJLZji-lw

「Someone To Go Home To」
Brian Potter/Dennis Lambert作。元々はTavares『Hard Core Poetry』(1974年)で歌っていた楽曲です。ソロよりもグループ向けの曲にも思えますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=EPiJuf6kRDw

「As Long As There's You」
James Whitney/Norman Kurban作。ラストはロマンティックなバラードで締め括ってくれます。

Cuba Goodingの他作品もチェックを!

『The 1st Cuba Gooding Album/Love Dancer』(1978/1979年) ※2in1CD
1ST CUBA GOODING ALBUM

『Meant To Be In Love』(1993年)
Meant to Be in Love

『Begin With The Family』(2004年)
Begin With the Family

The Main Ingredientの過去記事もご参照ください。

『Afrodisiac』(1973年)
Afrodisiac (Reis)

『Euphrates River』(1974年)
Euphrates River
posted by ez at 04:58| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする