発表年:1979年
ez的ジャンル:GRP系アーバン・ソウル
気分は... :魅惑のラティーナ!
サッカーW杯の試合がないので、久々に音楽に集中できます(笑)
今日はフュージョン/R&B好きに人気のラティーナ・シンガーAngela Bofillの2nd『Angel Of The Night』(1979年)です。
70年代〜80年代に活躍したラティーナ・シンガーAngela Bofillの紹介『Something About You』(1981年)、『Angie』(1978年)に続き3回目となります。
本作『Angel Of The Night』(1979年)は、デビュー・アルバム『Angie』(1978年)と同じくGRPからのリリースです。
プロデュースは前作と同じくDave Grusin、Larry Rosen。
レコーディングにはAngela Bofill(vo、p)以下、Dave Grusin(p、el-p、syn)、Eric Gale(g)Ray Chew(p、el-p)、Ed Walsh(oberheim、syn)、Buddy Williams(ds)、Paul Kimbarow(ds)、Francisco Centeno(b)、Eluriel Tinker Barfield(b)、Ralph MacDonald(per)、Sammy Figueroa(per、congas)、Carol Steele(per、congas)、Eddie Daniels(ts)、Gwen Guthrie(back vo)、Patti Austin(back vo)、Connie Harvey(back vo)、Ednah Holt(back vo)、John Madden(back vo)、Vivian Cherry(back vo)等のミュージシャンが参加しています。
基本的には前作と同じくメロウ・フュージョン・テイストのアーバン・ソウルに仕上がっています。
フリーソウルなメロウ・グルーヴ「Angel of the Night」、AORなアーバン・ソウル「What I Wouldn't Do (For the Love of You)」、The Stylisticsのヒット曲をアーバン・ブギーに仕立てた「People Make The World Go 'Round」、素敵なメロウ・バラードの「The Feelin's Love」と「Love to Last」が僕のお気に入り。
ラティーナAngelaの魅力をDave Grusin & Larry Rosenが見事に引き出した1枚だと思います。
全曲紹介しときやす。
「I Try」
Angela Bofill作。ムーディーなアーバン・メロウでアルバムは幕を開けます。Angela Bofillというシンガーの魅力がダイレクトに伝わってくるのがいいですね。Will Downingがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=5UNlTDhkRCQ
「People Make The World Go 'Round」
The Stylisticsのヒット曲をカヴァー(Linda Creed/Thom Bell作)。オリジナルは『The Stylistics』(1971年)に収録されています。再評価の高い人気曲。DJ人気が高いのが頷けるダンサブルなアーバン・ブギーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KHU-Ji3rTmw
「Angel of the Night」
Bunny Hull/Jim Devlin作。タイトル曲はアルバムからの1stシングルにもなりました。フリーソウル好きの人が気に入りそうなメロウ・グルーヴ。ラテン・フレイヴァーがAngelaにフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=zhY4jemcGyw
「Rainbow Child (Little Pas)」
Angela Bofill作。Angelaの優しさが伝わってくるビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=O8tHUIzPkO0
「What I Wouldn't Do (For the Love of You)」
Jack Perricone/Denise Utt作。アルバムからの2ndシングル。AOR好きも気に入りそうなアーバンなメロウ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Iye72to_iNU
「The Feelin's Love」
Angela Bofill作。メロウなイントロを聴いた瞬間に好き!って思ってしまう素敵なメロウ・バラード。バック・コーラス陣のサポートもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=5LIGRUdC50g
Atmosphere「The Pill」、Vakill「Til the World Blows Up」、MDM & Bentley B「Addiction」、Mndsgn feat. Shaolin Watts, Zeroh & Yvk.「Meridians」、Skuff「Love Beat」のサンプリング・ソースになっています。
Atmosphere「The Pill」
https://www.youtube.com/watch?v=1yY2rhXxGpY
Vakill「Til the World Blows Up」
https://www.youtube.com/watch?v=PZHBziWdbFA
MDM & Bentley B「Addiction」
https://www.youtube.com/watch?v=dzuWZZ5E5B0
「Love to Last」
John Madden作。Angelaのキュートな魅力とメロウ・サウンドが調和した素敵なバラード。Eric Galeのギターがメロウ・ワールドを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4En3DOcv348
Tone Spliff feat. Saigon & Sadat X「Grown Rhyme」のサンプリング・ソースになっています。
Tone Spliff feat. Saigon & Sadat X「Grown Rhyme」
https://www.youtube.com/watch?v=eJlf_RtqsQ0
「The Voyage」
Angela Bofill作。波の音と始まるビューティフル・バラードと思いきや、アフロ・ブラジリアンなエッセンスも散りばめたミステリアスなミディアム・グルーヴという意外な展開で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LlcW5lepiVo
Angela Bofillの他作品もチェックを!
『Angie』(1978年)
『Something About You』(1981年)
『Too Tough』(1983年)
『Too Tough/Teaser』(1983年) ※2in1CD
『Let Me Be the One/Tell Me Tomorrow』(1984/1985年) ※2in1CD
『Intuition』(1988年)