発表年:2011年
ez的ジャンル:ハイブリッド・ダンス・ミュージック
気分は... :W杯ロス?
サッカーW杯が終わってしまい、喪失感が大きい数日間です・・・
こんな時には何も考えず音に身を任せるような音が聴きたい気分です。
今回はハイヴリッドなダンス・ミュージック作品Martyn『Ghost People』(2011年)です。
MartynことMartijn Deijkersは1975年オランダ、アイントホーフェン生まれのDJ/プロデューサー。現在はUS、ワシントンD.C.を拠点に活動しているようです。
ドラムンベースのDJを経て自身の作品をリリースするようになり、ダブステップ/ベースミュージック/テクノ/ハウスを融合させたハイヴリッドなダンス・ミュージックで人気を博しています。
これまで自身のレーベル3024から『Great Lengths』(2009年)、Flying LotusのBrainfeederから『Ghost People』(2011年)、ロンドンの人気レーベルNinja Tuneから『The Air Between Your Words』(2014年)、そして、ベルリンのレーベルOstgut Tonから最新作『Voids』(2018年)をリリースしたばかりです。
僕の得意分野ではないジャンルの作品ですが、Brainfeederからのリリースという点にも興味を持ち、本作『Ghost People』(2011年)を購入した次第です。
こういう得意分野ではないジャンルの作品の方が、余計な予備知識なしに自分の感性のみで聴くことできるので頭をリフレッシュにはいいかもしれませんね。
シングルにもなった「Masks」、中毒性のあるディープ&ハイパーな「Popgun」、ダイナミック&パーカッシヴなタイトル曲「Ghost People」、深夜モードの「Twice As」、8分半を超える大作「We Are You In The Future」あたりが僕のおススメです。
妖しく煌めくディープ&ダークなダンス・ワールドを堪能あれ!
全曲紹介しときやす。
「Love And Machines」
The SpaceapeのMCをフィーチャーしたアルバムのプロローグ。
https://www.youtube.com/watch?v=u2i3iB2JJYc
「Viper」
フューチャリスティックなハイパー・サウンドでダークに駆け抜けます。
https://www.youtube.com/watch?v=e1O9WJrKljE
「Masks」
シングルにもなった曲。少しザラついた感覚のデトロイト・フィーリングのトラックが脳内を侵食していきます。
https://www.youtube.com/watch?v=iPMD_bj4hGc
「Distortions」
ダークなテック・ハウス調トラックで妖しく煌めきます。
https://www.youtube.com/watch?v=B9O-6pBsq1s
「Popgun」
中毒性のあるディープ&ハイパーなダンス・トラック。脳内を空っぽにして音の流れに身を任せたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=RRy8wT3kgsk
「I Saw You At Tule Lake」
インタールード的な小曲。
「Ghost People」
タイトル曲はダイナミックなダンス・サウンドでハウシーに駆け抜けていきます。パーカッシヴな感じが僕好み。
「Twice As」
跳ねるビートで深夜のアンダーグラウンドへ誘ってくれます。ディープな雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=ApQO528wB-I
「Bauplan」
アナログ・シンセが不気味に響くビートレス・トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=qGrs2VkDzp4
「Horror Vacui」
スケールの大きなディープ・サウンドで
https://www.youtube.com/watch?v=Qr5Yp5uA4hs
「We Are You In The Future」
ラストは8分半を超える大作。本作の魅力が凝縮されているドラマチックなダンス・ワールド。さまざまなエッセンスで聴く者を高揚させてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6LtN5qBN87Y
国内盤にはボーナス・トラックとして「Kohei's Park」が追加収録されています。
Martynの他作品もチェックを!
『Great Lengths』(2009年)
『The Air Between Your Words』(2014年)
Doms & Deykers『Evidence From a Good Source』(2016年)
『Voids』(2018年)