2017年12月17日

The Breathing Effect『The Fisherman Abides』

Alpha Pupが送り出す注目のクロスオーヴァー・デュオ☆The Breathing Effect『The Fisherman Abides』
The Fisherman Abides (ザ・フィッシャーマン・アバイズ)
発表年:2017年
ez的ジャンル:L.A.クロスオーヴァー・デュオ
気分は... :悪夢の日韓戦・・・

サッカーのE-1選手権の日韓戦は日本の完敗。
ここまで酷い代表戦を観たのは久々ですね。

これでハリルは戦えない国内組に見切りをつけ、より海外組志向になるのでは?
今回招集されなかった浦和メンバーは幸運でしたね(笑)

特に酷かったDF陣については、スペイン2部で戦っている鈴木 大輔に一度チャンスを与えて欲しいですね。

さて、今回は新作アルバムからL.A.クロスオーヴァー作品The Breathing Effect『The Fisherman Abides』です。

The Breathing Effectは、L.A.出身のEli Goss(key)とHarry Terrell(ds、b)が結成したデュオ。

Harryがボストンのバークリー音楽院でエレクトリック・ミュージックを、HarryがN.Y.のニューヨーク大学でジャズを学んでいるときに、デビュー作「The Breathing Effect EP」(2014年)、1stアルバム『Mars Is a Very Bad Place for Love』(2015年)を制作しています。

これらの作品はL.A.ビートミュージックを牽引するイベントLow End Theoryの主宰者Daddy Kevが運営するレーベルAlpha Pup Recordsからのリリースされました。

2ndアルバムとなる本作『The Fisherman Abides』もこれまで同様、Alpha Pupからのリリースです。レコーディングには、

Eli Goss(key、vo、g)、Harry Terrell(ds、b、syn、g)に加え、前作にも参加していたL.A.生まれの日本人ミュージシャンMoki Kawaguchi(syn)が参加しています。

アルバム全体は、エレクトリック・ミュージックとジャズという2人が学んできたバックボーンが反映されたクロスオーヴァー・サウンドを楽しめる1枚に仕上がっています。個人的には進化形ジャズの観点から、かなり楽しめました。また、テープ・ディレイやヴィンテージ機材を使った効果も印象的です。

僕の場合、某大手CDショップのクラブミュージックのコーナーで本作を試聴し、購入しました。生音を大切にした仕上がりは、クラブミュージックのコーナーよりも、ジャズ・コーナーの今ジャズ作品群と一緒に置いた方が売れる気がしますが・・・

ジャズとビートミュージックが熱いL.A.だからこそ生まれたクロスオーヴァー・サウンドだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Water Static (Blinding Phoenix)」
このオープニングを聴いて、本作をゲットしようと思いました。エレクトリック・ミュージックとジャズを学んだ2人の個性が融合したサウンドは進化形ジャズを感じます。ダイナミックな生音感とコズミックなエレクトリック感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WP0W01Rlgc4

「The Morning Swim」
穏やかなエレクトリックの音色に優しく包み込んでくれます。夜明けと共に柔らかな朝陽を浴びているような気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=zVxoUoD62Ks

「The Grove」
コズミックな音世界が広がりの中に、ジャズ・ロック的なエッセンスも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=CtgA5rIGeok

「Walking Backwards」
トリップ感のあるエレクトリック・サウンド、浮遊するヴォーカル、今ジャズなドラミングが融合した素晴らしい仕上がり。「Water Static (Blinding Phoenix)」と並ぶ僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=rSPiVMSwoOE

「Driftwood Dialogue」
2分強の小曲。テープ・ディレイを駆使した幻想的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=IlqPDWRN-eQ

「Josephine」
アコースティック・ギターの音色が印象的な美しくも儚いメランコリック・ワールド。
https://www.youtube.com/watch?v=vKumtW_d5As

「The Pier (New Eyes)」
静寂の中にもパワーも感じる演奏です。ジワジワと高揚してくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=nTrOoVXQDC4

「The Ode」
Weather Reportへのオマージュ。エレクトリック・ミュージック×ジャズなクロスオーヴァー・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=6VgHJd6GOLk

ご興味がある方は1stアルバム『Mars Is a Very Bad Place for Love』(2015年)もチェックを!

『Mars Is a Very Bad Place for Love』(2015年)
Mars Is A Very Bad Place For Love
posted by ez at 01:52| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする