2018年06月21日

Lathun『Fortunate』

Motownからリリースされた良質の男性ソウル作品☆Lathun『Fortunate』
フォーチュネイト
発表年:2002年
ez的ジャンル:Motown系男性ソウル
気分は... :ミラクル起きた!

1日遅れになりましたが、サッカー日本代表はミラクルが起きましたね。殆どの時間を11人対10人で試合できたのは本当に幸運でしたね。そのせいか同点に追いつかれても、逆転される気はせず、落ち着いて試合を観ることができました。

西野さんの采配が当たりましたね。個人的には昌子、柴崎の先発起用が嬉しかった。個人的な希望をいえば、GKに中村を抜擢してくれれば100点満点の先発メンバーでしたが。

とにかくよく勝ち越し、その後もよく逃げ切った!
コロンビアは日本を少し甘く見ていたかもしれませんね。

今回は2000年代R&B作品からLathun『Fortunate』(2002年)です。

Lathun(Lathun Grady)はデトロイト出身の男性R&Bシンガー。

90年代にFreddie JacksonImmatureWillie Maxといったアーティストのプロデュース/ソングライティングを手掛けたことでキャリアを積んでいきます。

また、Jermaine DupriのレーベルSo So Defのコンピ『 So So Def Bass All Stars Vol. II』(1995年)にLathun名義の「Freak It」が収録され、後にシングル・リリースもされています。

Lathun「Freak It」
https://www.youtube.com/watch?v=UKRbHC3vI2g

そして2000年代に入り、Motownとの契約に成功し、リリースされた初アルバムが本作『Fortunate』(2002年)です。

ジャケの風貌からは当時の流行のR&Bアルバムといったイメージを抱くかもしれませんが、実際の中身はバラード中心の良質のソウル・アルバムに仕上がっています。ネオ・フィリー的な雰囲気の曲なども含まれます。

Lathun本人が多くの曲でプロデュース&ソングライティングを手掛けており、自身による演奏も多く含まれています。

Lathun本人以外に、Mark BatsonBernard BelleRegina Belleの弟)といった有名プロデューサー、さらにRaymond WatkinsPitch Black等がプロデュースを手掛けています。

また、人気アーティストIndia.Arieがフィーチャリングされている楽曲もあります。

シングルにもなった哀愁バラード「Fortunate」、素敵なミディアム・バラード「Forever One Flesh」、ネオ・フィリー調の「BBQ」、India.Arieをフィーチャーした「When Love Cam In」、美メロ・ソウル・グルーヴ「Official」あたりが僕のおススメです。

全曲紹介しときやす。

「Love Won't Let Me」
Lathun/Mark Batsonプロデュース。ジャケの風貌に似合わぬソウル・モードのミディアムでアルバムは幕を開けます。

「When Love Cam In」
India.Arieをフィーチャーした話題曲。Mark Batsonプロデュース。この時代らしいビート感覚とメロディアスなソウル・フィーリングによるオトナR&Bグルーヴといった雰囲気がいいですね。

「BBQ」
Exudos Entertainmentプロデュース。この曲もシングルになりました。ネオ・フィリー調の仕上がりは2002年のアルバムらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZikkzPZwg8U

「Sweetest Thing」
Lathunプロデュース。派手さはありませんがジワジワくるソウル・チューン。Carl RobinsonのギターとGloria Smithの女性コーラスも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ralZafj-ilw

「Miss Sally」
Bernard Belleプロデュース。この曲も派手さはありませんが、聴けば聴けば味わいが増すソウル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=bXqSoO7LzJs

「Find Somebody Else」
Lathunプロデュース。ソングライティングの良さが光る2000年代男性R&Bらしいミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=I3HAOU-fn1U

「Closer」
Pitch Blackプロデュース。セクシー・モードのミディアムに仕上がっています。

「Forever One Flesh」
Lathun/Mark Batsonプロデュース。Lathunらしい魅力に溢れた素敵なミディアム・バラード。切々と歌い上げるLathunのヴォーカルおよびヴォーカルワークがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=DQO6fbQo7Pc

「Fortunate」
Lathun/Raymond Watkinsプロデュース。アルバムに先駆けてシングル・リリースされています。イタリア出身のジャズ・ギタリストFabrizio Sottiの美しいギターの音色をバックに歌い上げる哀愁バラード。Lathunのシンガーおよびソングライターとしての実力を実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=d9WHd50uBGs

「Would I Lie」
Lathunプロデュース。哀愁モードのミディアム。切なさが伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=C8JNDd0EVhc

「Didn't I」
Lathun/Mark Batsonプロデュース。ストリングスを配したスケールの大きなミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=5XC5QhzVYEU

「Official」
Exodus Entertainment/Lathunプロデュース。かなり僕好みの美メロ・ソウル・グルーヴ。Lathunというアーティストの根っ子を感じることができる1曲に仕上がっていると思います。

「Not Ready」
Pitch Blackプロデュース。ラストはパーカッシヴなソウル・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZRvphVMmVX0

それにしてもH組は日本、セネガルが初戦勝利したことで死の組になってしまいましたね。それにしてもセネガルは強かった。正直、ポーランド戦の試合ぶりには驚きました。一躍、H組の大本命に躍り出た感じですね。

日本にとってはコロンビア戦以上に不利な戦いになりそうですね。
持っている男、西野さんの策が楽しみです。
posted by ez at 01:26| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする