2018年01月08日

Bill Champlin『Single』

Foster、Graydon、Toto等の豪華ミュージシャンが集結☆Bill Champlin『Single』
独身貴族(期間生産限定盤)
発表年:1978年
ez的ジャンル:Airplay/Toto系ウエストコーストAOR
気分は... :独身貴族?

今回はChicagoThe Sons of Champlin等の活動でも知られる男性シンガー・ソングライターBill Champlinの1stソロ『Single』(1978年)です。

Bill Champlinは1947年カリフォルニア州オークランド生まれの男性シンガー・ソングライター。

1965年にサイケデリック・ロック・バンドThe Sons of Champlinを結成し、1977年まで活動を続けます(1985年および1997年に再結成)。

その後、L.A.に移り、スタジオ・シンガーとして活動する中でDavid Fosterと出会い、1978年に本作『Single』でソロ・デビュー。翌年にはDavid Foster、Jay Graydonと共作したEW&F「After The Love Has Gone」でグラミー最優秀R&B楽曲賞を受賞しています。1983年にはJay Graydon、Steve Lukatherと共作したGeorge Benson「Turn Your Love Around」で再びグラミー最優秀R&B楽曲賞を受賞しています。

1981年にはChicagoに加入し、第2黄金期のメンバーとして活躍すると同時に、ソロ・アーティストとしても作品をリリースしています(2009年にChicagoを脱退)。

1stソロ・アルバムとなる本作『Single』(1978年)はDavid FosterJay GraydonTotoMichael McDonaldDaryl Hallといった参加メンバーの豪華さも手伝い、人気の高いAOR作品ですね。

プロデュースはDavid Foster

レコーディングにはBill Champlin(vo、g、key)以下、David Foster(key)、Jay Graydon(g)、そしてSteve Lukather(g)、David Paich(key)、Jeff Porcaro(ds)、David Hungate(b)、Steve Porcaro(syn)、Bobby Kimball(back vo)といったToto勢、Ray Parker, Jr.(g)、David Shields(b)、Duris Maxwell(ds)、Larry Tolbert(ds)、Paulinho Da Costa(per)、Michael McDonald(back vo)、Daryl Hall(back vo)、Carmen Twillie(back vo)、Venette Gloud(back vo)、Bruce Paulsen(Horns)、Gary Grant(Horns)、George Bohannon(Horns)、Jerry Hey(Horns)、Larry Williams(Horns)、Oscar Brashear(Horns)等のミュージシャンが参加しています。

シングルにもなった「What Good Is Love」、ブリージンな「Fly With Me」、スウェイ・ビートを織り交ぜた「Love Is Forever」、都会的なファンキー・チューン「I Don't Want You Anymore」あたりが僕のオススメです。

豪華バック陣に目を奪われがちですが、主役Champlinの素晴らしいヴォーカルこそが本作の魅力だと思います。

ウエストコースト好きには間違いないAOR作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「What Good Is Love」
Harry Garfield/Jay Graydon作。シングルにもなったオープニング。Jay Graydonのギターがさく裂するウエストコーストらしい本曲がアルバムのハイライトでしょうね。主役のBill Champlinのヴォーカルも躍動しています。
https://www.youtube.com/watch?v=wweyag49yog

「I Don't Want You Anymore」
Bill Champlin/David Foster作。Ray Parker, Jr.のギター・カッティングが心地好い都会的なファンキー・チューンの仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=I5jGa5UnPjA

Tavaresが『Supercharged』(1980年)でカヴァーしています。
Tavares「I Don't Want You Anymore」
 https://www.youtube.com/watch?v=ehZuttPlzRY

「We Both Tried」
Bill Champlin/David Foster作。オーセンティックなバラードをしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=DA6TSlTuiwM

「I Don't Want You Anymore」と同じくTavaresが『Supercharged』(1980年)でカヴァーしています。Robbie Dupreeも『Robbie Dupree』(1980年)でカヴァーしていましたね。
Tavares「We Both Tried」
 https://www.youtube.com/watch?v=gEAtzgW6YZs
Robbie Dupree「We Both Tried」
 https://www.youtube.com/watch?v=tFH-uSYfO4I

「Yo' Mama」
Bill Champlin作。ブルーアイド・ソウル的な雰囲気の仕上がり。ホーン隊も盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Mdgm6h8qi98

「Fly With Me」
Bill Champlin作。「What Good Is Love」と並ぶお気に入り。ブリージンな爽快チューン。ソウルフルな女性コーラス、ホーン・アンサンブルがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=dfqEM20C2M0

「Love Is Forever」
Bill Champlin作。スウェイ・ビート調のエッセンスと爽快メロウ・グルーヴが融合している感じがいいですね。David Fosterらしい1曲かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=IU4CTywXN3w

「Careless」
B. J. Cook Foster/Bill Champlin作。ウエストコースト・ロック好きの人は気に入る爽快チューンなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Qn6xDIWxTAc

「Elayne」
Bill Champlin/Ed Whiting作。ジェントル・ヴォーカルが優しく包み込むバラード。素敵なヴォーカル・ワークがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ISHmaZgnq6w

「Keys To The Kingdom」
Bill Champlin/David Foster作。ラストは壮大なイントロと共にスタートするミディアムで締め括ってくれます。個人的には少し仰々しいイントロに感じますが。
https://www.youtube.com/watch?v=mIV13XjXgWQ

Bill Champlinの他作品もチェックを!

『Runaway』(1981年)
ランナウェイ

『Burn Down the Night』(1992年)
Burn Down the Night

『Through It All』(1994年)
スルー・イット・オール

『He Started to Sing』(1995年)
He started to sing

『No Place Left to Fall』(2008年)
ノー・プレイス・レフト・トゥ・フォール(DVD付)

Bill Champlin, Joseph Williams & Peter Friestedt『CWF』(2015年)
CWF
posted by ez at 01:27| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月07日

Bootsy Collins『World Wide Funk』

爆裂P-Funkワールドは健在!☆Bootsy Collins『World Wide Funk』
WORLD WIDE FUNK [CD]
発表年:2017年
ez的ジャンル:P-Funkアイコン系べーシスト(☆_☆)
気分は... :現役バリバリ!

新年一発目の新作はP-Funkアイコン、ウルトラ・ファンキー・べーシストBootsy Collinsの久々の新作『World Wide Funk』です。

新年一発目に相応しい、爆裂P-Funkサウンドを満喫できる1枚です。

これまで当ブログで紹介したBootsy Collins作品は以下の5枚。

 『Bootsy? Player of the Year』(1978年)
 『This Boot Is Made For Fonk-N』(1979年)
 『Ultra Wave』(1980年)
 Sweat Band『Sweat Band』(1980年)
 『The One Giveth, The Count Taketh Away』(1982年)

2011年の『Tha Funk Capital of the World』以来となるBootsyの新作です。

僕の場合、ベテラン・アーティストの新作に対して、必ずしも好意的ではなく、本作に対しても「Bootsyにかつてのようなサウンドは期待できないのでは?」なんて懸念していました。しかしながら、そんな事は杞憂でした。

多彩なゲスト陣のサポートも受けながら、Bootsyらしい爆裂P-Funkサウンドを満喫できます。

オールドスクールHip-Hopを代表するラッパー/ビートボクサーDoug E. Fresh、覆面ギタリストBuckethead、スイス生まれの女性ベーシストAlissia BenvenisteVictor WootenStanley ClarkeManou Galloという実力派ベーシストの面々、オークランド出身のラッパーDru Down、アーティスト・コレクティブBlvckseeds、クリスチャン・トークボクサーMr. TalkboxMusiq SoulchildBig Daddy Kane、コンプトン出身のラッパーMC Eiht、コロンビア人女性シンガーKali Uchis、男性R&BシンガーOctober London、盟友Dr. G. Bernie Worrell、ナッシュビルを拠点とするブルース・アーティストJustin Johnson、メンフィス出身のブルース・ロック・ギタリストEric Gales、敏腕ドラマーDennis ChambersPublic EnemyのリーダーChuck D等がフィーチャーされています。

それ以外にDJ QuikSnoop Dogg等も参加しています。

キュートな爽快ファンク「Candy Coated Lover」、トークボックスを交えた重量ファンク「Pusherman」、キャッチーなディスコ・ファンク「Hot Saucer」、新旧ベース・プレイヤーの競演「Bass-Rigged-System」、DJ Quikが関与した「Ladies Nite」、セクシーなディスコ・ファンク「Snow Bunny」、パワフルなファンク・ロック「Illusions」がオススメです。

Bootsyが現役バリバリであることを強烈に印象づける1枚です。

全曲紹介しときやす。

「World Wide Funk」
オールドスクールHip-Hopを代表するラッパー/ビートボクサーDoug E. Fresh,覆面ギタリストBuckethead,スイス生まれの女性ベーシストAlissia Benvenisteをフィーチャー。ゴジラのような雄叫びと共にスタートするタイトル曲。怒涛のファンキー・サウンドで本作の本気度が伝わってきます。

「Bass-Rigged-System」
オススメその1。Victor Wooten, Stanley Clarke, Manou Gallo,Alissia Benvenisteという新旧ベース・プレイヤーおよびWorld-Wide-Funkdriveをフィーチャー。ベース好きにはたまらないファンキー・ベースの競演です!これぞBootsyワールド!
https://www.youtube.com/watch?v=wn7-cPIX5dM

「Pusherman」
オススメその2。オークランド出身のラッパーDru Down, アーティスト・コレクティブBlvckseeds,そしてクリスチャン・トークボクサーMr. Talkboxをフィーチャー。Mr. Talkboxのトークボックスやターンテーブルがいいアクセントになっているキャッチーな重量ファンク・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=BBbNRmLoEoo

「Thera-P」
Tyshawn Colquittとスイス生まれの女性ベーシストAlissia Benvenisteをフィーチャー。Alissiaのベース・プレイが格好良いヘヴィー・ファンク。

「Hot Saucer」
オススメその3。Musiq Soulchild & Big Daddy Kaneという大物R&Bシンガー&ラッパーをフィーチャー。キャッチーなディスコ・ファンクで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=e4sw54XwFpU

「Heaven Yes」
美しいバラードで一度落ち着かせてくれます。

「Ladies Nite」
オススメその4。コンプトン出身のラッパーMC Eiht,アーティスト・コレクティブBlvckseedsをフィーチャー。さらにはDJ Quikも加わったウエッサイな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=nVL7WUPvjnc

「Candy Coated Lover」
オススメその5。X-Zact, コロンビア人女性シンガーKali Uchis,World-Wide-Funkdriveをフィーチャー。僕の一番のお気に入り。疾走感が心地好い爽快ファンク・チューン。キュートなKali Uchisのヴォーカルもサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=VmIboR12D40

「Snow Bunny」
オススメその6。Tyshawn Colquitt, Snowbunny & World-Wide-Funkdriveをフィーチャー。セクシーなディスコ・ファンクで妖しく盛り上がります。ホーン・サウンドもグッド!

「Hi-On-Heels」
男性R&BシンガーOctober Londonをフィーチャー。トラック作りにはSnoop Doggも参加しています。妖しげなムードのミディアム。

「A Salute To Bernie」
P-Funkの盟友Dr. G. Bernie Worrellをフィーチャー。BootsyとBernieの共演を楽しむスペイシー・ミディアム。

「Boomerang」
ナッシュビルを拠点とするブルース・アーティストJustin Johnsonをフィーチャー。ブルース・ロック的な演奏で楽しませてくれます。

「Worth My While」
コロンビア人女性シンガーKali Uchisをフィーチャー。Kali Uchisの透明感のあるヴォーカルを生かしたミディアム・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=xgqPq3MKbcI

「Come Back Bootsy」
メンフィス出身のブルース・ロック・ギタリストEric Gales, 敏腕ドラマーDennis Chambers,World-Wide-Funkdriveをフィーチャー。Dennis Chambersのドラムをはじめ、ライブ感のある演奏が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=XgWDcsKaPMU

「Illusions」
オススメその7。Public EnemyのリーダーChuck D, 覆面ギタリストBuckethead,アーティスト・コレクティブBlvckseedsをフィーチャー。ラストはパワフルなファンク・ロックで締め括ってくれます。Chuck Dのラップにはこういう重量サウンドがフィットしますね。
https://www.youtube.com/watch?v=fV6k2bNAj4I

Bootsy Collinsの過去記事もご参照下さい。

『Bootsy? Player of the Year』(1978年)
Player of the Year

『This Boot Is Made For Fonk-N』(1979年)
This Boot Is Made for Fonk-N

『Ultra Wave』(1980年)
Ultra Wave

Sweat Band『Sweat Band』(1980年)
SWEAT BAND

『The One Giveth, The Count Taketh Away』(1982年)
灼熱のP-ファンカー
posted by ez at 01:53| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

Carlton & The Shoes『Sweet Feeling』

3rdアルバムでも素敵なヴォーカルで聴く者を癒します!☆Carlton & The Shoes『Sweet Feeling』
carlton & the shoes sweet feeling.jpg
発表年:1994年
ez的ジャンル:至宝系ロック・ステディ/レゲエ
気分は... :癒しのスウィート・ヴォーカル!

今回はロック・ステディの至宝として人気の高いジャマイカ人アーティストCarlton Manningの作品からCarlton & The Shoes『Sweet Feeling』(1994年)です。

ロック・ステディ期から活動するCarlton & The Shoesの紹介は、再評価が高まった人気曲「Give Me Little More」を含む『This Heart Of Mine』(1982年)に続き2回目となります。

本作『Sweet Feeling』(1994年)は、『Love Me Forever』(1976年)、『This Heart Of Mine』(1982年)に続く、Carlton & The Shoes名義の3rdアルバムとなります。

正直、アルバムとしてのまとまりには欠ける印象も受けますが、彼の場合、あのヴォーカル&ハーモニーを聴ければ、それだけでいい!という感じですかね(笑)

プロデュースはCarlton Manning本人。

レコーディング・メンバーとして、Carlton Manning(vo、g、per)、Trevor Roper(g)、Ervin "Allah" Lloyd(p)、Keith Francis(b)、Prince Manning(ds)、Robert Lynn(syn)の名がクレジットされています。

至極のラヴァーズ「All My Love」、クールな「You(Part1)」、Carltonらしい自由へのメッセージ「Freedom Is Coming」、正にスウィート・フィーリングなタイトル曲、大きな愛を感じる「Won't Stop Loving」が僕のオススメです。

この人の歌声を聴いていると、目前の不満や不安が些細なことに感じられます。
精神安定剤のような癒しのスウィート・ヴォーカルをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Sweet Feeling」
本作の詳細をきちんと把握しているわけではありませんが、このタイトル曲は70年代の音源だと思います。録音状態を気にしなければ、Carltonらしいスウィート・ハーモニーを満喫できる1曲に仕上がっています。正にスウィート・フィーリング!
https://www.youtube.com/watch?v=Yqtld8xdxUk

「I'm In Love」
ビター・スウィートな魅力があるラブソング。後期Bob Marleyのラブソングあたりと一緒に聴きたくなる雰囲気です。

「Forever And Always」
哀愁メロディと愁いを帯びたヴォーカル・ワークの組み合わせがレゲエ独特の雰囲気を醸し出します。

「Freedom Is Coming」
自由へのメッセージ・ソング。悲壮感を表に出すのではなく、Carltonらしい語り口で自由を訴える感じがいいですね。かなり好きな1曲。

「All My Love」
個人的には本作のハイライト。Carltonのスウィート・ヴォーカルが栄える至極のラヴァーズ!聴いているだけでハッピーな気分になること間違いなし!

「You(Part1)」
浮遊するようなCarltonのヴォーカル&ハーモニーとソリッドなリディムの組み合わせが実にクールで格好良い1曲。「All My Love」と並ぶ僕のお気に入り。

「Society」
Carlton流のルーツ・レゲエを楽しめます。Carltonのリード・ギターも楽しめます。

「Never Never」
後期Bob Marley作品と一緒に聴きたくなるタイプの仕上がり。Carltonの静かなるタフネスを感じます。

「Won't Stop Loving」
ラストはCarltonらしい語り口で愛を訴えて締め括ってくれます。彼が歌うと大きな愛を感じますね。味のあるギター・プレイもいい感じです。

Carlton & The Shoesの他作品もチェックを!

『Love Me Forever』(1976年)
Love Me Forever

『This Heart Of Mine』(1982年)
carlton and the shoes this heart of mine.jpg

『Music For Lovers』(2002年)
carlton & the shoes music for lovers.jpg

『Heart Throbs』(2011年)
Heart Throbs
posted by ez at 00:28| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

The Cinematic Orchestra『Ma Fleur』

静寂のUKフューチャー・ジャズ☆The Cinematic Orchestra『Ma Fleur』
Ma Fleur [帯解説 / ボーナストラック3曲収録 / 国内盤] (BRC508)
発表年:2007年
ez的ジャンル:UKフューチャー・ジャズ
気分は... :美しく咲き、静かに散る...

今回は静寂のUKフューチャー・ジャズThe Cinematic Orchestra『Ma Fleur』(2007年)です。

Jason Swinscoeを中心にしたUKのフューチャー・ジャズ・ユニットThe Cinematic Orchestraの紹介は、1stアルバム『Motion』(1999年)に続き2回目となります。

『Ma Fleur』(2007年)は、『Motion』(1999年)、『Every Day』(2002年)、『Man With a Movie Camera』※サウンドトラック(2003年)に続くスタジオ・アルバムとなります。これまでの作品と同じくNinja Tuneからのリリースです。

The Cinematic Orchestraの1つの音楽的な頂点を示した1枚かもしれませんね。

本作におけるメンバーは、Jason Swinscoe(prod)、Phil France(b)、Stuart McCallum(g)、Luke Flowers(ds)、John Ellis(el-p)、Nick Ramm(p)、Tom Chant(sax、clarinet)、

さらにカナダのインディー・バンドPatrick WatsonのリーダーPatrick Watson(vo、p)、2012年に逝去したUS女性ソウル・シンガーFontella Bass(vo)、UKのエレクトロニック・デュオLambのメンバーとしても知られる女性シンガーLouise Rhodes(vo)がフィーチャリングされています。また、ジンバブエ出身の女性シンガーEska Mtungwaziがバック・コーラスで貢献しています。

アルバム全体として、生音を重視した"静寂のフューチャー・ジャズ"といった印象です。

大沢たかおが出演していた「キリン本搾りチューハイ」のCM曲にもなった「To Build A Home」、シングルにもなった哀愁モードのフォーキー・ソウル「Breathe」、Fontella Bassのヴォーカルをフィーチャーした「Familiar Ground」、ピュアな魅力を持つ「Child Song」、コズミックな「As The Stars Fall」、Louise Rhodesのヴォーカルをフィーチャーしたエンディング「Time & Space」あたりがオススメです。

美しくも儚いフューチャー・ジャズ・ワールドは、花の一生のような美学があります。

隠れた名作映画を観たような感動がある1枚です。

全曲紹介しときやす。

「To Build A Home」
Patrick Watsonのヴォーカル&ピアノをフィーチャー。シングルにもなったオープニング。生音重視の本作を象徴するアーティスティックな美しき名曲です。内面からジワジワと感動が込み上げてきます。ストリングスの効果も抜群です。
https://www.youtube.com/watch?v=49FDEh1Zh5U

大沢たかおが出演していた「キリン本搾りチューハイ」のCM曲にもなっていました。
キリン本搾りチューハイCM
https://www.youtube.com/watch?v=yiFLuX6Lolg

「Familiar Ground」
Fontella Bassのヴォーカルをフィーチャー。Stuart McCallumのギターの響きが印象的な1曲。フューチャー・ジャズ・ユニットらしいスピリチュアル・ソウルといった趣です。抑えた音数の中に J.Swinscoeの美学を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=l1gni8wYwGU

「Child Song」
本作らしい静寂のアコースティック・ジャズ。子供の無限の可能性を音にしたようなピュアな魅力を持つ1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=8XSexJBbzBs

「Music Box」
Louise RhodesとPatrick Watsonのヴォーカルをフィーチャー。ヴォーカルとStuart McCallumのギターのみのフォーキー・ジャズです。
https://www.youtube.com/watch?v=PSMNJuXK_3I

「Prelude」
ストリングスの美しいアンサンブルを楽しむ1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=J99zcUDcPoA

「As The Stars Fall」
広大な宇宙を感じるコズミックなフューチャー・ジャズ。"今ジャズ"的な視点で聴いても楽しめる1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=E1Zoc_L-i8Q

「Into You」
Patrick Watsonのヴォーカルをフィーチャー。美しい音色が聴く者を優しく包み込んでくれます。もっと長尺で聴いていたい!
https://www.youtube.com/watch?v=0WEijZMuQTg

「Ma Fleur」
タイトル曲には美しくも儚い花の一生のような魅力があります。Tom Chantのクラリネット&サックスの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=805R1FK-9B0

「Breathe」
Fontella Bassのヴォーカルをフィーチャー。シングルにもなりました。哀愁モードのフォーキー・ソウル。ドラマティックな音のメリハリが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=mmlhCC2VAXo

「That Home」
Patrick Watsonのヴォーカル&ピアノをフィーチャー。Patrick Watsonの繊細なヴォーカルの魅了が栄える小曲。
https://www.youtube.com/watch?v=_g8vBWMJRj4

「Time & Space」
Louise Rhodesのヴォーカルをフィーチャー。ラストは儚くも美しい魅力に満ちた本作の余韻を味わいながらエンディングを迎えます。
https://www.youtube.com/watch?v=I6Kp6qUwEbo

The Cinematic Orchestraの他作品もチェックを!

『Motion』(1999年)
Motion

『Every Day』(2002年)
Every Day

『Man With a Movie Camera』(2003年)
Man With a Movie Camera (ZENCD78B)

『Live at the Royal Albert Hall』(2008年)
Live at the Royal Albert Hall [解説・ボーナストラック付き国内盤]

『The Cinematic Orchestra presents In Motion #1』(2012年)
The Cinematic Orchestra presents In Motion #1 (ZENCD183)
posted by ez at 00:41| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

Willie Bobo『Bobo』

人気曲「Palos」、「Reason for Livin'」収録☆Willie Bobo『Bobo』
ボボ【完全生産限定盤】
発表年:1979年
ez的ジャンル:フュージョン/ディスコ系ラテン・グルーヴ
気分は... :冬でもラテンを!

今回はラテン・パーカッション/ティンバレス奏者Willie Boboが1979年にリリースした『Bobo』です。

N.Y.スパニッシュ・ハーレム出身のニューヨリカンWillie Bobo(本名:William Correa)(1934-1983年)に関して、当ブログでこれまで紹介したのは以下の3枚。

 『Uno Dos Tres 1-2-3』(1966年)
 『Juicy』(1967年)
 『Bobo Motion』(1967年)

本作『Bobo』は、結果として1983年に逝去したBoboの最後のリーダー作となりました。

アルバム全体としては、ディスコ/フュージョン色の強いラテン・グルーヴ作品であり、再評価も高い1枚です。

プロデュースはWillie BoboStan Silverberg

レコーディングの基本メンバーはWillie Bobo(timbales、congas、vo)以下、Errol Knowles(vo)、Victor Pantoja(bongos、congas、per)、Steve Gutierrez(ds)、Welton Gite(b)、Abel Zapate(g)、David Kempton(key)、Clay Lawrey(tb)、Jim Coile(fl、sax)、Tony Horowitz(flh、tp)。

特に、Aztecaの元メンバーで、Courtial With Errol Knowles等でも知られるErrol Knowlesの参加が目を引きますね。

それ以外にEW&Fのメンバーとしても活動した人気ギタリストRonald Bautista(g)、売れっ子セッション・ミュージシャンGary Grant(flh、tp)、サックス奏者のRon Starr(sax)、Boboの息子であり、後に人気Hip-HopユニットCypress Hillのメンバーとして活躍することになるEric Correa(Eric Bobo)がゲスト参加しています。

また、Bill CourtialErrol KnowlesというCourtial With Errol Knowlesコンビが全8曲中4曲で楽曲提供しています。Bill Courtialはリズム・アレンジでも貢献しています。

フュージョン・ファンには知られたクラシック「Palos」、素敵なレア・グルーヴ「Reason for Livin'」の2曲が本作のハイライトでしょう。

それ以外に「Comin' Over Me」「Latin Lady (Cecila's Song)」「Set You Free」あたりが僕のオススメです。

本来は夏場に聴く1枚かもしれませんが、年明けにサマー・モードのラテン・グルーヴを聴くのもポジティブ・モードになっていいですよ。

全曲紹介しときやす。

「Palos」
Roland Bautista作。作者Bautistaのギターをフィーチャーしたインストのラテン・フュージョン。フュージョン好きにはクラシックとして知られる名曲ですね。澄み切った青空が浮かんでくる、開放的なバカンス気分に浸れるサマー・フュージョンです。
https://www.youtube.com/watch?v=jeZ81crD780

「Comin' Over Me」
Bill Courtial/Errol Knowles作。Errol Knowlesのソウルフル・ヴォーカルと鮮やかなホーン・アンサンブルが栄えるラテン・ジャズ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=AQZTAe_0lHY

「Latin Lady (Cecila's Song)」
Abel Zapate作。作者Abel Zapateが素敵なギター・プレイを披露するメロウ・チューン。サンセット・モードにフィットする1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=kBvP8NUxBhI

「It's Over」
Bill Courtial/Errol Knowles作。ボレロ調のメロウ・バラード。ロマンティックなストリングスをバックに、Errol Knowlesがしっとりと歌い上げます。Abel Zapateのメロウなギター・ソロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=Wlq_z9YdCLA

「Reason for Livin'」
Bill Courtial/Don Grusin/Errol Knowles作。Don Grusinもソングライティングに関与している本曲を本作のハイライトに挙げる人も多いかもしれませんね。レア・グルーヴ好きの人は気に入るであろう爽快メロウに疾走するラテン・グルーヴ。Bobo自身のティンヴァレス・プレイも存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=NOwXc8fC0xY

「Reason Why」
E. Williams III作。軽快なラテン・ソウル。Errol Knowlesの伸びやかなヴォーカルが栄えます。ラテン・ソウルらしいノリがいいですね。

「Set You Free」
Bill Courtial/Errol Knowles作。Welton Giteのベース・プレイが牽引するメロウ・フローター。Errol Knowlesのヴォーカルとメロウなラテン・グルーヴが見事にフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=d2Ufaz2bCe0

「Father and Son」
ラストはGino Vannelli作品のカヴァー。オリジナルは『Storm At Sunup』(1975年)に収録されています。ここではBobo自身がヴォーカルをとり、さらに息子Ericが詩を朗読する、タイトル通りの親子共演を実現させた感動バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Z5OQYeluKd0

Willie Boboの他作品もチェックを!

『Bobo's Beat』(1963年)
ボボズ・ビート

『Bobo! Do That Thing/Guajira』(1963年)
Do That Thing

『Let's Go Bobo!』(1964年)
レッツ・ゴー・ボボ

『Uno Dos Tres 1-2-3』(1966年)
Uno Dos Tres & Spanish Grease

『Bobo Motion』(1967年)
Bobo Motion (Dig)

『Juicy』(1967年)
Juicy

『A New Dimension』(1968年)
New Dimension (Special Packaging)

Willie Bobo & The Bo-Gents『Do What You Want To Do, Tomorrow Is Here』(1971年)
Do What You Want to Do

『Tomorrow Is Here』(1977年)
トゥモロー・イズ・ヒア

『Hell of an Act to Follow/Bobo』(1978/1979年) ※2in1CD
HELL OF AN ACT TO FOLLOW / BOB
posted by ez at 01:17| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする