2018年02月08日

Think Twice『Rock To This Beat』

ソウル・テイストが強まった2ndアルバム☆Think Twice『Rock To This Beat』
ロック・トウ・ディス・ビート
発表年:2008年
ez的ジャンル:カナダ産ジャジーHip-Hop
気分は... :マインド・リセット!

カナダのHip-HopユニットSpecificsのメンバーであるトラック・メイカーThink Twice(Phil Kennedy)の2ndソロ・アルバム『Rock To This Beat』(2008年)です。

Golden Boy(Spencer Miller)DJ GoserとのユニットSpecificsのメンバーThink Twiceの紹介は、1stソロ・アルバム『With A Loop And Some Swing』(2007年)に続き2回目となります。

2ndソロとなる本作『Rock To This Beat』(2008年)は、従来のジャジー・テイストに加え、ソウル・テイストのトラックが目立つ1枚に仕上がっています。

メロウ・ソウルな「All I Do」「Do You Want Me」「They Don’t Know」、70年代ニューソウルな「God Bless The Childe」、ヴィンテージ感のある「So Hard To Say Goodbye」あたりが本作らしいかもしれません。

勿論、「Morning After Blues」「Supernova」等のジャジー・メロウ・トラックも収録されています。

メロウ・ビーツ好きの人は是非チェックを!

全曲紹介しときやす。

「Morning After Blues」
Velvet Trench Vibes & Johnny Griffinをフィーチャー。本作がリリースされた2008年に逝去したジャズ・サックス奏者Johnny Griffinの名がクレジットされていますが、どういった関与なのかが不明です。中身はモントリオール出身のHip-HopユニットVelvet Trench Vibesを迎え、Think Twiceが心地好いメロウ・ヴァイヴを届けてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=r6r4sbDIVFo

「All I Do」
Shubert & Eterniaをフィーチャー。本作らしいメロウなソウル・テイストを楽しめるトラック。僕の嗜好にフィットする開放的なメロウ・ヴァイヴがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1AAOMwGaFuo

「Tell Me」
Fineprint & Shubertをフィーチャー。ピアノ・ネタとシンセ・ネタの組み合わせがナイスなジャジー・メロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=6llAocGiaEg

「So Hard To Say Goodbye」
Manchilde & Fredy Vをフィーチャー。新機軸であるヴィンテージ・ソウル・フィーリングを早回しを交えながら披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=IPsEaaPPloI

「Supernova」
Coatesをフィーチャー。O'donel Levy「We've Only Just Begun」をサンプリングしたジャズ・ギター・ループが印象的なジャジー・メロウ。
https://www.youtube.com/watch?v=WvJcTMnPXec

「Back Then」
Karmaをフィーチャー。美しいピアノ・ループでジャジー・フィーリングを満喫できるトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=tMjUs6evweg

「Do You Want Me」
Shubertをフィーチャー。本作らしいメロウ・ソウル・テイストを存分に楽しめます。ヴォコーダー使いも含めて僕好みのトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=G9tZOuUz1yU

「Aj’s Instrumental」
ジャズ・フィーリング満載のインストで従来からのファンを楽しませてくれます。

「Money In The Rhymebook」
Coatesをフィーチャー。ジャズ・ギター・ループを効果的に使ったトラック。ブラジリアンな隠し味も効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=XZ5s_V1LSlk

「God Bless The Childe」
Manchildeをフィーチャー。70年代ニューソウル・フィーリングを感じるソウル・トラック。当時の僕の嗜好にフィットする1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Qm6L1OS-ID0

「Hands Clap」
LotusとSpecificsの盟友Golden Boyをフィーチャー。ギター・ループを使ったトラックに、Golden Boyらがリリックを重ねます。

「They Don’t Know」
The 49ers & Kosha Dillsをフィーチャー。始まった途端にナイス・トラックだとわかるキャッチーなメロウ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=6LTyxy-kZ68

「Piano Break」
タイトルの通り、ピアノ・ネタの小曲でアルバムの余韻に浸らせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=bYmnyfJVOGk

「Do You Want Me (Reprise)」
ラストはShubertとTaliをフィーチャーした「Do You Want Me」のリプライズ、というより別ヴァージョンといったところでしょうか。

Specifics/Think Twice関連の他作品もチェックを!

Specifics『Lonely City』(2004年)
ロンリー・シティ

Specifics『II』(2007年)
II

Think Twice『With A Loop And Some Swing』(2007年)
ウィズ・ア・ループ・アンド・サム・スウィング

Think Twice & David Ryshpan『Jazz Carnival』(2009年)
ジャズ・カーニバル
posted by ez at 00:17| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする