単なる通過点かもしれませんが、開設から約12年4カ月、よくもまぁ続けてこられたなぁ!という感慨深い気持ちも込み上げてきます。
そこで今回は年末恒例の『ezが選ぶ20●●年の10枚』の各記事から2枚をセレクトし、当時聴いていた新譜から僕の音楽嗜好の変遷を振り返りたいと思います。
セレクトした作品は、すべて当ブログで紹介済みです。気になるものがあれば、過去記事をご参照ください。
【2005年】
Pretty Ricky『Bluestars』(左)
Gordon Chambers『Introducing Gordon Chambers』(右)
Pretty Ricky「Your Body」
https://www.youtube.com/watch?v=-6CdIQER73c
Gordon Chambers「Slipping Away」
https://www.youtube.com/watch?v=5tWGjom7uko
ブログ開設当初の新譜紹介は殆どR&B/Hip-Hop中心でした。今振り返るとPretty Rickyのセレクトは意外に映るかも?
【2006年】
The Good People『The Good People』(左)
Latrice『Illuminate』(右)
The Good People「Lovely Thing (Fausha's Song)」
https://www.youtube.com/watch?v=7nTVRLzPjGw
Latrice「Illuminate」
https://www.youtube.com/watch?v=nS-xG_mwfOs
この頃はアンダーグラウンドなHip-Hop作品にご執心でしたね。The Good Peopleはその典型です。Latrice、今聴いても心地好いですね。
【2007年】
Maria Rita『Samba Meu』(左)
Mario Biondi & The High Five Quintet『A Handful Of Soul』(右)
Maria Rita「Num Corpo So」
https://www.youtube.com/watch?v=o32X_DAknMM
Mario Biondi & The High Five Quintet「This Is What You Are」
https://www.youtube.com/watch?v=5IzccDy94Zg
ブラジル作品、クラブジャズ作品をセレクトしたこの年は、僕の音楽嗜好においてターニング・ポイントになったかも?
【2008年】
The Baker Brothers『Transition Transmission』(左)
Jason Champion『Reflections』(右)
The Baker Brothers「Chance And Fly」
https://www.youtube.com/watch?v=6NA5tYDUBNI
Jason Champion「Find A Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=Hhezf-NOcXA
The Baker Brothers大好きでした。今は全く別バンドですが・・・。Jason Championのこの曲には随分救われましたね。
【2009年】
Pseudo Slang『We'll Keep Looking』(左)
Milano Jazz Dance Combo『Milano Jazz Dance Combo』(右)
Pseudo Slang「Walkin'」
https://www.youtube.com/watch?v=dItREYi3IxQ
Milano Jazz Dance Combo「Much More」
https://www.youtube.com/watch?v=GCXoR14eO-w
この頃は、この2曲に代表される格好良いダンシング・ジャズを欲していました。
【2010年】
Eric Benet『Lost In Time』(左)
Jeff Hendrick『Color Blind』(右)
Eric Benet feat. Faith Evans「Feel Good」
https://www.youtube.com/watch?v=py-q0Kw0lmI
Jeff Hendrick「Back To The Days」
https://www.youtube.com/watch?v=rvDuYKrHJ7c
Eric Benetの復調は嬉しかったですね。Jeff Hendrickは昨今のディスコ/ブギー・ブームを先取りしていましたね。
【2011年】
Tamy『Tamy』(左)
Selah Sue『Selah Sue』(右)
Tamy「Gigi」
http://www.youtube.com/watch?v=0ieb_GPzYfY
Selah Sue「This World」
https://www.youtube.com/watch?v=mJtM7SRo6l8
Tamyの本作については、自分でも「よくぞ掘り出した」と自画自賛したくなります。新世代アーティストSelah Sueの登場は、インパクト大でしたね。
【2012年】
Carlos Aguirre『Orillania』(左)
Papik『Music Inside』(右)
Carlos Aguirre「Con los primeros pajaros de la manana」
https://www.youtube.com/watch?v=FgSUqdYmMEs
Papik「The Puzzle Of Life」
http://www.youtube.com/watch?v=z7AD0SvgK40
Carlos Aguirreに代表される"静かなる音楽"は、今では僕の音楽ライフに欠かせないものになっています。Papikのポップ・センスは忘れかけていたポップ・ミュージックの原点を思い出させてくれました。
【2013年】
The Oldians『Island Jazz Sessions』(左)
The Foreign Exchange『Love In Flying Colors』(右)
The Oldians「Shalalala (Prisoner of Love)」
http://www.youtube.com/watch?v=gwNsQEhedyY
The Foreign Exchange「Call It Home」
http://www.youtube.com/watch?v=mj9XRorvs70
バルセロナのジャマイカン・ジャズ・バンドThe Oldiansの音は、いつ聴いてもグッときます。The Foreign Exchangeの本作に代表されるクロスオーヴァー・ソウルも僕が常に追い求める音の1つです。
【2014年】
The Internet『Feel Good』(左)
Taylor McFerrin『Early Riser』(右)
The Internet「Dontcha」
https://www.youtube.com/watch?v=28JAS1ZUUqw
Taylor McFerrin「Already There」
http://www.youtube.com/watch?v=vY-MZ0bL1Gc
この2枚に代表されるように、この頃からL.A.の音楽シーンが面白くなってきましたね。Taylor McFerrinに代表される今ジャズ作品を数多く聴いた年でもありました。
【2015年】
The Mighty Mocambos『Showdown』(左)
Kamasi Washington『The Epic』(右)
The Mighty Mocambos「It's The Music」
https://www.youtube.com/watch?v=f9-2i8ibxEI
Kamasi Washington「The Rhythm Changes」
https://www.youtube.com/watch?v=OkLz4MyDmuE
ドイツのファンク・バンドThe Mighty Mocambosには、初期衝動的な音楽の魅力を感じました。Kamasi Washingtonの本作は、僕にとっての今ジャズ最高傑作です。
【2016年】
KING『We Are KING』(左)
Los Stellarians『Los Stellarians』(右)
KING「The Greatest」
https://www.youtube.com/watch?v=UbpSV3gBRfk
Los Stellarians「I Can't Understand You」
https://www.youtube.com/watch?v=7K77wgTJAJM
KINGの登場はR&B新時代を感じましたね。Los Stellariansのミクスチャー・サウンドは痛快でした。実は、こういったチカーノ系の音は今も昔の大好きです。
【2017年】
Moonchild『Voyager』(左)
Stokley『Introducing Stokley』(右)
Moonchild「Cure」
https://www.youtube.com/watch?v=Ic1rvQ44gFc
Stokley feat. Estelle「U & I」
https://www.youtube.com/watch?v=8K4rB5gOjdo
陽だまりのネオソウル・バンドMoonchildを聴いていると、時代の変化を感じます。しかしながら、もう1枚のセレクトStokley『Introducing Stokley』からの「U & I」と2005年セレクトからのGordon Chambers「Slipping Away」を比較すると、僕の好きな音は変わっていないとも言えます。
次は5,000回目指して!と言いつつ、そこまで続くのか自信はありませんが・・・
これからも一記事入魂で好きな音楽を紹介できればと思います。