2018年06月01日

Blue Mitchell『Graffiti Blues』

ジャズ・ファンク路線の代表作☆Blue Mitchell『Graffiti Blues』
グラフィティ・ブルース
発表年:1973年
ez的ジャンル:アーシー系ジャズ・ファンク
気分は... :見事的中!

遂にロシアW杯に出場するサッカー日本代表23名が発表となりました。

昨日のエントリーで23名のメンバーを予想しましたが、見事に予想が100%的中しました。まぁ、今回の予想は26名から落選の3名を予想すればよかったので多くの方が予想できたと思いますが。

正直、新鮮さに乏しい顔ぶれなのは残念ですが、その分、前大会での経験値を活かして欲しいですね。

今回は人気ジャズ・トランペッターBlue Mitchell『Graffiti Blues』(1973年)です。

フロリダ州マイアミ出身のジャズ・トランペッターBlue Mitchell(1930-1979年)の紹介は、Blue Note第1弾アルバム『The Thing to Do』(1964年)、同第2弾アルバム『Down With It』(1965年)に続き、3回目となります。

Mainstreamからリリースされた本作はアーシーなジャズ・ファンク路線の1枚に仕上がっています。オールドスクールHip-Hopな雰囲気のジャケもサイコーですね。

レコーディング・メンバーはBlue Mitchell(tp)、Don Bailey(harmonica)、Herman Riley(fl、ts)、Freddy Robinson(g)、Joe Sample(el-p)、Darrell Clayborn(el-b)、Raymond Pounds(ds)。

プロデュースはBob Shad

ストリート感覚のダウン・トゥ・アースなジャズ・ファンク「Graffiti Blues」、人気メロウ・ジャズ・ファンク「Asso-Kam」、スリリングに疾走する「Dorado」Grant Green的な格好良さの「Express」が僕のおススメです。

再評価されるのが頷ける1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Graffiti Blues」
Blue Mitchell作。タイトル曲はアルバム・ジャケをそのまま音にしたようなストリート感覚にグッとくるダウン・トゥ・アースなジャズ・ファンク。Don Baileyのハーモニカがいいアクセントになっています。

「Yeah Ya Right」
Herman Riley作。開放的でダウン・トゥ・アースなエレクトリック・サウンドが印象的なジャズ・ファンク。Mitchell、Rileyの二管も雰囲気のあるプレイで楽しませてくれます。

「Express」
Blue Mitchell作。ノリ一発でグイグイくるファンク・グルーヴ。ここでの主役はギターのRobinsonかもしれませんね。Mitchell、Rileyの二管もRobinsonを引き立てています。Grant Green好きの人は気に入るのでは?

「Asso-Kam」
Joe Sample作。今日的には本作のハイライトと呼べるメロウ・ジャズ・ファンク。Sampleのエレピ、Robinsonのギターが実にいい雰囲気です。Mitchell、Rileyの二管によるソロも実に歌心があります。
https://www.youtube.com/watch?v=635NIGVVcfU

「Dorado」
Joe Sample作。Robinsonのワウワウ・ギター、Claybornのうねるベースをはじめとするスリリングな疾走感にグッとくる演奏です。Mitchellのトランペットにもハードボイルドな格好良さがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=ql-mTYkGqVo

ご興味がある方はBlue NoteMainstream時代のBlue Mitchell作品もチェックを!

『The Thing to Do』(1964年)
The Thing to Do

『Down With It』(1965年)
ダウン・ウィズ・イット

『Bring It Home to Me』(1966年)
ブリング・イット・ホーム・トゥ・ミー

『Boss Horn』(1966年)
Boss Horn

『Heads Up』(1967年)
ヘッズ・アップ+2

『Bantu Village』(1969年)
Bantu Village

『Blue Mitchell』(1971年)
Blue Mitchell

『The Last Tango = Blues』(1973年)
ザ・ラスト・タンゴ=ブルース

『Many Shades of Blue』(1974年)
メニー・シェイズ・オブ・ブルー
posted by ez at 02:15| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする