2018年02月05日

The Stanky Brown Group『If The Lights Don't Get You The Helots Will』

AOR度の増した2nd2nd☆The Stanky Brown Group『If The Lights Don't Get You The Helots Will』
If the Lights Don't Get You the Helots Will
発表年:1977年
ez的ジャンル:メロウ・ロック系AOR
気分は... :いよいよスーパーボウル!

いよいよ目を覚ませば、NFLスーパーボウルです。

ペイトリオッツ対イーグルスという対戦カードですが、ドルフィンズ・ファンでアンチ・ペイトリオッツの僕はイーグルスを応援したいと思います。

実力や経験値という意味で王者ペイトリオッツが有利だと思いますが、イーグルスには挑戦者の立場で積極的なプレーを期待したいです。序盤でモメンタムを引き寄せて、王者を慌てさせる展開へ持ち込んで欲しいです。

今回は70年代メロウ・ロックからThe Stanky Brown Group『If The Lights Don't Get You The Helots Will』(1977年)です。

ニュージャ―ジー出身のグループThe Stanky Brown Groupの紹介は、1stアルバム『Our Pleasure To Serve You』(1976年)、Stanky Brown名義でリリースした3rdアルバム『Stanky Brown』(1978年)以来、3回目となります。

今回紹介する2ndアルバム『If The Lights Don't Get You The Helots Will』(1977年)は、フリーソウル・クラシックとしても知られる「You've Come Over Me」収録の1stアルバム『Our Pleasure To Serve You』(1976年)と比較して、AOR度が強まり、メロウ・ミディアムが充実した1枚に仕上がっています。

本作におけるメンバーはJames Brown(key、vo)、Richard Bunkiewicz(b)、Jerry M. Cordasco(ds、per、vo)、Jeffrey Leynor(g、vo)、Allan Ross(sax、cla、fl)、Frank Greene(lryics)の6名。

プロデュースはDave Appell/Hank Medress

メンバー以外に売れっ子セッション・シンガーDavid Lasley(back vo)、当時Lasleyとブルーアイド・ソウルなヴォーカル・トリオRosieを組んでいたLynn Pitney(back vo)、Steely Dan作品等でお馴染みのElliott Randall(g)、さらにJimmy Miller(g)、Werner Fritzsching(g)、Jimmy Maelen(congas)、Arnold McCuller(back vo)といったミュージシャンが参加しています。

「Stop In the Name of Love」The Supremesのカヴァー)、「Coaltown」「Confident Man」の3曲がシングル・カットされています。

個人的には「Woman, Don't Let It Slip Away」「Alone Tonight」「Good To Me」「As a Lover, I'm a Loser」といった美しいコーラスワークを生かしたメロウ・ミディアムがおススメです。

AOR/メロウ好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Coaltown」
Jeffrey Leynor作。シングルにもなりました。初期Steely Danのような曲調が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=UaTPzEcns4A

「Life Beyond」
James Brown/Frank Greene作。メロディアスなミディアム。フルートの音色とコーラスワークが印象的です。

「Woman, Don't Let It Slip Away」
James Brown/Frank Greene/Jeffrey Leynor作。素敵なヴォーカル・ワークを生かした込み上げ系哀愁メロウ。70年代後半らしい甘酸っぱい感じが好きです。

「Confident Man」
James Brown作。シングルにもなりました。メロディアスなポップ・ロック。Jimmy Millerがギター・ソロで盛り上げてくれます。

「Faith In the Family」
James Brown/Frank Greene作。ドラマティックなバラードですが、 僕には少し仰々しいかな?

「Alone Tonight」
James Brown/Frank Greene作。このグループの持ち味が出ている メロディアスなミディアム。シンセを効果的に使っているのもグッド!

「Good To Me」
James Brown作。小粋なメロウ・ミディアム。David Lasley、Lynn PitneyといったRosieメンバーのバック・コーラスが見事にハマっています。

「As a Lover, I'm a Loser」
James Brown作。黄昏モードのメロウ・バラード。透明感のあるコーラスワークとアコースティック・サウンドがよくフィットしています。

「Stop In the Name of Love」
The Supremesの大ヒット曲をカヴァー(Holland–Dozier–Holland作)。シングルにもなりました。ポップ・ロックな魅力に溢れた素敵なカヴァーに仕上がっています。

「Free and Easy」
Jeffrey Leynor作。ラストは自由に向かって羽ばたくようなビューティフル・バラードで締め括ってくれます。

1stアルバム『Our Pleasure To Serve You』(1976年)、3rdアルバム『Stanky Brown』(1978年)もチェックを!

『Our Pleasure To Serve You』(1976年)
Our Pleasure to Serve You

『Stanky Brown』(1978年)
スタンキー・ブラウン
posted by ez at 00:43| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする