2018年03月18日

J. Lamotta Suzume『Concious Tree』

揺らめくメロウ・サウンドが魅力の次世代ネオソウル☆J. Lamotta Suzume『Concious Tree』
コンシャス・トゥリー
発表年:2017年
ez的ジャンル:ベルリン産次世代ネオソウル
気分は... :最悪の出来事・・・

最悪の出来事があり、正直ブログ書いている状況ではありません。
しかしながら、2日連続で休みたくないので、気力を絞ってエントリーします。

新作アルバムからイスラエル出身の女性アーティストJ. Lamotta Suzumeのデビュー・アルバム『Concious Tree』です。

J. Lamotta Suzumeはイスラエル、テルアビブ出身のビートメイカー、シンガー/ラッパー。自ら楽器も演奏します。テルアビブでモロッコ系の両親の元に生まれ、現在はベルリンを拠点にしています。

国内盤CDではわざわざ"Suzume"を"すずめ"と表記していますが、日系と誤解するような紛らわしいことは止めてほしいですね。

2015年頃からデジタル配信で作品をリリースしており、最近ではThe Dizzy Sparrowというバンド名義での活動も行っています。

そんな彼女のデビュー・アルバムが本作『Concious Tree』です。ドイツの気鋭レーベルJakarta Recordsです。

Hiatus KaiyoteJordan RakeiMoonchildに通じる次世代ネオソウル感覚と、J Dillaを敬愛するビートメイカーとしての才をうまく調和させながら、独自の次世代メロウ・ワールドを展開します。

キュートな彼女のヴォーカルはErykah Badu好きの人も気に入るのでは?

全体としては、揺らめくメロウ・サウンドが魅力の次世代ネオソウルといった印象です。ジャジーHip-Hop的センスも冴えています。

とにかくアルバム全編から伝わってくるメロウなヴァイヴスに癒されます。

次世代ネオソウルにご興味がある方はぜひチェックを!

Introducing J.Lamotta Suzume『Conscious Tree』
https://www.youtube.com/watch?v=svgsWsv38FY

全曲紹介しときやす。

「Dig It - Intro」
ビートメイカー的センスと次世代ネオソウルのエッセンスを感じるイントロ。彼女のルーツであるモロッコ的な雰囲気のマッタリ感がいいですね。

「Don't Take Us To The Bottom」
コケティッシュなヴォーカルにグッとくる次世代ネオソウル。Moonchildあたりが好きな人も気に入るのでは?

「Expressing Myself」
少しフューチャリスティックなメロウ・サウンドが心地好いネオソウル・チューン。揺らめくメロウ・サウンドと彼女の自然体のヴォーカルがよく調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=d5cVjh3IdYU

「Who Is Who」
ジャジー&メロウなトラックに乗って、彼女のラップを満喫できます。また、自らポケットトランペットを吹き、サウンドにアクセントをつけています。

「Purple Attitude」
The Dizzy Sparrowの仲間であるMartin Busl Staunstrupとの共作。フルートが揺らめく幻想的なジャジー・トラック。ビートメイカーとしての才を楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=1LUF5IJUrIk

「Koalala You」
コケティッシュなヴォーカルの魅力が映える次世代ネオ・ソウル。揺らぎのあるドリーミー・サウンド、ピアノのサンプリングが印象的です。

「Chance」
メロウなアコースティック・ギターがナビゲートするメロウ・チューン。ブラジリアン・メロウとセットで聴くのもいいかも?トロンボーンのアクセントがいいですね。

「Everybody Needs The Sunshine」
タイトルおよびサウンドも含めてRoy Ayers Ubiquity「Everybody Loves The Sunshine」を意識した楽曲でしょうね。彼女らしい揺らめくメロウ・サウンドを満喫できます。

「Deal With That」
Roni Meir & Noritsuをフィーチャー。アコースティックな質感の中に彼女のモロッコDNAを織り交ぜたメロウ・チューン。独特の味わいがあって実にいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ogJpIHFio5s

「Purple Attitude II」
ロンドン出身の男性ラッパーTeknical Development. Isをフィーチャーした「Purple Attitude」のパート2。畳み掛けるラップと幻想的なジャジー・トラックのコントラストがいいですね。

気力を絞って書きましたが、ダウナー・モードは変わらず・・・
こんな日は早く寝ようっと。
posted by ez at 01:04| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする