2018年05月06日

The Far Out Monster Disco Orchestra『Black Sun』

ブラジル人アーティストによるディスコ・プロジェクト第2弾アルバム☆The Far Out Monster Disco Orchestra『Black Sun』
ブラック・サン
発表年:2018年
ez的ジャンル:Far Out系ディスコ・プロジェクト
気分は... :GWも残り1日...

新作アルバムの中から、Joe Davisが主宰するUKの人気レーベルFar Out所属のブラジル人アーティストにディスコ・プロジェクトThe Far Out Monster Disco Orchestraの第2弾アルバム『Black Sun』です。

ブラジル人アーティストによるソウル/ディスコへのオマージュThe Far Out Monster Disco Orchestraの紹介は、第1弾アルバム『The Far Out Monster Disco Orchestra』(2014年)に続き2回目となります。

プロジェクト中心メンバーであったAzymuthJose Roberto Bertrami(2012年逝去)亡き後、牽引役となっているのがJoe Davisと共に本作のプロデュースを手掛けるDaniel MaunickDaniel MaunickIncognitoのリーダーJean-Paul "Bluey" Maunickの息子です。

レコーディングには生前のJose Roberto Bertrami(p、el-p、org、syn)、AzymuthメンバーでありDaniel MaunickのパートナーSabrina Malheirosの父親でもあるAlex Malheiros(b、g)、Arthur Verocai(strings & horn arr、g)、Daniel Maunick(prog、per、key、syn)、Fernando Moraes(p、el-p、syn)、Marco Lobo(per)、David Brinkworth(key)、Ze Carlos 'Bighorn'(ts、fl)、Ricardo Pontes(as)、Paulo Guimaraes(fl)、Heidi Vogel(vo)、Mia Mendes(vo)、Karl Injex(spoken vox)等のミュージシャンが参加しています。特に、5曲でリード・ヴォーカルをとるMia Mendesのチャーミングな女性ヴォーカルが本作に大きく貢献しています。

アルバムはヴォーカル入りの楽曲が7曲、さらにそれらのインスト・ヴァージョン5曲という構成です。

1980年代パラダイス・ガラージあたりを意識したディスコ・サウンドへのオマージュですが、Azymuth等のブラジリアン・フュージョン経由のディスコ・サウンドになっているのがFar Outらしいのでは?

特に「Step Into My Life」「Black Sun」「Give It To Me」が僕のお気に入りです。

ブラジリアン・フュージョン経由のディスコ・サウンドをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Step Into My Life」
先行して2015年に12"シングル・リリースされていた楽曲。Arthur Verocaiのストリングス&ホーン・アレンジが映えるディスコ・チューンです。Mia Mendesの艶やかなヴォーカルをドリーミーなディスコ・サウンドを包み込みます。
https://www.youtube.com/watch?v=l5RA2P1R2Ko

「Black Sun」
The Cinematic OrchestraNicola ConteGaetano Partipilo等の作品への参加でも知られるHeidi Vogelがリード・ヴォーカルを務めます。Heidiのクール・ヴォーカルと共に疾走する妖しげなディスコ・ダンサーはパラダイス・ガラージ好きの人はグッとくるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=ft_AszxzhMw

「Flying High」
艶めかしいMia Mendesと共にジワジワと高揚してきます。Azymuth系ディスコ・サウンドといった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NaeczYcDOUg

「Give It To Me」
2015年に12"シングル・リリースされていた楽曲。Mia Mendesのヴォーカルが引き立つメロウ・ディスコ・チューン。僕の一番のお気に入り。80年前後の匿名ディスコ・ユニットのようなワクワク感があります。生前のBertramiがMaunickと共にアレンジを手掛けています。
https://www.youtube.com/watch?v=FvkY79dJc3g

「The Two Of Us」
Mia Mendesの艶めかしいヴォーカルにグッとくるアーバン・ミディアム・ダンサー。週末ミッドナイト・モードにフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=43AAaQs1nK8

「Walking Bass (In The Street)」
タイトルの通り、Alex Malheirosのベースが牽引する1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=LHmOhQwF5js

「Where Do We Go From Here」
2016年に12"シングル・リリースされていた楽曲。Mia Mendesの何処となく切ないヴォーカルにグッときます。生前のBertramiがMaunickと共にアレンジを手掛けています。
https://www.youtube.com/watch?v=L5TbVn_3_DA

「Step Into My Life (Instrumental)」
「Black Sun (Instrumental)」
「Flying High (Instrumental)」
「Give It To Me (Instrumental)」
「Where Do We Go From Here (Instrumental)」
これまで紹介してきた楽曲のインスト・ヴァージョンです。

未聴の方は1stアルバム『The Far Out Monster Disco Orchestra』(2014年)もチェックを!
『The Far Out Monster Disco Orchestra』(2014年)
The Far Out Monster Disco Orchestra
posted by ez at 01:23| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする