2018年01月28日

Umii『This Time』

L.A.インディらしいチルアウトR&B☆Umii『This Time』
ディス・タイム
発表年:2018年
ez的ジャンル:チルアウトR&B/エレクトロニカ
気分は... :4,000エントリー達成!

さり気に当ブログのエントリー数が4,000に達しました。

今日は新作エントリーが恒例の日曜なので、とりあえず新作エントリーに専念し、4,000回達成に関しては明日のエントリーで触れたく思います。

ということで、新作からUmii『This Time』です。

UmiiはL.A.を拠点とする日系アメリカ人のプロデューサー/トークボクサーB. Bravo(本名Adam Mori)とポートランドを拠点とする女性シンガーReva DeVitoのユニット。ちなみユニット名は日本語の"海"に由来するそうです。

本作『This Time』は、元々EPとして昨年リリースされたデビュー作ですが、リミックス2曲を加えたアルバム仕様で今年に入って国内盤CDがリリースされました。実態としてはミニ・アルバムといったところでしょうか。

B. Bravoは2009年のデビューEP「Analog Starship EP」以降、コンスタントに作品をリリースし、昨年は初のフル・アルバム『Paradise』をリリースしています。

『Paradise』収録曲「Stay the Night」のリミックス「Stay the Night (Mr. Carmack Remix) 」は、あのMURO氏もレコメンドしていた模様です。
Bravo「Stay the Night (Mr. Carmack Remix) 」
https://www.youtube.com/watch?v=zJ-GcbrJmFA

そして、『Paradise』収録曲「Can't Keep My Hands Off You」でフィーチャリングされていたのが今回相方となったReva DeVitoです。Reva DeVitoKaytranadaとも共演していますね。

本作『This Time』は、Kenny Freshが主宰するレーベルFresh Selectsからのリリースです。ちなみに当ブログで紹介した作品であれば、注目のR&BアーティストSiR『Seven Sundays』(2015年)もFresh Selectsでした。

アルバム全体としては、B. Bravoによるレトロ&モダンなトラックとコケティッシュなReva DeVitoのヴォーカルによるチルアウトなR&B/エレクトロニカ作品といった印象を受けます。

キャッチーな「Masquerade」「Dangerous」の2曲がハイライトであり、とりあえずこの2曲を聴けば、このユニットの魅力を実感できると思います。

L.A.インディらしい音を求めるのではあれば、「Don't Let Up」「The One」がオススメ。個人的にはメロウ&ソフトリーなチルアウト「Not Alone」も大好きです。

葛飾北斎風のジャケも秀逸ですね。

とりあえず「Masquerade」「Dangerous」の2曲をぜひチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「This Time (Intro)」
アルバムのイントロ。

「Dangerous」
2ndシングル。キャッチーなディスコ・ポップ。甘く切ない雰囲気がたまりません!Reva DeVitoのヴォーカルのコケティッシュな魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=c0yDAwrGvPU

「Make Your Move」
Reva DeVitoが栄えるドリーミー・ポップ。レトロなエレクトロニカ・フィーリングを逆手に取った感じがいいですね。

「Feelin It」
抑えたエレクトロニカ・サウンドと妖艶なReva DeVitoのヴォーカルが織り成すクールな音世界に惹かれます。

「Don't Let Up」
哀愁モードのミディアム・グルーヴ。レトロな音色をモダンなフィーリングで聴かせてくれるのがいいですね。

「Masquerade」
1stシングル。幻想的なメロウ・ミディアム。B. Bravoのトラック作りのセンスとReva DeVitoの切ないヴォーカルがマッチした逸品です。聴いているだけで日々の些末なことを忘れられる感じがします。
https://www.youtube.com/watch?v=ueVvmMj3ohA

「The One」
このユニットの特長であるチルアウトな魅力を実感できるエレクトロニカ色の強い1曲。今のL.A.シーンらしい音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HLFBKtD0FTc

「Not Alone」
Reva DeVitoのヴォーカルに癒されるメロウ&ソフトリーなチルアウト・ミュージック。

「Masquerade (Trackademicks Remix)」
「Masquerade」のリミックス。オリジナルとは別の魅力を持ったフロア仕様のダンサブル・チューンに仕上がっています。

「Dangerous (Touch Sensitive Remix)」
「Dangerous」のリミックス。80年代モードのレトロなエレクトロ・フィーリングを巧みに織り交ぜたリミックスです。

ご興味がある方は、B. Bravo『Paradise』 (2017年)もセットでチェックを!

B. Bravo『Paradise』 (2017年)
Paradise
posted by ez at 01:54| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする