2018年05月08日

Betty Wright『Hard To Stop』

マイアミ・ソウルの女王の魅力が詰まった3rdアルバム☆Betty Wright『Hard To Stop』
ハード・トゥ・ストップ
発表年:1973年
ez的ジャンル:マイアミ・ソウルの女王
気分は... :見よ!ファンキー・ヘア

マイアミ・ソウルの女王Betty Wrightの3rdアルバム『Hard To Stop』(1973年)です。

1953年マイアミ生まれの女性ソウル・シンガーBetty Wrightの紹介は、代表曲「Clean Up Woman」収録の2ndアルバム『I Love The Way You Love』(1972年)、The Rootsと共演した『Betty Wright: The Movie』(2011年)に続き3回目となります。

3rdアルバムとなる本作『Hard To Stop』(1973年)は、『I Love The Way You Love』(1972年)に続くAlston Recordsからの第2弾アルバムとなります。

プロデュースはClarence ReidSteve AlaimoWillie Clarke

Little Beaver(g)、Latimore(p)、Clarence Reid(key)、Al Kooper(key)、Phillip Wright(g)、Ron Bogdon(b)、Ivan "Breeze" Olander(ds)、Gerald Smith(sax)、Fermin Goytisolo(per)等がレコーディングに参加しています。

当時Bettyは19歳でしたが、とても19歳とは思えない貫禄を既に見せつけてくれます。

個人的にはオリジナルLPのB面に収められた「Gimme Back My Man」「Who'll Be The Fool」「The Babysitter」「If You Think You've Got Soul」「It's Hard To Stop (Doing Something When It's Good To You)」という5曲がおススメです。

ファンキーなヘア・スタイルのジャケもインパクト大ですね。

彼女がマイアミ・ソウルの女王であることを実感できる充実作だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I Am Woman」
Helen Reddy/Ray Burton作。オープニングはHelen Reddyによる女性の地位向上ソングをカヴァー。 カントリー・ソウル調のサウンドに乗って、女性差別に立ち向かう歌詞を堂々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=N309u-zfoe4

「Sweet Wonder」
Betty Wright/Joanne Shelby/Willie Clarke作。60年代ポップ・ソウル調の仕上がり。コーラス隊&ホーン隊がBettyを盛り立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=RQTNkY5Yugc

「The Experts」
Clarence Reid/Willie Clarke作。この曲も60年代の香りがする仕上がりです。ある意味19歳らしい仕上がりなのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=L17LPtV73oc

「We The Two Of Us」
Betty Wright/Willie Clarke作。グルーヴィーなオルガンが印象的なカントリー・ソウル調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=6dzluQEfo9w

「Let Me Go Down」
Al Kooper作。作者Al Kooperもオルガンで参加した味わい深いミディアム・バラード。Bettyの早熟のソウルフル・ヴォーカルにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=9XSrFogvyXs

「Gimme Back My Man」
Bill Kennedy作。「Clean Up Woman」タイプの快活グルーヴィー・ソウル。Bettyにはこのタイプの曲が似合いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=DhKkobWVahM

「Who'll Be The Fool」
Clarence Reid/H. W. Casey/Willie Clarke作。Bettyの切ないヴォーカルにグッとくる哀愁メロウ・バラード。Gerald Smithがサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=I_uNBVFv9yI

「The Babysitter」
Betty Wright/Clarence Reid/Willie Clarke作。先行シングルとして全米チャート第46位、同R&Bチャート第6位のヒットとなっています。マイアミ・ソウルらしいグルーヴィー・サウンドを満喫できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=jBSeHi3msuE

「If You Think You've Got Soul」
Clarence Reid/Willie Clarke作。疾走するファンキー・グルーヴ。サウンドの格好良さでいえばアルバムで一番なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=WsS_KCvYBzc

「It's Hard To Stop (Doing Something When It's Good To You)」
Betty Wright/Clarence Reid/Willie Clarke作。シングル・カットされ全米R&Bチャート第11位のヒットとなっています。アーシーなファンキー・サウンドと思わせぶりなBettyのヴォーカルがフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=uu2qPONJ_4A

Betty Wrightの他作品もチェックを!

『My First Time Around』(1968年)
マイ・ファースト・タイム・アラウンド

『I Love The Way You Love』(1972年)
アイ・ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ラヴ・ミー

『Danger High Voltage』(1974年)
デンジャー・ハイ・ヴォルテージ [国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5601)

『Explosion!』(1976年)
エクスプロージョン

『This Time for Real』(1977年)
ディス・タイム・フォー・リアル[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5628)

『Live』(1978年)
ライヴ[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5602)

『Betty Travelin' in the Wright Circle』(1979年)
ベティ・トラヴェリン・イン・ザ・ライト・サークル[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5631)

『Betty Wright』(1981年)
ベティ・ライト(期間生産限定盤)

『Back at You』(1983年)
WRIGHT BACK AT YOU

Betty Wright & The Roots『Betty Wright: The Movie』(2011年)
Betty Wright: the Movie
posted by ez at 00:56| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする