2018年03月04日

Matador! Soul Sounds『Get Ready』

現行ジャズ・ファンクの強力ユニット誕生!☆Matador! Soul Sounds『Get Ready』
ゲット・レディ
発表年:2018年
ez的ジャンル:現行ジャズ・ファンク
気分は... :テキーラ!テキーラ!テキーラ!

新作アルバムから現行ジャズ・ファンクの強力ユニットの1stアルバムMatador! Soul Sounds『Get Ready』です。

Matador! Soul Soundsは、UKの人気ジャズ・ファンク・バンドThe New Mastersoundsの中心人物であるギタリストEddie RobertsとN.Y.のジャズ・ファンク・バンドSouliveのドラマーAlan Evansを中心に結成されたジャズ・ファンク・ユニット。

この2人に加え、Chris Spies(key)、Kevin Scott(b)、Kim Dawson(vo)、Adryon de Leon(vo)がこのユニットに参加しています。

アルバムは現行ジャズ・ファンクの魅力が凝縮されたような作品に仕上がっています。殆どの曲にソウルフルな女性ヴォーカルが入っているので、インスト中心という理由でジャズ・ファンク作品を敬遠している人も楽しめる1枚だと思います。ユニット名にもある闘牛士のような格好良さがあります。

個人的なおススメは「Get Ready」「Stingy Love」「Anything For Your Love」「El Dorado」「Move Move Move」あたりですかね。

「Computer Love」(Kraftwerkのカヴァー)、「Move Move Move」(Alan Parker & Alan Hawkshawnのカヴァー)以外はメンバーのオリジナルです。

グルーヴィーなジャズ・ファンク好きの方は、ぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Get Ready」
シングル・カットもされたタイトル曲。パワフルなジャズ・ファンク・グルーヴとソウルフル女性ヴォーカルが織り成すグループの名刺代わりのオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=ydS7sNA_8Aw

「Stingy Love」
シンプルながらもスリリングなグルーヴが女性ヴォーカル陣の格好良さを引き立てます。聴けば聴くほど魅了される1曲です。

「Too Late」
現行ジャズ・ファンクらしいロウ・ファンク。女性ツイン・ヴォーカルならではの臨場感がいいですね。

「The State Of Affairs」
Alan Evansの格好良いブレイクを存分に堪能できるダンサブル・ジャズ・ファンク。軽やかなEddie Robertsのギター・プレイもグッド!

「Anything For Your Love」
グルーヴィーなオルガン・サウンドが印象的なファンキー・ソウル。女性ヴォーカル陣がパワフルなヴォーカルで盛り上げてくれます。

「Mr Handsome」
推進力がありつつもリラックスしたソウル・ジャズ・グルーヴを楽しめるインスト。Alan Evansのブレイクもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=GxOZk7ZWJ90 ※ライブ音源

「El Dorado」
ここではAlan Evansがヴォーカルも務めます。現行ジャズ・ファンクならではドープな格好良さが詰まっている僕好みの1曲です。

「Cee Cee」
ソウルフルな女性ヴォーカルが映える1曲。Eddie Robertsのソロも存分に楽しめます。

「Soulmaro」
軽快なテンポで疾走するギター・プレイの映える1曲です。

「Covfefe」
雰囲気のある女性ヴォーカル陣とパワフルなジャズ・ファンク・グルーヴが噛み合った臨場感のある演奏です。

「Theme For A Private Investigator」
ドラム・ブレイクと共に始まるスリリングなジャズ・ファンク。刑事アクション映画のサントラとかにフィットしそうです。

「Computer Love」
本編のラストは意外にもドイツの電子音楽の雄Kraftwerkのカヴァー。オリジナルは『Computer World』(1981年)に収録されています。テクノ・ポップ名曲をジャズ・ファンク・スタイルでカヴァーするセンスが心憎いですね。

ここからの2曲はボーナス・トラック。

「Ludvig」
The Metersばりの骨のあるファンキー・グルーヴで楽しませてくれます。

「Move Move Move」
Alan Parker & Alan Hawkshawnのカヴァー。オリジナルは『Music For A Young Generation』(1971年)に収録されています。ここではアッパー&アグレッシブなジャズ・ファンク・サウンドで弾けています。

Eddie Roberts関連の過去記事もご参照下さい。

The New Mastersounds『Therapy』(2014年)
セラピー

Eddie Roberts & Freckles『Move』(2010年)
ムーヴ
posted by ez at 01:33| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする