2018年03月14日

For Lovers Only『For Lovers Only』

TemptationsのTerry Weeksが在籍していたR&Bグループ☆For Lovers Only『For Lovers Only』
For Lovers Only
発表年:1994年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bグループ
気分は... :マルチロール!

今回は90年代男性R&Bグループ作品からFor Lovers Only『For Lovers Only』(1994年)です。

For Lovers Onlyは、The TemptationsOtis Williamsによって見出された男性R&Bグループ。

メンバーはTerry WeeksDe Franz ForrestMike Dickersonの3名。

グループは本作『For Lovers Only』(1994年)のみで解散してしまいますが、メンバーのTerry Weeksは1996年にThe Temptationsへ加入し、現在に至っています。

唯一のアルバムとなる本作『For Lovers Only』(1994年)は、Otis Williams(Honey Of An "O"名義)Mel' Blu(Melvin Franklin名義)というThe Temptationsメンバー2名とDennis "Den-Den" Nelsonがプロデュースを手掛けています。

Terry Weeksを中心とした実力派グループという点では、名曲カヴァー「The Closer I Get To You」「I Don't Wanna Let (Your Love Go)」「Anything You Want」といったバラード作品に魅了されます。ミディアム「Take Me」あたりもかなりいいですね。

また、「I Ain't Stuck On Stupid」「Gowiththeflo」「Do What You Wanna Do」「Just Because You're Fine」といったダンサブル系も充実しているのが僕が本作に惹かれる理由です。

あとはエロ・モード全開の「Nasty Groove」も絶品です。

改めて、アルバム1枚通して聴き、完成度の高さに感心させられる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「The Closer I Get To You (Interlude)」
3曲目のシングル曲「The Closer I Get To You」へのプレリュード。

「I Ain't Stuck On Stupid」
NJSなアップ・チューン。このグループのイメージとはギャップがありますが、なかなか格好良いNJSに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=f-v8rW-0hWs

「The Closer I Get To You」
Roberta Flack feat. Donny Hathawayでお馴染み、James Mtume/Reggie Lucas作の名曲をカヴァー。素晴らしいヴォーカル・ワークで歌い上げる絶品バラードに仕上がっています。Otis Williamsが惚れ込んだTerry Weeksのヴォーカルの魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=FX6mzMIbyvU

「Anything You Want」
TerryとMikeのツイン・リードで切々と歌い上げるバラード。こういうバラードでこそグループの本領発揮ですね!
https://www.youtube.com/watch?v=_e6P67_UvIA

「Gowiththeflo」
Terryのヴォーカルが躍動する爽快ダンサブル・チューン。バラードのみならずアップものも魅力的であることを証明してくれる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=i-iXN7wAOLE

「Calling Out Your Name」
Wendy B.の女性ヴォーカルをフィーチャーしたミディアム・グルーヴ。アーバン・フィーリングのオトナR&Bです。
https://www.youtube.com/watch?v=GgmLCoQ-5fM

「Nasty Groove」
タイトルの通り、エロ・モード全開のナスティ・グルーヴ。90年代男性R&B好きの人であれば気に入るであろうセクシー&メロウな絶品ミディアムです。
https://www.youtube.com/watch?v=9-yskcYWY90

「Just Because You're Fine」
Guyを連想させるようなバウンジーなダンサブル・チューン。リード・ヴォーカルはDe Franz。Melvin Franklinの低音ヴォーカルで助っ人に加わっています。
https://www.youtube.com/watch?v=V91-tu5dy4Y

「I Don't Wanna Let (Your Love Go)」
メンバー3名がリードを分け合う90年代らしいアーバンなR&Bバラード。このグループの実力を存分に満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=pTqKNN9PcQo

「I Just Wanna Be」
Terryが情感たっぷりに歌い上げるミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=d8THdWoL8tg

「Take Me (Interlude)」
次曲へ繋ぐインタールード。

「Take Me」
爽快なヴォーカルワークが印象的なミディアム・グルーヴ。このグループらしさがよく出ていていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gEJ-aSoUBFE

「Was Sex All We've Had」
甘く切ない雰囲気がたまらないミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=MRx6NUZALPU

「Do What You Wanna Do」
ラストはメンバー3名がリードを分け合う爽快NJSで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=j2BrXvj5LSU

この1枚で終わってしまったのが惜しいと感じる1枚です。
posted by ez at 01:56| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする