2018年05月09日

Mind, Heart & Soul『Mind, Heart & Soul』

Motown所属の男性R&Bグループ、唯一のアルバム☆Mind, Heart & Soul『Mind, Heart & Soul』
Mind Heart & Soul
発表年:1995年
ez的ジャンル:Motown系男性R&Bグループ
気分は... :純度の高い言葉と瀕死の文脈...

今回は90年代男性R&Bグループ作品からMind, Heart & Soul『Mind, Heart & Soul』(1995年)です。

Mind, Heart & SoulDaveon OvertonEddie HollingsworthDaryll BlackMarlon Jonesの4人から成る男性R&Bグループ。

メンバーのうち殆どの曲でリード・ヴォーカルをとるDaveon Overtonは、Mind, Heart & Soul以前に、当ブログでも紹介したソウル・グループSmoke Cityのメンバーとして活動していました。

Mind, Heart & Soul唯一のアルバムがMotownからリリースした本作『Mind, Heart & Soul』(1995年)です。

プロデュース&アレンジはMichael Lovesmith

デビュー・シングル「Gotta Get Back Wit You」、2ndシングル「Tears」が共にバラード、さらには「Smilin' Faces Sometimes」「My Girl」という2曲のTemptationsカヴァー収録という点からも分かるように、実力派ヴォーカル・グループとして売り出そうとしていた意図が伝わってくる作品です。

個人的には美メロの「Still On The Line」、DaveonとEddieのダブル・リードによる「Make Up Your Mind (Do U Love Me)」あたりもおススメです。

また、この時代らしい「Drop It On Me」「Just Say When」といったNJS系ダンサブル・チューンもキャッチーな仕上がりでグッド!

Motownらしくツボを押さえた1枚に感じますが、実力派で売り出したのが災いしたのか、結果的に商業的成功を収めることはできませんでした。

それでも90年代R&B好きの人であれば十分楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Gotta Get Back Wit You」
Michael Lovesmith作。アルバムに先駆けて1994年にリリースされたデビュー・シングル。Daveon Overtonが熱唱するバラード曲でデビューというのが実力派グループらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=qsVDqBWsGsg

「Still On The Line」
Michael Lovesmith作。個人的には一番のお気に入りの美メロ・バラード。Daveonのリード、コーラスワーク共に素晴らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=WzrhFzB5PWI

「Tears」
Michael Lovesmith作。この曲もシングルになりました。王道が良く似合うグループにピッタリのオーセンティックなバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=Mmt-FY7T_ac

「Drop It On Me」
Berry 4/Michael Lovesmith作。NJSなダンサブル・チューン。NJS好きには間違いないキャッチーな1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Mm1zbq74Tn8

「Make Up Your Mind (Do U Love Me)」
Michael Lovesmith作。Daveonに加えて、Eddie Hollingsworthが素晴らしいバリトン・ヴォイスを披露してくれる感動バラード。聴き応え十分です。
https://www.youtube.com/watch?v=kdTZ6JBCfZM

「Just Say When」
Berry 4/Michael Lovesmith作。軽快なダンサブル・チューン。適度にポップな感じがMotownらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=bZuN3y8a8Bs

「We're Kickin' It」
Michael Lovesmith作。キラキラしたシンセの音色が印象的なミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=jkonwajrepY

「Smilin' Faces Sometimes」
Norman Whitfield/Barrett Strong作。The Temptationsのカヴァー。The Undisputed Truthのヒットでも知られる楽曲ですね。オリジナルの雰囲気を大切にしながら、90年代ならではのカヴァーに仕上がっているのがいいですね。

「Always」
Daveon Overton作。オリジナルの美バラードですが、他のバラード曲と比較して少し単調かも?
https://www.youtube.com/watch?v=NdoUMn7Zahc

「My Girl」
Smokey Robinson/Ronald White作。The Temptationsの大ヒット曲をカヴァー。この曲を堂々カヴァーしてしまうあたりに実力派グループとしての矜持を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=B2VvyaphGZM

深夜の雨模様・・・こんな夜は最果タヒさんの詩集を読みながら都会の孤独を噛みしめて眠りにつこう...
posted by ez at 02:43| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする