2018年07月14日

Rockie Robbins『Rockie Robbins』

アーバン・メロウな魅力に満ちた1stアルバム☆Rockie Robbins『Rockie Robbins』
ロッキー・ロビンズ
発表年:1979年
ez的ジャンル:アーバン・ソウル/AOR
気分は... :Donnyの遺志を受け継ぐ・・・

今回は再評価の高い男性ソウル・シンガーRockie Robbinsの1stアルバム『Rockie Robbins』(1979年)です。

ミネアポリス出身の男性シンガーRockie Robbinsの紹介は、2ndアルバム『You And Me』(1980年)、3rdアルバム『I Believe In Love』(1981年)に続き2回目となります。

この1stアルバムの裏ジャケには"I dedicate this album to the memory of Donny Hathaway"と記載されています。

本作がリリースされた1979年にこの世を去った天才ソウル・シンガーDonny Hathawayへのリスペクトと同時に、Donnyの遺志を受け継ごうとするRockieの志の高さが窺えます。

ただし、アルバム全体の印象はDonny Hathaway的というより、AORファンも気に入るであろうアーバン・メロウなソウル作品に仕上がっています。

プロデュースはJohnny PateRichard Evans

レコーディングにはDanny Leake(元100% Pure Poison)(g)、Greg Crockett(g)、Ross Traut(g)、Larry Ball(b)、James Gadson(ds)、Morris Jennings (ds、per)、Paul Humphrey(ds)、Denzil Miller(key)、Linda Williams(key)、Paul Libman(key)、Ricky Peterson(key)、Terry Fryer(key)、Derf Reklaw(per)、Paulinho Da Costa(per)、Bobby Bryant(tp)等が参加しています。

軽快なソウル・グルーヴstrong>「I Can Hardly Wait」、Rockieの真骨頂ともいえるメロウ・バラード「If I Ever Lose You」、軽快メロウなダンサブル「I Love You Only」、シングルにもなったEW&Fのカヴァー「Be Ever Wonderful」、アーバンなファンキー・メロウ「Sho' Is Bad」、華やかなディスコ「Miss Dynamite」が僕のおススメです。

AORファンも気に入るであろうアーバン・メロウは、サマー・モードにもフィットするのでは?

全曲紹介しときやす。

「I Can Hardly Wait」
Skip Scarborough/Wanda Hutchinson(The Emotions)作。Rockieの伸びやかなヴォーカルが映える軽快なソウル・グルーヴがオープニング。エレガントなストリングスやソウルフルな女性コーラス隊が盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=cHO4u66w4Vc

「If I Ever Lose You」
Rockie Robbins作。素敵な女性コーラスと共に始まるメロウ・バラード。Rockie Robbins好きにはたまらない1曲に仕上がっています。AOR好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=d1ifdJhcpio

「Funk Street」
Rockie Robbins作。タイトルの通り、ゴリゴリのファンク・チューンですが、Rockieのヴォーカルとストリングス・アレンジで実にスマートに聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9NyphpbMyRE

「When I Think Of You」
Rockie Robbins作。オーセンティックなラブ・バラードですが、こういう曲を歌わせても聴く者を魅了するのがRockie Robbinsというシンガーの素晴らしさですね。
https://www.youtube.com/watch?v=AedIMvue0os

「I Love You Only」
Rockie Robbins作。軽快メロウなダンサブル・チューン。緩急つけながらRockieの伸びやかなヴォーカルの魅力を存分に満喫できます。

「Don't Deny Me」
Rockie Robbins作。小粋なファンキー・グルーヴ。派手さはありませんが、実力派シンガーらしいセンスを感じる1曲に仕上がっています。

「Be Ever Wonderful」
EW&Fのカヴァー(Larry Dunn/Maurice White作)。オリジナルはアルバム『All 'n All』(1977年)に収録されています。Rockieのシンガーとしてのスケールの大きさを感じる好カヴァーに仕上がっています。シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=rwL6O6Jke5w

「Sho' Is Bad」
Richard Evans/Rockie Robbins作。アーバンなファンキー・メロウはかなり僕好み。都会的なソウル・フィーリングがたまりません。AORとの相性もいいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=gL0vo3dxros

「Miss Dynamite」
Greg Crockett/Ray Gardner作。ラストは軽快なギター・カッティングと共に疾走するディスコ・チューンで華やかに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6ABvIJGwKkI

Rockie Robbinsの過去記事もチェックを!

『You And Me』(1980年)
You and Me

『I Believe In Love』(1981年)
I Believe in Love
posted by ez at 01:54| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする